明けない夜はない

膣ガンステージ、肝臓に遠隔転移あり。只今経過観察中。そんな私の心の叫びと、乗り越えて来た事、あれこれ。

去年の冬の日

2006-12-28 11:10:40 | 病気の経緯と治療とか
ご無沙汰しております<(_ _)>

ご心配下さった皆さん、ちゃんと生きてますよ。(笑)
元気です。どうもありがとうヽ(´ー`)ノ

こちらは、今年のクリスマスケーキ「菓子職人」の、
ザッハトルテ風、チョコケーキ



そして断面図




さて。
先日、家族でご飯を食べてる時、ふとこんな会話になった。

『実家に私達夫婦がやって来て1年、忘れられなかった出来事は?』

そっか、もう実家に世話になって、1年も経つんだな。
季節を全部ここで、一巡し堪能した事になる。早い!(@_@)

私達は、(夫+私)印象に残った、忘れられなかった出来事なんて、
ぱっっと思い付かない。なんだか、いっぱいあり過ぎて。
あ、でも思い出した!病棟医長I先生の、5回に渡る針刺し!(笑)

そして、母は、こんな話をした。

「去年の12月某日、京都で記録的な大雪の日、その日は朝から抗がん剤治療の予定で、
 病院へ行かねばならない日だった。その日の事を今も克明に思い出す」

と。
あー、そーいや、そんな事もあった。

去年、12月22日。(手帳より)
その日は、朝起きると、雪が積もっていた。
辺りは、シーンと静かで、雪が降る音だけ聞こえてくる。深々と。
京都で、我が家の地方に、雪が積もるなんて事は、そうそうない。
だから、準備も無ければ、用意も無い。

点滴入りしなきゃならない時刻は、朝9時半。
病院は、隣り県だから、いつも高速を使って、通っている。
まずは、TVで道路状況チェック。問題なし。
でも、車を、出せるだろうか?
高速道路まで、辿り着けるだろうか?


家のまん前から、雪がたんまり積もってる。
私達の車は、家の近所にガレージを借りていて、外駐車。
当然、フロントガラスは、凍ってる。
お湯をいっぱい沸かして、凍ったフロントガラスにじゃーっと掛ける。
一気にガラスは、氷が溶け、エンジンもかかるし、なんとか出れそう。
でも、肝心な、『タイヤチェーン』が無い!(@_@)
(スタッドレス履いてない)


でも、命を繋ぐために、行かなきゃ。点滴打たなきゃ。
そんな思いで、チェーン無しの標準タイヤで、病院へ向かった。

我が実家は、少し高台に位置してるから、町へ出るまでに、下り坂が多い。
まずは、そこがネック。
夫は、雪地方で育った訳でも無かったけど、幸運にもスキーマニアで、
雪道の運転には、自信があった。
轍を通りながら、ハンドルを匠に操り、やっとの思いで、町へ出れた。
ここまで来るのに、通常5分の所が、40分。
しかし、すんごい渋滞の列。(@_@)車は、前後ぎゅーぎゅー。
少しの傾斜部からは、止まる事が出来ず、ずり下がってくる車や、
立ち往生してる車、脇に止めてチェーンを履く車と、
雪の備えが無い私達にとって、意地悪な雪の日となった。

「こりゃー、絶対遅れるな・・・。」

渋滞を待ってる列の中、病院へ電話をすると、病院スタッフ、

「遅れても良いからね。何時でも待ってるよ。気を付けて来てね

何時でも良いと言われ、半ばホッっとしたけど、なんせ車は動かない。
この渋滞の列に、1時間ちょい、ハマってた事になる。
寒さ故、通常ならトイレに行きたくなるはずだけど、ツイてる?事に、
私は、その頃まだ「尿管」を装着してたので、その心配はなかった。
その心配があるのは、付き添いの夫だけ・・・。^_^;


結局、何時間経っても車は、数メートルしか動かないし、
雪はどんどん降り積もって来るしで、次の点滴の日程を電話で決め、
この日は、大雪の為病院へ行くのを断念した。

これが、母が印象に残った話。
今思い出すと、あんな事もあったねーなんて、昔話になってるけど、
この時は、カナリ焦った。



こっからは、私達が印象に残った話。

去年あの大雪の日、点滴予定だったのが、出来ず終いだったから、
代わりの日(12/26)に、打つことに。
どーしても、年内に打たねばならない状態だった私。
ほんとは、このまま逃げたかったけど、仕方無い。打ちに行った。

もう年末で、重篤な患者さん以外は、外泊の為、病棟は空いていた。
それに加え、先生達も手薄になってて、いつもの針刺し先生は居ない。

いつものように、採血を先に済ませ、OKが出たので、点滴開始。
今日の針刺しは、誰がしてくれるんだろ?
そう思ってるトコに、病棟医長I先生、登場。

「よっ!元気やったかい?今日は、顔色もエエなぁー」

この人、とても軽い。(笑)でも、結構偉い先生なんだよ。
いつも、声掛けしてくれて、優しい頼れるアニキって感じの病棟医長。
この先生なら、針刺しも心配無しだな・・・と、この時は思った。


いつもは、看護師がサポートに来るのに、I先生1人でガラゴロ点滴押してきて、
何もかも、1人でやる様子・・・。大丈夫なんだろーか???
それに加え、手慣れて無い様子・・・。益々、不安がよぎる。

予感的中あれこれ、ブツブツ言いながら、やってる。
それだけなら、良かったんだけど。
針刺しが、ヘタクソ~。左手、2~3箇所。
それでも諦め切れずに、左手でルート取ろうとした。
あまりに痛くて、「先生痛いよー!」と叫んでしまった。
その度に、I先生、

「堪忍な、許してな、もうちと我慢してな」

って、優しいなぁー。(笑)
あなたの部下のS女医は、いつも一発針刺しよ!と、
心の中で言うも、I先生の人柄で、許せてしまう。
結局、右手(利き手)に針刺し。2発目でようやくルート確保。^_^;
安堵も、束の間・・・。
今度は、針を固定する事が出来ない。

「こんな、粘着テープ、初めて見たなー、どないするんや?」

笑えないんですけどー。なんとかしてよ~!!!
せっかく、ルートは確保出来ても、ヤクを流す事が出来ない。

「わし、手術は、上手なんやで。」

はいはい。(笑)

「10年前は、こんな粘着テープなかったんや」

えっ?もう10年も、針刺ししてないのかー???
ま、考えてみたら、針刺しってうちの病院では、研修医や下っ端(失礼)がする事が多い。

なんだか、ブサイクに、粘着テープで固定され、ようやく開放されたか?と、
思った頃、看護師到着。(遅いっちゅーねん)

「なんだこれー?先生、このテープは、こうやってね、こうするの!」

I先生、看護師に怒られてた。(笑)
でも、

「わしは、このタイプより、昔のタイプが好きなんや。」

とか、言い訳してる様子。看護師も負けずに、

「今は、コレでやるんですっ!」

I先生、

「・・・・・」

こうやって、合計5回の針刺しで、点滴の針刺しがトラウマになりそうな、
出来事だったけど、I先生だから、なんだか許せた。
患者にも、看護師にも、偉そうに言わない。フレンドリーで優しいI先生。
でも、もう転院して、この病院には居ないけど。( ´Д⊂

しかし、後にも先にも、5回の針刺しは、この日の体験のみ。(笑)


あれから1年。
尿管も外れたし、髪もふさふさ伸びたよ~(*^^)v
この姿を、先生に見て貰いたいな。(ノ∀`♥)

と、去年の昔話でしたとさ。ヽ(´ー`)ノ

この写真は、今年のクリスマスに、「新風館」で撮った物



見に来て下さってる皆様、仲良くして下さってどうもありがとう
今年も、後もう少し来年も笑顔で、迎えられますように

ヤク入れラスト

2006-10-31 10:56:56 | 病気の経緯と治療とか
やっと、現在日記です

10/30天気

昨日は、通院+点滴予定DAY?に加え、
放射線の3ヶ月検診?もあったから、朝は早起きで、慌しい。
診察予約は、朝イチ9:00。∑(`ヮ´*)オォ!!!


