自問自答しながら、重い気持ちの中でも、時は平等に流れる。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
放射線治療を、始めるにあたり、入院が必要と、なった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
放射線は、毎日1回、週5日照射する。土日は、照射が休みなので、
外泊も、許可を取れば、自由に出来る![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
入院の話しは、少し前から、主治医N先生から、説明があったし、
覚悟は、出来ていた。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
でも、やっぱり家族と離れて、一人病床ってのは、悲しいね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
先生に無理を言って、限界ギリギリまで、家に居る事を、許可してもらった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
私にとって、このギリギリの限界の時間は、自分の心を精算する為の時間でもあり、
入院生活開始の、踏ん切りの時間でもあった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry2.gif)
そんな世間は、ゴールデンウィーク。
私も、ゴールデンに、過ごしたい。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/apples.gif)
入院前に、家族と一緒に、美味しい物食べたり、ちょっと外出したり、
楽しく、時間を過ごす事が出来た。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
そんな、楽しい時間は、あっと言う間に過ぎて、入院当日![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_uru.gif)
朝イチで、病院へ向かい、入院手続きを済ませ、病棟へ。
担当看護師Yちゃんの先輩Nさんが、待っていてくれた。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
「又、しばらくお世話になります。」と私。
「今回は、ちょっと長い入院やね。2ヶ月くらいかな?」とNさん。
そう言って、部屋に案内された。又もや、4人部屋。606号室。
1番、端っこの隅の部屋。なんだか、ちょっと、寒かった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
他の3人は、皆おばさま&おばあさま。私33歳。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
そして、病棟内を見回しても、同年代の患者は、居ない。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
同じ患者でも、同年代は、みな妊婦![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry2.gif)
一気に孤独の淵に。
個室に入りたい。でも、又空いてない。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
私は髪が無く、ハゲていたから、周りの人にすれば、
「あー、若いのにこの子、癌なんだね」
と、一目瞭然。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
私はこの頃、自分の殻にこもって、バリアを大きく広げていたから、
ぺらぺら、話し掛けて来る人は、居なかった。
いつも、1人でご飯を食べて、1人で時間を過ごし、1人で行動していた。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
入院当日は、内診が義務づけられていた。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
私の、入院した日は、教授回診の曜日でもあり、私は主治医N先生では無く、
N教授に、内診をしてもらう事になった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif)
『えー、主治医以外に、診られるの嫌だなぁ・・・』
教授の診察と言う事もあり、カーテンの向こうのギャラリーは、
いつもの、倍に。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
N教授、
「ちょっと痛いかも、知れ無いけど、僕はベテランだから、心配無いからね」
見た目は厳しいが、とても心が優しい、教授。
心をリラックスさせてくれて、無事内診終了。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
それから、別の日。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cherry_blue.gif)
いよいよ放射線照射位置を、決める為の相談の日。
初めて、案内されたその場所は、
「高エネルギー室」
と言う名前の治療棟で、1Fの奥の奥、そして又その奥に、建て増しされた場所に、
そこは、あった。まるで、隔離されてるみたいに。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
照射位置を決める為、別室に呼ばれ、固いベットのような物に寝て、
照射場所(骨盤・大腿骨辺り)に、技師さん達が、2人係りで、
マジックで、印を描いていた。
だいの大人が、2人、私の照射場所に、落書きしてるようで、その様は、
とても笑えた。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yaho.gif)
でも、笑えない、私のこれからの治療![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
明日の治療から毎日、これを提出してね
と、渡されたファイル。
そこには、私の名前と、放射線の機械?についての、注意書きが書いてあった。
「放射線の機械は、決してあなたを、襲ったり、傷つけたり、しません。
ですから、照射中は、絶対に動かないで下さい」
みたいな、意味合いの事が、書かれてあった。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/pen.gif)
そして、その文章を見て、不安になってる私を察して、看護師さん、
「放射線を照射する機械は、とっても大きいから、明日の治療の前に、今、ちょっと
見ておこうか?そしたら、不安も除けるね」
そう言って、わざわざ、明日治療すれば、解る機械の大きさを、
見せて、説明してくれた。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
「リニアック①室」と書かれた、紫の扉の部屋。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cherry_red.gif)
むっちゃ大きい機械
そして、厳重な重い扉。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
どうりで、隔離した大きな棟が要るわけだ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
その大きな放射線の機械が、この棟には3機もあり、その横に、
「腔内照射室」と言う、直接患部に放射線を照射する、部屋もあった。
いよいよ、明日から、本格的な次のステップの治療、放射線照射が始まる![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/roket.gif)
次へ続く![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_r.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
