狂電関人の写真庫

狂電関人本人のこれまでの写真のストックを思うまま徒然に表現。お立ち寄りの際には一言コメントをいただけると幸いです。

木曾谷 夢のあと

2010年07月21日 23時38分20秒 | 昔の写真
本当に少し前までここに憧れの森林鉄道が走っていたのです。

わずか数年後、まだ枕木が残っていました。

この時の、木曾谷訪問はイマジネーションを掻き立てられました。

撮影;1982年 木曾谷 田島にて Nikon F2 PhotomicSB Nikkor28㎜ TX
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マスコット!?

2010年07月20日 23時21分05秒 | 昔の写真
昨日に続き木曾谷ネタ庫からです。

電関人は、本物現役時代に遭遇できなかったことも手伝って

『森林鉄道』に対する憧れがとても強いのです。

それで、木曾谷の廃線跡巡りは大小合わせて5回ほどを数えます。

滝越地区あたりは、数年前の大地震ですっかり変わってしまっているかもしれませんが、

まだ1980年代初頭は、大滝森林鉄道など最後まで活躍した路線の廃止から

わずか5年ほどでしたので、結構いろいろな車両や遺構を見つけることができました。

そんな中で、何とも愛くるしくてぜひ走行シーンを見てみたかったのが

赤沢休養林に当時保存されていた写真のモーターカーです。

まるでロボットの顔のような出で立ちでモーターカーというより、

ミニレールバスといった感じの車両で、まさに木曾谷のマスコットです。

撮影;1982年 赤沢休養林 森林鉄道資料館にて
         Nikon F2 PhotomicSB Nikkor50㎜ TX
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臨時増刊号 赤沢森林鉄道訪問記

2010年07月19日 18時25分10秒 | 私鉄・地方交通 東海/中部/近畿

1泊2日バスツアーの最大の目的は電関人らしく現存森林鉄道である、
赤沢森林鉄道の訪問でした。

その名の通り、この鉄道は観光用ではなく
赤沢森林の管理を目的とした正式な林用鉄道なのです。

ここを初めて訪問したのはまだ今のように観光用に列車を運転するようになる遥か前
1982年のことだと記憶しています。
ギリギリ本物の木曽森林鉄道の現役時代に間に合わなかった世代である電関人は、
大学時代に何度となくその痕跡や保存されている車両などをさがして

木曽谷を訪れています。

その最後の頃にようやく赤沢休養林にたどり着きました。当時インターネットなど無く、
事前にこの赤沢に木曽森林鉄道の資料館が有ってボールドウィンほか
貴重な車両たちが大切に保存されていることは知りませんでした。
赤沢に行ったのは全くの偶然で、5万分の一の国土地理院発行白地図を基に
廃線跡らしい林道を調査して回っていた最中のことでした。


まさか実物に会えるとは思っていなかったので、この時は狂喜しました。
そしてここは当時すでに森の奥深くまで線路が敷設されていて車両を
整備さえすれば今にも動きそうなそんな感じでした。
参考に昨年10月に群馬県の根利の施設に保存されているボールドウィンの
写真をアップします。煙突の火の粉防止装置の形状ほか
さまざまな部位の形状が異なっています。



人車や台車が無造作に留置されてそれはまさに林鉄そのものがここに現存している
ことを意味していました。(1982年撮影)


観光旅行のパンフレットなどには赤沢休養林のトロッコ列車と書いてあり
とても本物という感じはしないのですが、この標識が何よりも森林鉄道で
ある証です。

着いてすぐ資料館に行くと入り口では台車の列がお出迎えしてくれました。

現在客車に使われているのもこれらと同様のもので当時のものをレストアしていると
思われます。
そしてDLたちがその先に並んでいます。

どれもみなSKW(酒井製作所)のロコ達です。
確か記憶ではこの林鉄が観光運転を始めた頃はこのSKWが牽いていたと
記憶しますがおそらく運行上の安全性や保守の面からHKWを新規投入したと
思われます。なにせバスツアーでの立ち寄りなので時間も無く詳しい話を関係者に
聞く暇があませんでした。
片道10分であれ現役の森林鉄道に乗車できたのは感無量でした。

到着後、機回し作業風景。
ポイントを切り替え、手を挙げて出発進行の合図。
イグゾースト管の根元には空気清浄機らしきものが付いていて、
環境に配慮していることがうかがえます。

丸山渡駅で機回しも済んで折り返し出発前。


途中駅の呑曇淵を通過する列車。鬱蒼と茂る木立の中をのんびりと走る。
沿線は、せせらぎ沿いのS字カーブやミニティンバーで小川を渡ったりと中々
本格的な林鉄沿線風景です。
しかも途中に枝線があって、人車2両、箱トロ2両、タンク車1両が留置されていて
とても雰囲気が有ります。


以上、長くなってしまいましたが赤沢森林鉄道訪問記でした。

撮影;モノクロ:1982年赤沢休養林 NikonF2 PhotomicSB Nikkor28㎜/50㎜ TX
根利のボールドウィン: 2009年10月4日OLYMPUS E300 ZUIKO D Zoom 14-42㎜
その他2010年7月18日 OLYMPUS E30 ZUIKO D Zoom 14-54㎜
     