3ヶ月ブリに、放射線科の先生に会った。(当たり前か、3ヶ月検診だし)
なんか、忘れ掛けてるんだけど、確かに私は、
放射能をいっぱい浴びて治療を受けた。その経過を見る為の、検診。

問診と、触診され、際立って問題も何もなし。
でも、又3ヵ月後に検診がある。その予約を昨日入れた。
3ヵ月後・・・。予約表の紙面には、『2/5』と記されていた。真冬だな。
その頃私、何してんだろ?^_^;とか、考えてしまった。
忘れていたいけど、やっぱ又引き戻される現実。
ずっと、こうやって、病院と付き合っていかねばならない。確認をする為に。


放射線科の診察が終わって、すぐに6F『女性診療科』へ。
今日は8クール②回目、投与予定日。
受付けには、18年のベテランSさんが、居てくれて、採血され、面会室で待つ事1時間・・・^_^;

信頼のおける担当M女医、登場。

「クランベリーさん・・・。白血球の値、微妙だわ・・・。只今詳しく、検査中
 もうちょっと、待っててね」

あー!又、このパターンか!
増えない私の中の、白血球・・・。又、伸び伸びになるんじゃ無いの?

なんだか、やるせなくなったが、待つ事じーっと40分くらい。
すると、受付けから、ナースの皆が面会室に居る、私の方を見て、
手を振り、両手をあげて、「マル」のサインをしてる。どうやら、ヤク入れ、出来るようだ。(笑)
そして、今日の私を世話してくれるのは、担当看護師Yちゃん
最終回に、ふさわしいわ。


担当医M女医が、再度やって来て、

「クランベリーさん、今日、微妙なギリギリ値だけど、最後(最終回)だから、打つし!」
へ?最終回?聞いて無いんですけどー。^_^;ま、嬉しいけど。
こないだ、外来の時、主治医Nは、今年いっぱいを、目途に・・・と、
言っていたから、てっきり、もう1クールやるのか?と覚悟していた
でも、どうやら、主治医Nと担当医M女医の話の中では、決まっていた事項のようだ。
と言う訳で、(どう言う訳だ?)投与決定。ヽ(・∀・)ノ゜+.゜☆

本日の白血球情報
白血球=1700うち、好中球1096

ほんと、ギリギリ。^_^;
好中球1000を切ったら、打てない。抗がん剤を打つ事で、又血球値下がるし。

前回みたいに、HAKIKE来たら、どうしよー( ´Д⊂
ブルーだけど、やるしかない。そう、最後だしね。『松之助』も、待ってるし
打つんだ!わたし!(立つんだジョー!!!風に)

今日で、一応ピリオドを。
TJ bi weekly chemotherapy8クール②回目開始。
予定より、1時間遅れて、始まった。

Day15(実際には、ずれて18日目なんだけど)

最後の針刺し、やっぱし担当M女医。ヽ(´ー`)ノ
でも、今日は、血管が寒くて、縮こまってて、私の自慢の立派な血管、
浮き出てくれないー。(*/□\*)だから、針刺し、痛かったよ。Σ(´Д`lll)

体重測定忘れた私。(あんなに待ち時間あったのに)
担当看護師Yちゃんワゴンに乗せて、体重計を病室まで持って来た。(笑)
結構、体重測定って重要なのね・・・^_^;
そして、測定。体重の数値を皆に見られ、一同無言。(なんでや?謎)


11時、ルート確保。


吐気止め、アレルギー止めなど、生食3種類注入。そして、レスタミン、5錠服用。

何度も、何度も、針が刺された、私の右腕。
(左腕バカで、血管とれない)
傷みたいに、なってるけど、頑張って来た証拠。勲章?かな?(笑)
そんな、タキソールとも、今日でおさらばさ!ヽ(・∀・)ノ゜+.゜☆

白血球↓↓の為、いつもより、更に減量・・・。
メインのお薬。
タキソール=90㎎

いろんな方々のブログで、見ていたお薬。私の場合は、こんな感じ



更に減量で、効果あるのか?とか、素人のクセに、考えたけど、
効果が無い!と思ってるなら、主治医Nも、最初から、オーダーしないよな。
今日も、治療が出来ると言う事に、感謝して。<(_ _)>

途中、バイタルチェックと、気分を聞きに、Yちゃんが、何度も来てくれて、少し、話した。

「クランベリーさん、もうすぐ、お誕生日ですよね?」

えー?まぢで、覚えてんの?それとも、ヤマカン?^_^;
とか思ったけど、彼女も同じ『さそり座O型』
そして、私が痛みの果ての入院した日が、誕生日の前々日だった。
と言う事もあり、覚えててくれた。ちょっと嬉しいな。(笑)

「私、もう今年26歳で、30歳の仲間入りです!」

だってさー!あんた、26歳で、30ってどんな計算だ?^_^;
でも、可愛いし、許すよ。(笑)
私は、因みに26歳の頃は、結婚してた。
まさか、7年後こんな、病気になってるとは、夢にも思わなかったけど。

そして、抗がん剤が最終回だと言う事は、病棟にも、用事が無いと言う事。
もちろん、外来での検査、診察は、続くので、主治医Nとは、切れないが、
外来の看護師では無い、Yちゃんには、直接会う事は出来ない。

「クランベリーさんと会えなくなるのは、淋しいけど、戻って来てとは、
 言えないね。でも、私ここにずっと居てますから。」

やっぱ、最後まで可愛いね。Yちゃん。どうもありがと。
辛い時、手をとって、体さすって、『手当て』で励ましてくれたね。
良い旦那さん、見つけて、家族作るんだよ。ヽ(´ー`)ノ

そして、何事も無く、最終回の抗がん剤が終わり、抜針。
抗がん剤最後で、嬉しい反面、淋しさもやっぱある。


でも、抗がん剤は最終回でも、病気との付き合いは、最終回では無い。
早速、帰りがけには、次の予定として、来週「婦人診療科」の予約票を渡された。
退院証明書の(1日入院扱いになってるから)転記の欄には、

①治癒②治癒に近い状態③その他

とあり、私の状態は③に丸印。まだ、これからも治療が続くんだ。
そう思うと、テンションが下がるけど、一山乗り越えた事には、
変わりない。(*´ー`*)

病院を出たのは、もう17時前。秋も深まって、辺りは暗くなって来た。


さて、お楽しみのご褒美

いつも、病院へ通院する日は、帰りに自分に対しての「ご褒美」を
と、自分の中で決めている。
結構それが、楽しみ+励みになってる部分もあるし!ゎーィ♪ヽ(*´∀`)ノ

今回は、長く連れ添ってる友①の勧め+お気に入りのお店、『松之助』で、
この季節しか味わえないと言う、「アップルパイ」にスポットを当ててみた。
秋=栗・芋・カボチャ・・・・と、思いがちだけど、リンゴだって、旬なんだ。



お土産には、手作りの「ビスケット」と「クランベリースコーン」を、
買って帰り、長い1日を締めた。

次回、診察予定日は、11/9です

新8クール目と副作用の効き目

2006-10-27 12:22:44 | 病気の経緯と治療とか
やっと、最後の過去日記


先々週、10/13の日記より

今日は、13日の金曜日。w( ▼o▼ )w オオォォ!! とうとう、この日がやって来た。
本日点滴投与DAY

程々に早起きして、車で向かうは、S医大。 今日の天気は、晴れ。
2週間ぶりの病院再来+1ヶ月ぶりの抗がん剤投与予定で、 めちゃ緊張!体は硬直しまくり。

そして、向かうは、6F病棟へ。 そーいや、10月から、診療科の名前が変わった。

前は、「産婦人科」それを、「産科」と「婦人科」に、 分けていたが、10月からは、
母子診療科」と、「女性診療科」と、言い分けるようになった。
ゆくゆくは、全く別に分けての、病棟になるらしい。 そして、病棟は只今、増設工事中・・・。


ナースステーションで、両手広げて、私の担当看護師Yちゃん、 待っててくれた
しかーし!夜勤明けで、勤務を終えたばかり・・・。

「今日のお世話は出来ないけど、お顔だけでも、見れて 良かったわー来られるの、ずっと待ってました。」

中々可愛い事、言ってくれるじゃ無いか。若干、25歳。
私は、この若干25歳Yに、どんなけの、励みと支えを、 もらっただろう。

去年11月の、本格的な「癌告知」から、ずっと私の世話を してくれている。

「クランベリーさんの担当は、クランベリーさん自身が拒否 しない限り、ずっと私が側で、お世話します。

そう言ってくれた。信頼おける、担当看護師Yちゃん。 この笑顔に、どんなに癒される事か。元気が出る事か。
あの子は、看護師が天職だなと、いつも思う。 はて、私の天職って、なんだろか?


