ベルト・モリゾを1度も画家として認めずエヴァ・ゴンザレスを弟子にしたエドゥアール・マネはエヴァを贔屓し熱心に真似っこ画家として指導し、そればかりかモリゾにエヴァを見習えと言って自分の模倣を描く人間しか認めようとしませんでした。更には、モリゾが展覧会のために描いた絵を自分の色に描き変えてしまった不実で恥知らずな男でした。モリゾは“この絵が当選するくらいなら河に身を投げた方がマシ”と嘆いたそうです。そんなマネとは血の繋がりがあることさえ信じられないくらい弟ウジェーヌ・マネは兄と違って誠実な男性でした。夫ウジェーヌについてモリゾはこう記しています。“私は…私を愛し信じてくれる誠実で素晴らしい男性と出会いました…これで漸く積極的に生きていけます”と伝え残した、これらの言葉には夫ウジェーヌへの愛と感謝に満ち溢れています。
画像は、《モリゾ夫人とその娘ポンティヨン夫人》と題されている、一応はベルト・モリゾの絵として紹介されている絵です。が、厳密には彼女の絵などではないのです展覧会に出そうと白いドレスの女性だけの絵が本来のモリゾの絵でしたが、マネが黒いドレスの女性を描き足して、自分の色で穢したモノです
画像は、《モリゾ夫人とその娘ポンティヨン夫人》と題されている、一応はベルト・モリゾの絵として紹介されている絵です。が、厳密には彼女の絵などではないのです展覧会に出そうと白いドレスの女性だけの絵が本来のモリゾの絵でしたが、マネが黒いドレスの女性を描き足して、自分の色で穢したモノです