Elevenses Laboratory

爬虫類・蟲系ぺっとぶろぐ

虎が牙をむくとき

2007-05-16 | クモガタ類
 続きまして、バーミーズ・アースタイガー(chilobracys burmensis)の近況をば。




 ウチに来たばかりの時は威嚇するよりも逃げ回る事の方が多かったのだが、最近は環境にも慣れてきたのか、積極的に威嚇してくれるようになった。
いやはや、これが荒いクモを飼う醍醐味か!現在ウチにはアグレッシヴなクモが少ないので、この行動にはかなり心躍らされる。もう最高だ。
もちろん威嚇するだけでなく、ちょっかいを出せばバンバン咬んでくるのだが、これがまた非常にカッコイイ!何度も見たくなって、ついついちょっかいを出しすぎてしまう。
とはいえ、あんまり悪戯し過ぎると、何だかんだで逃げ出してしまうのだが…。






 さて、このクモが結局どんな感じの巣を作ったのかと言うと…これが実に大した事の無いものだったw
当初は鉢の中にL字型の穴を掘り出したのだが、何が気に食わなかったのか途中で放棄。鉢の横に同じような巣を堀り、現在はそこに落ち着いている。
他のchilobracys属と同様にこの種も半樹上・半地中といった具合の巣を形成すると予想していたのだが、巣穴の上に向けて糸を張らないところを見ると、この種は地中性傾向が強いのだろう。
事実、ケージの上部にクモが留まる事は稀で、夜間でも巣穴から出てくることは滅多に無いようだ。

 まぁ、この手のクモの巣作りは半年くらいして大きく化ける事もあるようなので、これからもゆっくりと観察していくつもりである。





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