採血して、結果待ち。
今日は、金曜日だから、医療チームも、フルラインナップで、 勤務中。(外来など、無いため)

私の担当医M女医が、結果を報告に。 今日の私、白血球、2200しか無いらしい。((((((ノ゜⊿゜)ノ

確か、2週間前の外来で、3種類の採血やった時、 2800だったはずなのに、何故か下降してる。^_^;
ロイコの威力、発揮せず。 あー、私の体ってひねくれてるんだねー。( ´Д⊂

しかし、主治医N、投与する事決意。 今回は、少々違う投与法で、注入する事に。

いつもは、Weekly(週1投与・3分割で投与)なんだけど、 今回はbi weeklyで。(2週に一度投与・2分割投与)
因みに、マンスリーもある。これは、月イチ投与らしい。

白血球なので、レギュラー量は、投与出来ないけど、 ギリギリラインで、2分割投与。

本日のメインメニュー
タキソール=105㎎
カルボプラチン=200mg


予定時刻より、1時間遅れて、『Day1』開始! 11時、ルート確保。
こうやって、管を繋がれた瞬間から、

「あー、私ってやっぱ病人なんだな

と、再認識する。自分自身は、至って元気なのに。 そして、今日1日の診療計画書には、病名の記載が。
当たり前だが、「癌」なんだ。

針刺しは、信頼おけるいつも登場の、担当医M女医に。 一発で、完璧針刺し
全然、痛く無い。(*´ー`*)ワーイ

吐き気止め、アレルギー止め、など点滴が終わった後、 メイン登場。
その①粘着、タキソール。2時間の予定。

8クールもやってるクセに、今日知った事実 抗がん剤にも、カロリーがあるんだね。
当たり前なんだろうけど、ちょっと改めて知ってびっくり。

粘着、タキソールは、糖分が入ってるので、
塩水系より、カロリーが高いらしい。 パッケに、栄養量が記載してあったのに、びっくり。

そして、あの「飲む点滴(ポカリ)」をキャッチコピーにしてる、
製薬会社が、抗がん剤を作ってたってのにも、びっくり。
ポカリや、メイトにも、お世話になってるけど、 メインの薬でも、世話になってたなんて、新事実。

本日は、メイン②もある。
カルボプラチン。プラチナ系。
こちらは、塩水なので、粘着では無い。 潔くポトポト落ちてくれる。こちらも、2時間予定。


今日は、こないだの入院の時、お友達になった、Yおばちゃんが、
手術の為、入院してると、担当医M女医が、私に教えてくれた。

「会いたいって。顔見に行ってあげて。

と、M女医が言った。

久々に会った、Yさんは、ちょっと元気が半減だった。 手術が大変だったそうで、少し凹んでた。
でも、昨日から、自分の足で歩いてるのよーって、明るく、 言って、これからも、一緒に頑張ろうね!と、話した。
午後には、管もかなり外れて、トイレにも、自分の足で、 行けるようになったと、嬉しそうに、言ってた。(*´ー`*)

そして、私の長い、長い、8クール目Day1が、何事も無く、無事終わった。

帰りがけに、教授Nが、
(今日の登場人物は、NとYばっかだな、あっMも居たか)
私を見つけるなり、

「元気、ばりばり?」

と言って来た。いやー、それを言うなら、『元気ハツラツ?』 なんじゃ無いかとも、思ったが、
プライドを傷付けては、 いけねーいけねーと思い、軽く会釈をして、

「元気、ばりばりフル装備です」

とまぁ、私も意味不明な、発言をしてしまった。 あー、恥ずかし。^_^;


次回の投与予定日は、2週間後。ま、予定は未定だけど。


時刻は、17時を回っていた。 お腹が空いた、空いた、空いた

今日こそ、食べるぞ!の予定で、行きます、

新匠味バーガー2種、注文した。 なにやら、別途料金で、「わさび」が付けられると、
書いてあったので、コンセプトに乗って、注文してみた。 そして、お皿に盛られた、バーガー2つ。



脇に、デミグラソースと、醤油ベースのソース2種が、 添えられていた。
これって、どっちも使うのか?ちと疑問。

そして、食べた。ソース、掛けた。わさび塗った。 正直な感想、「うーーーーむ・・・^_^;」。

でもね、ハンバーグが大好きな方には、とても魅力的だと、 思う1品。お肉の分厚さが、他のと違うから。
(ま、値段を見ても、当たり前か)
お腹いっぱいに、なるよ。

今日は、取り立てて、13日の金曜日的な、出来事はなかった、 13日の金曜日だった。


そして、迎えた、投与日から3日目


10/17の日記より

副作用の効き目

先週の金曜日、新8クール目投与の後、その足で「執念の緑」へ行き 匠味バーガーを食べた。
それなりに、満足出来た。

土曜日、気分も良かったし、それなりに、ダラダラ過ごし、 大好きなパンと、真っ赤に熟れてるトマトを2個食べた。
(この時期にトマトってのも、疑問だが)

日曜日、朝起きて天気も良かったし、気分も悪くない。 夫と一緒に、近くまでウォーキングへ、行ってみた。
あれこれ話し、歩く時速は、いろんな物を、見せてくれた。
ちょっと運動したからか?家に戻ると、とてもお腹が空いた。
この日の夜は、こないだ姑から、送ってもらった、 味噌煮込みうどんを、アツアツで食べた。めっちゃ美味しかった


が、しかし

美味しく食べたはずなのに、食べ終わって3時間くらい、 経った頃だろうか?異変が。!Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!
気分が悪い。間接が痛い。頭が痛い。 これって、イワユル副作用か?(~_~;)

その夜、眠れないくらいに、止まらない吐き気と、嘔吐。
何時間おきにも、目が覚め、眠れなかった。

月曜日、一日中寝て、魂が抜けたような一日。

『あかん、しんどい、キモイ、助げでーΣ(´Д`lll)

ここんとこ、ずっと白血球が思うように上がらなくて、 骨髄抑制もあり、体が薬を拒否して来てるから、
抗がん剤の投与量を、今までの2/3量に、減らして打っていた。
だから、あまり目立った副作用は、来なかったのに。

ここに来て、今回、副作用がやって来やがった。( ´Д⊂
絶対、「タキソールとカルボプラチンなんかに、負けないぞ!」
とか、意味不明に、豪語していたのに、ダメ。(*/□\*)
やっぱ、襲ってくる副作用。 こんな私でも、やっぱ体は、耐えられないんだね。
気合だけじゃ、乗り越えられない、悔しい事実。

でも、副作用がとても辛いと言う事は、私の中の 良からぬ物が、闘ってる証拠。ヽ(´ー`)ノ
そう思って、耐える事にしよう。

この日を境に、副作用は徐々に消えていき、もう今は復活ですっ
と言っても、10/30は、8クール②回目投与予定日・・・
又、副作用との格闘か・・・

更新ペースも、のろのろブログだけど、次回からは、現在日記です。
覗きに来て下さいどうぞ、よろしくお願い致します。





なんちゃって8クールとCT検査

2006-10-23 14:35:28 | 病気の経緯と治療とか
今日も、9月最後の過去日記どうぞ、よろしく、お願い致します

9/29の日記より


昨日は、通院+検査DAYここんとこ、毎週通院してるな・・・^_^;
しかも、空振りの日も入れると、カナリの確率で、病院に登場。

今回は、CT検査がある!血液検査もある!診察もある! 結構、ハードなスケジュール。(*´ο`*)=3
なのに、私が、

「朝食を食べないと、1日の元気が出ない!」

との、発言をしたばっかりに、CT検査は午後便に・・・。 造影剤使用の予定なので、4時間前から絶食!Σ(|||▽||| )
でも、予約は、ちょっと遅めの、14時。 いくらなんでも、お腹が空く。(´д`) イライラして来た。Σ(▼□▼メ)

CTの予約は14時。婦人科の診察予約も14時。 いつも、婦人科は予約をしてても、1時間待たされるなんてザラ。
なんの為の、予約なのか・・・。さーっぱりヽ(UoU;)ノ サァーネー・・・
その待ち時間を利用して、CT+血液検査へGO!

