イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

続・星守る犬

2015年03月09日 11時37分44秒 | 双葉社



発売日:2011年3月20日発行


著者:村上たかし
定価:本体 838円(税別)
ISBN:978-4-575-30300-1
出版社:双葉社
掲載誌:漫画アクション

【双子星】
ふたごぼし。互いに重力で結び合ったふたつの恒星。おおいぬ座のシリウスもこれにあたる。連星とも。

★初出
 双子星……漫画アクション 2009年8月4日号
 一等星……漫画アクション 2009年10月20日号~11月17日号
 星守る犬 / エピローグ単行本描き下ろし

あとがき
『続・星守る犬』を手にとって頂き、誠にありがとうございます。今朝、この本を脱稿したばかりの村上たかしです。今、外は大雪です。今年は本当によく降りました。

前作『星守る犬』は、地味でひっそりとした作品だったにも関わらず、思いがけず、沢山の方から、アンケートはがきや、お手紙・メールを頂戴しました。その一つ一つを何度も読み返しながら、感謝で胸がいっぱいになりました。

今回の続編は、前作『星守る犬』に頂いた二千通りのメッセージに「お返事」を書くつもりで、心をこめて描かせてもらいました。読者の皆様、その節は沢山の温かいメッセージを寄せて頂き、本当にありがとうございました。

また、今回の出版にあたって、多くの方に大変お世話になりました。まず、なんと言っても担当編集者の加納さん、そして箕浦様、染谷様をはじめ、漫画アクション編集部の方々にはいつも支えて頂き、本当にありがとうございました。また、川庄様をはじめとする営業部の皆様方、ライツ事業部など双葉社の各部署の皆様方、ボラーレの星野様にも、大変にお世話になりました。どうもありがとうございました。

そして、いつも熱い想いで本を届けてくださる書店員の方々。本当にありがとうございました!沢山の温かく熱いメッセージを添えて頂き、感激いたしました。

色々と難しいことはよくわかりませんが、最後にひとつだけ。「誰かが自分のことを必要としてくれている」・・・と感じたり、「誰かが自分のことを待ってくれている」・・・と思えることは、きっと何よりも「幸せ」なことなのだと思います。だから人は犬と暮らしたりするのかもしれません。

もうすぐ雪がやみそうです。雲間から、だんだん陽が差してきて、空が少し明るくなってきました。それでは、また。
心からの感謝をこめて。

2011年2月 東広島にて 村上たかし

前作でお父さんと一緒にあの世に旅立ったハッピーには弟犬がおり、死にかけていたのを老婆に拾われチビと命名された。ハッピーがみくに拾われた時、おにいちゃんと必死に呼んだたが、チビの方はダメだとみくは思ってハッピーを連れて行ってしまった。でも結局は持病を持った夫の面倒なんか嫌だと離婚し財産も奪った母親と一緒にお父さんとハッピーを見捨ててしまう。皮肉にも死んでしまうだろうとみくにも周囲にも思われていたチビは長生きする。

老婆とチビの話だけの方が良かったというレビューをamazonで見かけたが、そうかもしれない。お父さんとハッピーがつらい旅を続けている時、それでも親切にしてくれたのに哲男は財布を盗んでしまう。それを知った祖父は叱り、孫と共に北海道から謝罪の旅に出る。


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