Elevenses Laboratory

爬虫類・蟲系ぺっとぶろぐ

モサモサ歩脚を16本追加

2007-05-21 | クモガタ類
 なんか最近クモガタ類を更新する頻度が高いなぁ…。
よし、これもいい機会だから、ついでに最近購入したクモ2匹も紹介してしまおう。




 まずはパラグアイホワイトヘアード(Grammostola sp. "Formosa")。
以前から何となく気になってはいたのだが、同じグラモのpulchraとキャラが被っている気がして今までは回避していた。
しかし、コイツを買った日は他に目当てのクモもいなかったため、折角だからこの機会に買ってみようと思い立ち購入に踏み切ったのだった。




 で、結論から言うと、コイツは大正解だったかもしれない。
ショップの暗い照明では聊か地味に見えた本種だったが、いざ自宅の室内灯の元で見てみると、その毛並みはなんとも上品に輝くではないか。黒い地色から白銀の繊毛が密に生えた風貌は、どちらかというとG. pulchraよりもG. mollicomaに近いかもしれない。かといって決してキャラが被っているなどという印象では無く、他のグラモより短い繊毛が本種の個性を確固として特徴付けている。
さらに、このクモは非常に貪欲で、無尽蔵かと思わせるくらいに餌を食べまくる。
捕食の動作も寸分の無駄無くシュピッと機敏なため、このクモを飼うにあたって給餌はかなり大きなイベントと言えるだろう。

 因みに、この個体の性格は大人しめなようだ。
ショップではカップ越しに牙をむいてくるような個体もいたため、恐らく個体差が大きいのだろう。








 お次はバイーアスカーレット(Lasiodora klugi)。



ねんがんの ラッシーをてにいれたぞ!





 正直言って私がこの種に惹かれないわけが無いのだが、悪名高い刺激毛の脅威を警戒して今まで手を出さずにいた。
しかし、コイツを目の前にした日はちょうど私の誕生日…。しかも、何となくメスっぽい雰囲気を漂わせる個体が手の届く値段で一匹だけ売られていたのだ。この機を逃したら次はいつになるというのか…!
というわけで、自分への誕生日プレゼントという名目でスパッと購入。家に帰って一人で狂喜乱舞しましたよ。フフフ…。




 飼い始めてそろそろ半月が経つが、その性質はいい意味でも悪い意味でも『噂に違わず』といったところだろうか。

まずは、とにかく食う。イエコ程度ならあげればあげるだけ食ってしまうので、見ていて実に爽快だ。
PFが効きやすいといわれる本種。現在の体長は4cm前後だが、その風貌は「こいつはデカくなる」と予感させる何かを秘めている。
これは将来が実に楽しみだ…(*´∀`)

それと、やはり刺激毛を飛ばす頻度は高いようだ。
しかし、タランチュラの基本的な扱い方さえ知っていれば、無闇に毛を浴びまくる事も無いようなので、これはそれ程深刻な障害には成りえないかな…と今のところは思っているw
今回の場合も、ポエキロの時と同様にビビり過ぎていたって事なのか…(´・ω・`)


 大体、タランチュラなんてものは程度の差こそあれ、荒い種か刺激毛を持つ種かの二通りしかいないのだ。(バードイーターは刺激毛を持ち、刺激毛を持たないアースタイガーやバブーンスパイダーは皆荒い。南米産だが例外的に刺激毛を持たないPsalmopoeus属も、基本的に性質は荒い)
そういった障壁をただ回避し続けるのもいいだろうが、やはりいつかは万全のスキルと設備を以って乗り越えていきたい。
爬虫類や昆虫類と比べてクモ飼育歴の浅い私だが、このクルギーとポエキロ達は絶対にフルサイズまで育てきってやろうと思っている。






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