まずは、血液検査から。 今日は、検査項目が、多いねー。3本もあるし。

①白血球などを調べる、いつもの検査
②肝機能を調べる検査
③腫瘍マーカー

後から、CTの造影剤注射があるから、いつもは右腕で、 採血してもらうんだけど、今日は左腕。
なんだか、いつもより、痛い気が・・・^_^; ドクドク血がとられ、終了!

次はCT。14時に間に合わない!C= C= C= ┌(;・_・)┘ 急いで向かうは、中央放射線科。
受け付けを済まし、しばし待つ事10分ほど。
私の頭の中は、

「あの、造影剤の熱くて、キモイのが嫌や!」と言う感情と、
「お腹が空いたから、早く何か食べたい!」と言う感情が、

入り乱れていた。お腹が空いた。(さっきも書いたね)

さて、CT検査開始! 検査台へ寝て、両手をばんざいの格好に。
CTは、放射線を使うので、技師さん、看護師さんは、 検査室の外。
私一人、寝てばんざいした姿。ちょっと恥ずかしい。

『はい!息を吸って~、止めて!楽にして下さい!』

要は、これの、繰り返し。丸い、短いトンネルみたいな機械が、 勝手に動いてくれて、撮影してくれる。

最初は、造影剤無しで、そのまま撮影。 いよいよ、造影剤注入。
採血で左腕使ったので、右腕を差し出す。 これを、体内に入れる事で、 画像がめっちゃ鮮明に。
とってもよく解る。
だけど、この造影剤と言うのがクセ物で、注射で体内に入れるんだけど、入れて、2分も過ぎた頃から、前進へ血管を通って送られる。
血管って、凄いね。当たり前だけど、あっと言う間に、 全身へ造影剤が、送られる。
抗がん剤も、こうやって、すぐに全身に回るんだなぁ。

お尻の底から、体全体、嫌ーな、熱い感覚。 安物?の、度数の高いアルコールを、飲んだ時みたい。
(意味不明)
気分も、悪くなって来る。鼻から抜ける、薬の嫌な感じの臭い。 検査は10分ほど。
キモイ感覚は、少しの間続くけど、 もう、検査はお終いヽ(´ー`)ノ

『本日は水分を多くとって、造影剤を体外へ排出して下さい』

と書いてる注意書きをもらい、 両腕に注射を刺した跡の絆創膏を痛々しく貼り、次は婦人科。
主治医N先生の、外来へGO。 待つ事20分くらい・・・。
時計は、15時を回ってる!周りの患者さんは、呼ばれていくのに、 私は、まだ呼ばれない。
やっぱ、今日も待つんだねー。

何時に来ても、待ち時間長い、婦人科。 予約の意味が解らない婦人科。(笑)
でも、1番大変なのは、先生達なんだよな。
朝の診療スタートから、この時間まで、何か食べたんだろうか? お腹空いて無いかな?
(今日は私も、この時間まで、絶食してるけどー)
今日も、診てもらえる事に、感謝して。(人-)謝謝

やっと主治医Nのクールな声が、マイクから聞こえ、診察室へ。 まずは、血液検査の、白血球の値から。
「ロイコ」飲んでるのに、2800にしか、上昇しなかった。
まだ、続けて飲まなければならない事に。 後の、血液検査の結果は、後日教えてくれると言う事に。

そして、CT検査の結果。 PC画面で、すぐに検査の結果が、見れるらしくて、話してくれた。
今回は、遠隔転移してる「肝臓」の癌細胞が、どうなってるのか、 調べる為、CT検査をした。
結果は、6月に撮ったCTの画像と、変わりなし。 あれから、大きくも、小さくも、なってない。

これは、ほんとに癌細胞なのか、それとも、ただの影なのか、 長期間抗がん剤を投与して来た効果で、
癌細胞の治ったものなのか、 今んところ、数㍉単位のものらしくて、判断が出来ないみたい。

今私の体は、徐々に抗がん剤を拒否して来ている状態。 骨髄抑制も出て、中々白血球も上がらない。
でも、主治医Nは、抗がん剤治療を、まだ続けたいと、言った。
どのくらい続けるの?の問いに、
主治医Nは、後多くて、2クールくらいと、告げた。 やっぱり、このまま逃げられないんだね。(´д`)

「後、2クールと言う事は、合計10クールまで、 多い場合、するって事ですね?」

と聞いたら、主治医Nは、

「こないだ打った、8クール①回目は、なんちゃってみたいな もんだから、(?) 新たに、次回打つ時は、8クール目として、
治療を数えるから。この新たな8クール目で、 終えたいつもり。今年いっぱいを目途に、頑張ってな!」

そう言った。『なんちゃって8クールってなによ!』
とか、思ったけど、思い出すと、前にも、こんな事があった。

思うように、抗がん剤が打てなくて、③回投与のところ、 ②回しか打てなくて、その回を数えない事に。
そうやって、考えると、タキソール+カルボプラチンとは、 かなり長いお付き合い。(*´ο`*)=3
なんちゃってクールを数えたら、10クールは打ってるな。

抗がん剤治療の利点は、

「全身治療」

だからと言う事。 この肝臓の影の犯人が、早く解ると良いのに。
次回、8クール目開始予定日は、2週間後。 もう、10月も半ばだね。
しかし、今日のCT検査は、いつも読ませて頂いてる、ブログの方々も、やる日だった事もあり、
なんだか、1人じゃ無いよー!的な気分になれて、嬉しかったな


検査+採血+診察後は、ご褒美です
(最近、空振りの日も、行ってたけど)
丁度、ネットで見てたら、10%割引券が、付いてた。 迷わず、ここへ。それに、近いし

「宇治、伊藤久右衛門」

抹茶パフェとわらび餅セットと、 季節のパフェの、2品




一見、抹茶パフェと、季節のパフェの見分けが付かない! 中身も、殆ど同じ。(笑)
季節のパフェの方には、栗と、羊羹が乗っていたけど、 後は、あまり変わりなし。でも、200円高い。
でも、抹茶の味がさっぱりで、美味しかったです
アイスより、寒天が多く入っていたせいか、 あまり、甘過ぎる事もなかったな。

次は、いよいよ新8クール目が、開始予定
次へ続く

空振り三振その内訳

2006-10-19 17:10:53 | 病気の経緯と治療とか
いつも、遊びに来て下さって、どうもありがとうございます
お久しブリです。実は、ちょっと臥せってました
その訳に追い付く為、今回も、まだまだ過去日記ですが、どうぞお付き合い下さいませ。


9/8の日記より

ここんとこ、最近めっちゃ涼しくて、過ごし易いなーって、
思っていたのに、今朝は、湿気ムンムン、ジメジメDAY!