放射線治療を、始めるにあたり、入院が必要と、なった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
放射線は、毎日1回、週5日照射する。土日は、照射が休みなので、
外泊も、許可を取れば、自由に出来る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
入院の話しは、少し前から、主治医N先生から、説明があったし、
覚悟は、出来ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
でも、やっぱり家族と離れて、一人病床ってのは、悲しいね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
先生に無理を言って、限界ギリギリまで、家に居る事を、許可してもらった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hand_goo.gif)
私にとって、このギリギリの限界の時間は、自分の心を精算する為の時間でもあり、
入院生活開始の、踏ん切りの時間でもあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry2.gif)
そんな世間は、ゴールデンウィーク。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/apples.gif)
入院前に、家族と一緒に、美味しい物食べたり、ちょっと外出したり、
楽しく、時間を過ごす事が出来た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
そんな、楽しい時間は、あっと言う間に過ぎて、入院当日
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyob_uru.gif)
朝イチで、病院へ向かい、入院手続きを済ませ、病棟へ。
担当看護師Yちゃんの先輩Nさんが、待っていてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
「又、しばらくお世話になります。」と私。
「今回は、ちょっと長い入院やね。2ヶ月くらいかな?」とNさん。
そう言って、部屋に案内された。又もや、4人部屋。606号室。
1番、端っこの隅の部屋。なんだか、ちょっと、寒かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
他の3人は、皆おばさま&おばあさま。私33歳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
そして、病棟内を見回しても、同年代の患者は、居ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
同じ患者でも、同年代は、みな妊婦
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_cry2.gif)
一気に孤独の淵に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
私は髪が無く、ハゲていたから、周りの人にすれば、
「あー、若いのにこの子、癌なんだね」
と、一目瞭然。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
私はこの頃、自分の殻にこもって、バリアを大きく広げていたから、
ぺらぺら、話し掛けて来る人は、居なかった。
いつも、1人でご飯を食べて、1人で時間を過ごし、1人で行動していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
入院当日は、内診が義務づけられていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ase.gif)
私の、入院した日は、教授回診の曜日でもあり、私は主治医N先生では無く、
N教授に、内診をしてもらう事になった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_cry.gif)
『えー、主治医以外に、診られるの嫌だなぁ・・・』
教授の診察と言う事もあり、カーテンの向こうのギャラリーは、
いつもの、倍に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_1.gif)
N教授、
「ちょっと痛いかも、知れ無いけど、僕はベテランだから、心配無いからね」
見た目は厳しいが、とても心が優しい、教授。
心をリラックスさせてくれて、無事内診終了。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/good.gif)
それから、別の日。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cherry_blue.gif)
いよいよ放射線照射位置を、決める為の相談の日。
初めて、案内されたその場所は、
「高エネルギー室」
と言う名前の治療棟で、1Fの奥の奥、そして又その奥に、建て増しされた場所に、
そこは、あった。まるで、隔離されてるみたいに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaminari.gif)
照射位置を決める為、別室に呼ばれ、固いベットのような物に寝て、
照射場所(骨盤・大腿骨辺り)に、技師さん達が、2人係りで、
マジックで、印を描いていた。
だいの大人が、2人、私の照射場所に、落書きしてるようで、その様は、
とても笑えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_yaho.gif)
でも、笑えない、私のこれからの治療
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
明日の治療から毎日、これを提出してね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hearts_pink.gif)
そこには、私の名前と、放射線の機械?についての、注意書きが書いてあった。
「放射線の機械は、決してあなたを、襲ったり、傷つけたり、しません。
ですから、照射中は、絶対に動かないで下さい」
みたいな、意味合いの事が、書かれてあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/pen.gif)
そして、その文章を見て、不安になってる私を察して、看護師さん、
「放射線を照射する機械は、とっても大きいから、明日の治療の前に、今、ちょっと
見ておこうか?そしたら、不安も除けるね」
そう言って、わざわざ、明日治療すれば、解る機械の大きさを、
見せて、説明してくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
「リニアック①室」と書かれた、紫の扉の部屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cherry_red.gif)
むっちゃ大きい機械
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
どうりで、隔離した大きな棟が要るわけだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
その大きな放射線の機械が、この棟には3機もあり、その横に、
「腔内照射室」と言う、直接患部に放射線を照射する、部屋もあった。
いよいよ、明日から、本格的な次のステップの治療、放射線照射が始まる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/roket.gif)
次へ続く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/arrow_r.gif)