  

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バスツアー記 7/18編

2010年07月19日 17時01分07秒 | 私鉄・地方交通 東海/中部/近畿

明けて18日は、下呂温泉のホテルを8時前に出て一路赤沢休養林に向かいます。
今回の旅行で一番楽しみにしていた森林鉄道乗車。

途中、寝覚の床が見えるドライブイン木曽路で休憩し上松からはいかにも森林鉄道が
1970年代中ごろまで活躍していたような森林の溢路を分け入っていきます。
っと赤沢休養林に到着。80年初頭に来た時とは違って随分と観光地化していました。

森林鉄道については別途詳しくレポートしますが、
先ずは約30年ぶりにボールドウィンに対面します。
こちらは、昔と変わらず美しい姿のままでした。


嬉しいことに、庫外の撮影しやすい場所に出ていました。

そして、いよいよ森林鉄道に乗車。


牽引は赤沢森林鉄道用に後から増備したHKWこと
北陸重機製の8t機で132PSのDLです。
もともとここ木曽森林鉄道で働いていたSKW(酒井製作所製)のDLに
そっくりの形態が嬉しいです。

客車の方は、
台車はレストアされていますが昔のものを再利用しているのでは?!
上物の箱は新造したのでしょう遊園地によくありそうなタイプです。
前後に小さなデッキが有ってそこからの乗り降りは昔と変わりません。
そこに1両おきに係の職員が乗車していて出入り口の鎖の開け閉めと
台車の手ブレーキ操作を行います。

片道約10分ですが、なかなかの乗り心地で感動いたしました。

次の立ち寄り先は、御岳山。3000m級の単独峰です。
遠くから眺めたことはあってもこのゴンドラに乗って2500mまで上がるのは
初めてです。

少し雲が多かったのですが、恵那山、木曽山脈、八ヶ岳、浅間山、乗鞍、穂高、
槍、さらに遠くは立山方面の山々までダイナミックなパノラマが楽しめます。


ゴンドラ終点駅のすぐそばの高山植物園にはコマクサが咲いていました。


2500mから上には雲間に所々雪渓が見られました。

少し涼しいぐらいの御岳山5合目を後に、最後の目的地奈良井宿に向かいます。
奈良井宿は、昨日の妻籠、それに馬籠などと並ぶ中山道の宿場で昔の街並みを
保存していますが、その中でも規模は最大級です。
奈良井へは鐡道の撮影では行くものの観光は今回がはじめてでした。


樹齢300年という木曽杉を使った立派な太鼓橋がかかっています。

奈良井宿散策はこの太鼓橋を渡ることからスタート。
伝統的な家屋が並ぶ町並みは約1㎞を超え、
町並みを季節の花々が美しく飾ってます。


町並みが木曽の山並みに溶け込むように・・・


奈良井宿では、ユリのほか桔梗が多く飾られ夏から
秋への季節の移ろいを感じます。


奈良井宿ほか木曽地方では昔ながらの板葺石置き屋根が散見されます。

そして最後にこの旅を締めくくるのは鉄道ネタです。


奈良井宿の駐車場の隅に飾られているC12199号機。
昭和13年に我が町蕨の日車工場で産声を上げ、最初は山形機関区、それから
飯山機関区を経て木曽福島機関区で活躍し昭和49年に廃車。
なんだか愛着の湧く機が奈良井宿を見守っています。

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バスツアー記 7/17編

2010年07月19日 15時00分35秒 | 鉄道以外

ちょっとバス旅行に出てました。

大好きな信州方面、しかも赤沢休養林で森林鉄道に乗れるのでこのツアーを選びました。

初日は、集合地のさいたま新都心を出て県内1ヵ所にて他のお客をピックアップしたあと、

川越ICから鶴ヶ島JCから圏央道を通って八王子から中央道で飯田ICまで。

連休初日ということもありそこそこの渋滞を抜け、おおよそ予定通りの運行時間。

しかし、初日の目玉でもあった天竜川下りは数日前からの断続的な豪雨のため、

水かさが増しており欠航となりました。

次の立ち寄り先はちょっと山越えで中山道妻籠宿へ。

以前にも訪れているけれど、電関人は前にも書いたように伝統的日本建築が好きです。

折しもこの日多くの地方が梅雨明け宣言。空には爽やかな夏空が広がりました。


赤い百日紅も夏らしさを演出してくれます。

のんびり妻籠宿の散策を楽しみます。

電関人の好物である地酒を仕入れに酒屋に立ち寄るとその店先に、


バレーボールどころかバスケットボールほどの大きさが有る紫陽花が・・・

この時期は、梅雨の花と夏の花の両方が目を楽しませてくれます。

さらに他のお店では・・・


三毛が店番をしてました(笑)

当然宿場町ですので旅籠というか民宿が点在しています。

宿場街のはずれに佇む宿。


静寂の中、縁側で読書に興ずる外人客が不思議と景観に馴染んでました。

この後、我々の宿泊地である下呂温泉にバスは向かったのでした。

7/18編に続く。

撮影;OLYMPUS E30+ZUIKO D Zoom14-54㎜

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