しかし、私は早起きで、行かねばならぬ、病院へ(*´ο`*)=3

本日、点滴投与DAY8クール②回目予定。
9:30までに、病院へ入らねばならず、朝はいつも、 少々、慌しい。

天候のお陰で、前日に決めておいた、洋服が着れず、 めっちゃ、ブルーに。o(;△;)o
ついて無いなぁ・・・。
着ていく服が、決まらない。 こう言う時に限って、時間が無い。(≧ヘ≦)

そんなこんなで、いつもよりも、10分遅れで、家を出るが、 また、こう言う時に限って、
事故が道路で起きていて、 大渋滞。これって、間に合わないかもー

やっとの思いで、病院へ滑り込みセーフ。 まずは、採血から。結果をしばし、待つ事50分。
待てども、待てども、結果は中々出ず・・・やっと、呼ばれるも、担当M女医から、

「白血球が少ないから、今もっと詳しく成分を、検査中。 もうちょっと、待っててね

なんだか、嫌ーな予感・・・(;´Д`A ``` 私、そーいや、今日は朝からついて無い・・・。

約30分後。
別室へ呼ばれ、担当M女医と、主治医N先生本日、休暇中の為、 代打の、T先生が説明を。

「白血球の値は少ないし、好中球も、ギリギリ値。今日、 無理して、抗がん剤を投与しても、
次回③回目の事を 考えると、今日は、休薬して、白血球を上がるのを、 待った方が、良いと思います」


白血球:1700
好中球:1195
 
ウソー!嫌な予感的中ー・・・。
せっかく来たのに、打ってくれないのね・・・。
抗がん剤は嫌いだけど、治療が止まると、少々焦る、 複雑な心境・・・=( ̄□ ̄;)⇒
言われるがまま、又来週出直す事に。
今日は、なーんにも、しないまま、結局採血取って、 待たされて、又、会計で待たされて、病院を出たのは、 12時過ぎ。
なんとも、中途半端な時間。 ついて無いなぁ・・・。( ´△`)アァ-
次回、投与予定日は、一週間後・・・。ま、予定は未定なんだけどね


そして、一週間後の9/14の日記より

ここんとこ、秋の長雨で、晴れ間が見れない。 でも、今日は、ちょこっと晴れ間が、見えたよ

朝晩は、長袖着ないと、寒いくらい。 もう9月も半ばかー・・・(*´ο`*)=3

今日は、8クール②回目の抗がん剤の予定!
なので、通院+点滴DAY
今朝は、外来にも寄らなきゃいけなかったので、 めちゃ、早起きで、病院へ。
いつもよりも、45分は、早く行かなきゃならない。^_^;

まずは採血をして、外来で呼ばれるまで、待つ事1時間。 予約してるのに、いつも待たされる。
ま、これも、慣れっこだけど。(〃´o`)=3 フゥ

体重計と、血圧計が置いてあるので、 待ってる間に、体重、測ってみた。
(抗がん剤打つ前に、体重を測らなければならない)
w( ▼o▼ )w オオォォ!!←(結果には、ふれないで下さい。)

診察室へ呼ばれて、主治医N先生、

「抗がん剤、やる気、まんまんの所、悪いんだけど、今日も
 アカンなぁ・・・。打てない。」

だと。(・3・)エッ?
(やる気まんまんってのは、私の何を見て思ったんだろうか?)
白血球は、先週よりも増えて2000ある。
でも、今回は②回目投与なので、次③回目がある。
その事を、考えると、やはりー、無理の判断。(´д`)

まぢでー?
先週も、ダメだったし、空振りばっかしやん!
これで、2回アカンかったし、三振1歩前!
自分じゃ、体なんとも、無いって、思えるのに、
(目立った、副作用があまり出ない)
なんだか、私の体は、今の薬を、段々と拒否して来てるらしい。
放射線を照射した事もあって、中々血球値が、思うように、 上がってくれない。はがゆいな。

いつもは、1クールを③回に分けて、投与して来たけど、 8クール目に入って、中々予定通りに、打てないから、
次回は、(来週)2000以上白血球が上がる事を設定して、 抗がん剤の量を、1.5倍に増やし、投与する予定らしい。
ヒエェー~Σ(゜д゜;) なんだか、怖いな。1.5倍って。 美味しい物なら、嬉しいのにね。1.5倍。(´д`)

そんな事で、やる気まんまん+体重測定は、 意味が無かった。チャンチャン(ノ゜⊿゜)ノ

又、今日も空振りだったので、病院の帰りに、 スィーツ、食べに行きましたよー
(空振りじゃ無くても、行くけどねー)
地元の情報新聞に、載ってたお店、

三条富小路西入ル『cafe&cake・Sugary』です



フルーツパフェと、ショコラパフェを注文。
フルーツパフェの方は、クッキーや、パイが砕いて入ってて、 フレッシュな、果物と、生クリーム、自家製シャーベットが、
ひしめきあって、詰まってるーかなりの、ボリューム。美味しかった。

ショコラパフェは、砕いたパイ、ガトーショコラ、チョコアイス、 生クリーム、バナナ、フルーツと、盛り沢山
とっても、満足のいく、パフェ
ハート型の、ガトーショコラが、可愛いね甘い物好きには、たまらんなー

ここ、昔の建築を、改造して作ったカフェ。 昔は、銀行?かなんかだったのだろうか?
レトロな雰囲気が、また良くて、居心地がマル。再訪したいって、思ったお店

美味しい物食べて、元気出しましたよ次こそ、投与出来るかしら・・・?
次回投与、予定は、一週間後。


そして、三度目の正直の日、一週間後、9/22の日記より


今朝は、とてもすがすがしく明けた朝だった。 寒くも無く、暑くも無く。
起きて天気が、良いとなんだか、それだけで幸せだな

お布団、被っているので、お腹は出して寝てません。(・3・)
そんな今日は、通院+点滴DAY(1.5倍投与予定)

準備をして、朝イチ病院へGO!=(*´∀`*)⇒ 病棟には、金曜日と言う事もあり、先生方勢揃い!
主治医N先生を始め、担当医M女医も、居てくれました。
そして、かなーり、久々私の担当看護師Yちゃん、 窓口に、居てくれましたよー
それだけで、すんごく気分が、元気モリモリ

まずは、採血。
ベテラン看護師Hさんに、血をとってもらい、結果待ち。
待ち時間の間に、又、恐怖の体重測定、 言い渡されましたよ。Σ(▼□▼メ)

私は、あらかじめ、前日に家で測った体重を、 こっそり、報告しようって考えてたら、

「今日は、身長も一緒に測りましょう」

との、甘い言葉に、まんまと乗せられ、 身長計に乗ってみた。すると、

「体重は、○○㌔で、良いですか?」

えー?良いも、悪いも、なんでわかるのー?みたいな。
最近の、身長計は、身長を測る為に乗ると、 一緒に、体重も測れるらしい。
あー、皆の前で、ちょっと恥をかいてしまった(*/□\*)
無知な私。恥ずかしい!(´д`)

でも、新事実。 身長が、1.7㌢も伸びてた。あら、びっくりΣ(゜д゜;) ヌオォ!?

