イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

ベルト・モリゾ

2007年05月24日 08時21分14秒 | Weblog
 ベルト・モリゾを1度も画家として認めずエヴァ・ゴンザレス弟子にしたエドゥアール・マネエヴァ贔屓し熱心に真似っこ画家として指導し、そればかりかモリゾエヴァを見習えと言って自分の模倣を描く人間しか認めようとしませんでした。更には、モリゾ展覧会のために描いた自分の色に描き変えてしまった不実で恥知らずな男でした。モリゾ“この絵が当選するくらいなら河に身を投げた方がマシと嘆いたそうです。そんなマネとは血の繋がりがあることさえ信じられないくらいウジェーヌ・マネ兄と違って誠実な男性でした。夫ウジェーヌについてモリゾはこう記しています。“私は…私を愛し信じてくれる誠実で素晴らしい男性と出会いました…これで漸く積極的に生きていけますと伝え残した、これらの言葉には夫ウジェーヌへの愛と感謝に満ち溢れています。

 画像は、《モリゾ夫人とその娘ポンティヨン夫人》と題されている、一応はベルト・モリゾの絵として紹介されているです。が、厳密には彼女の絵などではないのです展覧会に出そうと白いドレスの女性だけの本来のモリゾの絵でしたが、マネ黒いドレスの女性を描き足して、自分の色で穢したモノです

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