そんなこんなをして、待つ事しばし、1時間弱。 担当M女医、つかつか、私の元にやって来て、

「ちょっと、別室へ・・・」

えー? 又、このパターンかい? 別室には、主治医N先生が居てて、私にこう告げた。

「残念ながら、今日も打てへんわー。白血球の値、 横ばい状態。先週と変わってないんだよね。」

だってさ。o(TヘTo)

えー、せっかく1週間、バナナ食べて、頑張ったのに。
(バナナは、白血球↑に効果があるらしい)
皆の応援、いっぱい鞄に詰めて、持って出たのに。

私の中では、自分自身は、ちっとも今、しんどくない。 治療が、予定通りにいかない焦りが、隠せない。
でも、体の中は、とっても今、しんどい状態らしい。
もし、このまま投与すれば、万が一感染を起こすと、 高熱が出て、他の疾患にかかる恐れあり。との事で、
泣く泣く、今日も投与は、無しに・・・。 完全に、空振り三振に、なっちゃった

その変わり、新しいお薬を、渡された。

「白血球を増やすお薬=ロイコン」通名=ロイコ。

これを飲みながら、しばし様子を見る事に。 今まで打って来た、抗がん剤が、どのくらい効いてるか、
遠隔転移した、肝臓の様子を見る為、 来週は、CT検査。(*´ο`*)=3
しかも、造影剤コース。 今から、かなりテンション↓だわぁ・・・。
造影剤、入れると、気分悪くなるからね・・・(*´ρ`*) でも、自分を知る為には、必須検査。

そんなテンション↓な私。ε=ε=ε= 。・゜(゜ノT-T)ノ 甘い物で、元気だそーっと!(単純なつくりやなぁ・・・)
当初の予定を変更して、今回訪れたお店は、こちら。

『祇園、都路里』





平日のランチタイムだと、言うのに、長蛇の列。w( ▼o▼ )w 訪れたら、やっぱりこちらを、セレクト

特選都路里パフェ:抹茶アイス、あんこ、栗、抹茶寒天、 バニラアイス、抹茶クリーム、白玉。

が、入った、豪華版量も、普通のより1.2倍は、 あるかもね。ちょっと溶けてたけど、美味しかったー

おいもさんパフェ:さつま芋、バニラアイス、あんこ、 栗きんとん、寒天。
特選パフェよりは、ちょっとパワー劣るけど、甘くて、女性が好きそうな、もったり味のパフェ。美味しかったよ

こうして、打つはずの抗がん剤、8クール目が、①回しか終わらず、三度通って空振りの結果に。
その空振り三振の内訳が、甘い物ツアーへと、変わってしまった

そして、来週は、大嫌いな造影剤入り、CT検査。


もうちょっとで、現在日記に追い付くなもう暫くの間、過去日記に、お付き合い下さいませ。

次へ続く

アバウト?と8クール①回目

2006-10-12 15:59:01 | 病気の経緯と治療とか
まだまだ、過去日記8/25の日記より


昨日は、通院+診察DAY

テンション↓↓で、前日まで凹んでいて、 当日になって、もっともっと、緊張しちゃったよー(/□≦、)
行きたく無い!でも、行かなきゃ。"(/へ\*)"))

先週も、通院DAYだったけど、主治医が急遽、 休診だったので、内診は、翌週送りに・・・。(つまり昨日)
ですから、今回は内診決定です。Σ(|||▽||| )
数え切れないくらい、内診したけど、やっぱり慣れない。 あの雰囲気ー・・・。( ´△`)アァ-

私は、先生の手元と顔が、見えないのが、とても不安なので、
いつも、腰上に引いてある、カーテンを、開けて、内診してもらってます。
(普通は、カーテンを引いて、内診して、もらうらしいが)
だから、先生といつも目が合います。(笑) ある意味、それは、私にとって、安心出来るので。(ノ∀`♥)

昨日は、1ヵ月ぶりの、内診だったので、かなり丁寧に、 診てもらった。
ま、特に変化無しだったので、 とりあえずは、OK。
次回の内診では、恐怖の検査が待っているー(≡д≡)

内診が終わり、診察室で、先生と昨日は、沢山話しをした。
(内診室と、診察室が、別々にあるから)
まずは、採血の結果から。
先週の木曜日に、採血して、日が経ってる割には、 思うように、白血球が上がってくれなくて、
先生、悔やんでた。
値は、1900
血小板は、15万らしく、こちらは、まずは安心の値。
白血球の底値は、過ぎたからと、ノイトロジンは、打たずに、 自然に上昇するのを、待つと言う事に。

来週から、8クール目投与が、決定した。
なんだか、嫌なような、でも前進出来て、嬉しいような。

私は、6月に退院してから、お寿司が食べたくて、 食べたくて。
でも、なまもの禁止だろうと、思っていたので、 我慢してた。(/_<)白血球も、低いし。
周りの、お友達も、禁止されてるって言ってるし。
ずっと、自分の中で、「なまものは、禁止なんだ!」 って思っていたけど、
バカにされてもいい!今日は、 主治医に聞いてみよう!ってな事で、恐る恐る聞きました。

「えーと、お寿司って、食べても、良いでしょうか?

すると、主治医N先生、

「良いんじゃない?」

と、あっさり。
この人、(主治医N)いつも、大抵なんでも、

「良いんじゃない?」

って言うんです。(笑)
でも、それは、一見アバウトに思えるけど、 最低ラインの、我慢で済むようにとの、配慮。
治療に規制は、つきもの。
でも、それを、ストレス溜めずに、受けられるようにと、 かなり、私は大きな範囲の、規制です。
それに加え、私は調子に乗って、聞いてみました。

「でも、お酒なんて、飲んじゃダメですよねー?」

と聞きましたら、

「良いんじゃない?それに、毎晩飲んでるんじゃ無いの?
 ほら、お酒好きって言ってたし。」

と、返答が・・・^_^;ハイ、ソーデス、オサケ、ダイスキデース! でも、ずっと我慢してたんだからー!(これ本当!)

自分さえ、飲みたい気分であれば、飲んでもOKとの、 お許しが出ました。
ちょっと嬉しい
もちろん、適量をわきまえ、休肝日を設けると言う、 規則付き。
それぐらいは、守れます!(ホンマか?)

そして、もう1つ。抗がん剤投与中にも、 お酒は、飲んでもエエのか?と、
疑問に思ったので、それも聞いてみました。
するとー、

「抗がん剤自体、アルコール入ってるやん。口からお酒、
 入れても、問題無いよ。」

なーるほどっね。
なんか、ここだけ読んだら、お前は、そこまでして、 お酒が飲みたいんかー!
とかって、思われそうだけど、 実際、そうかも。(笑)
ちゃんと、主治医のOKが出れば、もっと美味しく、 飲めると、思ったから。

そんな、アバウト?(いや、違うけどー)な主治医N先生が、 唯一、いけないって私に言ったのは、

「喫煙」

でした。
私の癌とは因果関係は、直接的には無いけど、 百害あって、一利なし!だそーです。

昨日は、昼からの予約だったので、空いてて、 沢山主治医と、話す事が出来、
精神的にも、ホッって 出来ましたー(*´∇`*)

そんな今日の、ご褒美は、京都三条の、

「京はやしや」

の、雪山をオーダー。めちゃ、でかいです。抹茶味と、ミルクティー味の2種。



9/1の過去日記より

今朝起きると、シトシト雨が降っていた。細く、細かい雨。とっても、静かに。

昨日と、今日では1日しか、違わないのに、 9/1と、認識しているのか、とっても涼しい。そんな朝。

私は、早起きして、通院+点滴DAY今日から、8クール目が始まる日。前進しましょ。

病院に着いて、採血の結果待ちー。かなり待たされる。 結果は、白血球2200。うち、好中球は、1000以上。
先週白血球1900だったので、今週日が経った割には、 成績悪いね。落ちこぼれーな私

思うように、上がってくれない。
でも、好中球が1000以上あるとの事で、 最低ラインの薬量で、投与決定。'`ィ(´∀`∩

本日、1回目に付き、タキソールパラプラチンの、 ブレンドでの、投与。

タキソール=105mg
パラプラチン=450mg


今日は、金曜日なので、いつもとスタッフのメンバーが、 微妙に違った。(私は、大抵月曜日か、木曜なので)
いつもは、忙しくしてる、主治医N先生、 珍しく、病棟に居たし。
そー言えば、金曜日は、病棟当番(なんじゃそれ?)だって、 言ってたな。
点滴中、暇だし、後で世間話の相手でも、してもらおかな。


今回、4人部屋での、1日入院だったけど、金曜日との事もあり、 私以外の患者さんは、外泊していた
だから、広い4人部屋に、私一人っきり。(ノ△・。)ポツネンー!

針刺しは、信頼おける、担当医M女医に、刺してもらった。
先生、なんだか、今日は体が、傾いて立って居たから、

「どーしたの?」 と聞いたら、

「ぎっくり腰」 ですってー

「若いのに大変ね」(私よりも3つも若い)

って私が言ったら、どーも彼女は、人生において、 今回が3度目の、ぎっくり腰なんだそうだ。
ぎっくり腰デビューは、18歳らしい。w( ▼o▼ )w オオォォ!!

M女医曰く、ぎっくり腰に、年齢は、関係無いらしい。 とっても、落ちた物を、拾うのが、大変そーだった。
体、くねって曲がってたし。お大事にね。M先生

点滴中、とても暇暇なので、そんなM女医に、

「どうして、医者になったの?」と、聞いてみた。

M女医は、

「人の為になる仕事をしたかった。産科を希望したのは、
 命が生まれる瞬間を、何度も見たいから」

だそうだ。因みに、M女医の兄も、医者らしい。脳外科。 ちょっと、レアな、医者兄弟。ふーん。すごいな。

丁度1本目の点滴が、終わる頃、主治医N先生、登場。 粘着タキソールを見て、

「まだ、終わってなかったの?これじゃ、帰るのも、
 遅くなるね。速度速めるでー」

と主治医N先生。

「まぢー?大丈夫なんでしょうか?責任取ってよー」

と私が、言ったら、

「良いんじゃない?」

出ました。主治医Nの口癖『良いんじゃない?』 ま、主治医の判断なんだから、良いんだろうね。
終わった後も、なんともなかったし

主治医N先生に、さっきと同じ質問をしてみた。

「先生、どうして、医者になろうと、思ったの?」

と、聞いてみました。N先生は、

「小6の時、隣で一緒に寝てた、ばぁーちゃんが、急に体調
 悪くなって、近くの病院へ、運ばれた。その時治してくれた
 先生見て、かっこいいって思ったから。自分もそう、
 なりたいって思った。」

だそーだ。人は見掛けによらないなぁー。
クールでかつ、エリート街道まっしぐらって感じの、 見た目だから、てっきり、医者家族だと、思ってた。
ふーん。割りと、情があるんだねー。 又、見直してしまったよ。

主治医N先生、偉くなっても、こうやって、患者サイドの、
立場、ちゃんと見れる、心も優しい医者で、ずっと居てね

今日も、7時間近く、管につながれたよ。
途中爆睡してて、時間がワープしたけど、 なんにも、しなくても、疲れるモンだな。
バイタルチェック、異常無し!抜針! 無事終了ー
8クール②回目は、又来週・・・?の予定
しかし、予定は未定か

次へ続く

7クール③回目と歯医者の日

2006-10-10 16:19:58 | 病気の経緯と治療とか
まだまだ、過去日記今日は、8/7の抗がん剤7クール目③回目の日記より


今日は何の日?

今朝、新聞を読んでいたら、折込広告に目が止まった。
8月7日は、8(バ)7(ナナ)で、 なんと、バナナの日らしい。
スーパーのチラシには、バナナの特売の大きな文字。

まー、私はバナナの日じゃ無くても、 バナナは食べてるけどね。
(白血球↑に効果があるらしいので)

今日は何の日?

今日は7クール目最終回の、治療DAY朝イチで、病院へ、滑り込みセーフ。
血球値は、どんなんかなー? 採血して、調べます。
なんと、今日はちょっと調子が悪いみたい。
白血球、1600
これじゃー、せっかく病院に来たのに、 治療は、出来ないの~?

慌てた担当医のM女医、主治医Nに、速攻チェック。

「7クール目の、最終回だから、やる!
だそーだ。最終回と言っても、まだ次、8クール目も、予定されてるんだけどね
いつもよりも、少し量を減らして、 粘着タキソールと、にらめっこしながら、
今日も、無事に、打って参りました。 所要時間、4時間半。
因みに、針刺しは、担当医いつものM女医に!

今日は何の日?

私と夫が、付き合い始めた記念日。
(どんな、記念日やねん)
あの頃から、13年も経つなぁ・・・。 時が経つのは、早い!
あの頃の、初々しさと、可愛さは、どこへやら・・・

記念日ですから、ちょっとお出掛け、ちょっと話題の、 あのお店、行って来ました。
祇園、花見小路の、



「京きなな」

少し前、友達のブログで、「和風」なパフェを、 見てから、どーしても、和風なパフェ、食べたくなりました。
小さな、お祝い。(治療日のご褒美も兼ねて)



抹茶のパフェ(名前失念)
抹茶アイス、黒ゴマアイス、きなこアイス、に、 白玉と、特製わらび餅入り。
アイスが、シャーベットみたいに、しゃりっとしてて、 さっぱりしてる。いくつでも、食べれそう。



ベリーのパフェ(こちらも、名前失念)
苺アイス、に赤紫蘇のジュレが、掛かっています。 底には、レアチーズが、敷いてあって、
こっちは、なんだか洋!な雰囲気。甘酸っぱくて、 とっても、美味しい
こちらは、1日限定20食らしい。
私達は、この日夕暮れ時に、行ったけど、 まだ、食べれました。(20食出なかったのかな?)

今日は何の日?

歯医者の日。

昨日から、気になっていた、歯の疼き。
早速、今日先生に、相談したら、

「病気の事と、化学療法中と言う事、そして、感染予防に、
 抗生剤を出してもらって、治療を、受けて来なさい。」

とあっさり。

ですから、早速行って来ました。歯医者。
とりあえずは、抜歯しなくても、良さそう。 ホッっと出来て、良かった。
しかし、これから、暫く通わなければいけなくなったー!
ちょっと、面倒だけど、これからの事を考えると、 今、通院した方が良いのかも。

前から、お世話になってる、歯医者さんなんだけど、 髪が抜けて、少しハゲてる私を見るのは、初めて。
(只今、抗がん剤治療中につき)

この時期、暑いから、カツラを被ると、むれるし、 帽子の下部分に、あらかじめ、髪が縫い付けてある、

「カツラ帽子」

を、只今愛用中帽子の下は、ハゲ頭!
脱げ!とか、言われないかしらん?ちょっと不安

その、カツラ帽子を、被ったまま診察室へ、入ると、 予想通りに、歯科助手の方の、何気ない一言が、グサッっと!
(先生には、あらかじめ、話しておいたけど)

「クランベリーさん、診察し辛いですし、お帽子は、お脱ぎに、
 なって下さいね~

おーーっと!来た!来たぞ!やっぱ、脱がないとアカンか?

とーっても、優しく、しかも気を遣った感じで、 言ってくれたんだけど、何気に、グサッって 来ましたよー
でも、仕方無い。だって、知らないんだもん。(笑)
帽子被ってる理由は、「暑い」「夏だし」「オシャレ」 くらいにしか、思って無いだろうね。

ちーと、脱げない訳が、ありまして・・・

「カツラなんです」

と小声で、私が言うと、歯科助手さん、

「えっ?カカッカツラなんですかー!」∑(=゜ω゜=;) マジ!?

と、驚きながら大声で。( ´∀`)

「そーなんですー

もう、笑うしか、無かった。≧(´▽`)≦アハハハ

でも、結局、脱がずに、診察してもらう事に、ナリマシタ! 助かった!

次、歯の写真を撮るからと、レントゲン室なる所へ。
そこでも、別の歯科助手さん、

「クランベリーさん、お帽子邪魔ですね?脱ぎましょうか」

グサッ!2発目!Σ(▼□▼メ)脱ぎません!みたいな。 あわわ!さっきの会話、聞いてませんでしたか?
とか、思ったけど、別の助手さんだし、 仕方無い・・・と思って、意を決して、
脱ぐ決意をしたら、さっき診察してくれた、先生が来て、

「脱がなくても、撮れるし、大丈夫だよ!」

と、助けてくれたー。ε~( ̄、 ̄;)ゞフー
居るなら、最初から、言ってよ! 命拾いし、ハラハラした、通院初日のお話でした。
ま、ツバの広い、帽子被って行く、私が悪いんだけど。(笑)

次からの診察には、先手必勝とばかりに、 カツラ帽子は脱いで、タオル生地で作った、ピッタリ帽子を被り、
診察に、挑みましたーもちろん、スルーです!
最初から、こっちを被って行けば、あちら側も、 私も、妙な気分に、ならずに済んだのに。

こうやって、歯の治療は進み、痛みは無くなりました! 後もう少し、通院は必要なのですが・・・

結局家に着いたのは、21時過ぎ。 今日は、一日、沢山の事、したなぁー。
と、自己満足の、単純な、私。

次へ続く



7クール②回目と、ご褒美

2006-10-05 15:09:06 | 病気の経緯と治療とか
7月31日の話

やっと、昨日、関西は、梅雨明けしたらしい。なのに、今日は、どんより。
スキッっと晴れてくれると、嬉しいのにな
病院の6階から、きれいな景色が、見れたのに。チェッ!

今日は、治療の日。
TJ Weekuly Chemotherapy 7クール2回目です。

いつも、抗がん剤治療を、受けるとき、 最初に、今日はちゃんと、治療を受けれる体か?どうか、
採血をして、確認する。 特に、白血球の数は、入念にチェック。

本日の、私の白血球、2100。 ギリギリセーフ。
2000以下なら、治療は、受けられない。
因みに、普通の健康な方の、基準値は、 3000~8000らしい。

今回は、メインの薬を、1種類しか入れない為、 4時間くらいの、予定。
こないだよりも、短いし、ちょっとは、楽。

今日も、見つけました担当医、M女医。
彼女に、針刺しやってもらう事に、決定! これで、余計な心配は、無用っと!
少し、流血しましたが、気にしない、気にしない。 痛く、無いもんねー。

コースは、先週と、全く同じ。 メインに使う薬が、タキソール(ハゲソール?) 1種類だけに、変わっただけ。
でも、コイツ、粘着系の薬だから、中々落ちてくれんくて、 今日も、予定を大幅に、越したよ・・・。
早く、帰りたいのに。イライラするなぁー・・・

だから、看護師さんと、ドクターの見てない所で、 点滴の速さを、自分で、チェンジ。
ちょっと、早目に落としてみる。
 ↑
見つかり、結局は、速さ戻される。
(体に、負担がかかるので、本当はやっては、いけない)

今日も、無事に、終了です。 所要時間、4時間半くらいかな?

いつも、治療の日の後は、自分にご褒美。
今日のご褒美は?



ミニストップの、パインパフェと、 コーヒーゼリーパフェ。

本当は、マンゴーパフェを食べたかったんだけど、 期間限定で、もう、お終い。
(って、何度か、食べたけど)

個人的には、コーヒーゼリーの方が、 美味しかったな。
ゼリーは、苦くて、ソフトクリームは、 ミルキーで、甘くて。
そして、ジャリジャリと、キャラメル?を、 焦がした物みたいのが、ふりかかってて、
これが、美味しい。 これは、リピート、ありだな。

パインの方は、冷凍されたカットパインが乗ってるんだけど、 缶詰ではなく、生を冷凍した?って感じ。
フルーツ感は、感じられる。 でも、リピートは、無しっぽいな。(失礼!)

来週で、7クールがお終いになる。
(順調にいけばの、はなし)
ってまだ、続くんだけど、7クールの最終回は、何を、ご褒美にしようかな?

次へ続く

心の覚悟と2ヶ月振りの抗がん剤

2006-10-03 16:03:47 | 病気の経緯と治療とか
まだ今年、7月のお話し

次の外来で、抗がん剤3クール(予定)をやる返事をと、主治医Nに言われていたけど、
実際の話し、自分の中では、退院時のムンテラの時に、返事はとうに、決まっていた。
でも、又続く抗がん剤に対して、自分自身に覚悟がいった。
その為の時間が、次の外来まで私には、必要だったから、即答出来なかった。

「抗がん剤をやる。続ける。」

そう、自分でもう決めた。

私の抗がん剤治療再開に向け、脱毛する事に対して、夫が

「お前1人とちゃうぞ!ワシも一緒や!」

と、頭を坊主に丸めて来た。嬉しいじゃないか。あまり似合って無いんだけどね。(笑)

治療を受けるのは、本人。体が辛いのも本人。
でも、見守っていくれる側も、きっと私に解らない辛い事があるだろう
『これからも、見守って支えてね』と、心で叫び、乗り切ろうと、乗り切ってみせようと、思った。


そして、外来の日。
主治医Nに、返事をする日。診察室へ入り、

「抗がん剤治療、受けます。続けて下さい」

と言うと、主治医Nは、

「旦那さんの頭見て、(ハゲ頭)すぐ返事が解ったよ。これから、ちょっと又辛いけど、一緒に、頑張ろうな。」

そう言った。ちょっと気持ちが通じたみたいで、嬉しかった

そして、33回照射した放射線の火傷は、日々治って来て、退院時歩け無い程、足の付け根の皮がめくれていたが、
今では、薄く皮が張り、随分よくなって来た。
こうやって、日々治っていくんだな。今更ながら、感激した

=============================================

7/24、今日は2ヶ月ブリの抗がん剤投与の日。
薬を全部体に注入するのに、 6時間チョイは、かかる。
私は、入院するのが嫌だから、 いつも、1日入院コース(実際には、日帰り入院) で、治療している。今回も、その方法で。

TJ weekly chemotherapy 7クール目①
(私は1クールを3回に分けて、投与しています)

さぁて、始まりますよ。 今日は、誰が針を刺しに来るのかな?
この針を刺す先生の違いで、後に点滴の好き嫌い、 その日1日が憂鬱になるか?など、 あらゆる、要因の一つでもある。

よっしゃー!今日は当たりだな。 私の担当医、女医さんだけど、カナリ腕の良い、 M女医が出番だった。ラッキー
上手に針を刺してくれるから、 流血の恐れも無いし、痛くない
今日は、①回目なので、2種類の薬を投与予定。

最初に、ザンタックと言う胃薬を1ショット注入。
その後、30分程掛けて、とデカドロンナゼア言う、 吐き気止めとアレルギー止めを、投与。レスタミンと言う、頓服を5錠服用し、 しばし、待機。

ここから、メインの薬の登場。(抗がん剤) 1番目は、タキソールから。
薬、体内に入って5分おきに、バイタルチェック。 血圧の急激な上昇、下降も無く、OK。
大体、1時間半の予定。
でも、薬に糖が入っていて、ねっちゃくちゃして、 中々、点滴が落ちてくれない。
結局、2時間程掛かったかな?

そして、メインその2。
次、入れますはカルボプラチン
こっちは、塩水なので、サラサラ系。 しかし、量が多いので、3時間近く掛かった

それに加えて、抗がん剤を薄めながら、体に送る為、 ラクテックと言う、ポカリスエットみたいな、 役目をするのを2本、ソリタと言う、水分を1本、
私の体の中は、この6時間で、水分だらけ。
口から水分を取っていなくても、 体に水分がカナリ入っているので、おトイレが近い近い
全部、尿は取って、溜めるんですが。 この作業がイチイチ、めんどくさい。

ようやく、全工程が終わって、抜針。 バイタルチェック。 今日も、無事に終了しました。
フー。疲れたな。

しかし、この2、3日後からの副作用が、 結構辛い。シュミレーションすると、憂鬱になる

いつもは、点滴しながら、爆睡するんだけど、 今日は、闘病友のIさんと、Yおばちゃんに逢えたので、
点滴刺しながら、ずっと喋ってあっと言う間。
久々に、会えて、嬉しかったよー。 今度は、病室の外で、一緒にお茶しよーねー



病院に来たら、一つのお楽しみ。 それは、らずべりぃのパン達。
こないだの、leaf京都滋賀パン特集にも、 載っていたお店。
院内で、売ってます。 毎朝、お姉さんが、運びにやって来ます。

一つ一つが、不恰好だけど、手作り感が、 めっちゃ伝わって来る、パン達。
ほぼ、全種類を制覇したかも。 長いこと、こちらに通っているモンで。

今日はお気に入りのクリームパン。(クリームパン大好き
中身は、ぽってりクリームで、 卵の味、ほのかにする、甘さ控えめなカスタード。
端から、隅っこまで、ぎっしりクリーム、入ってます。

次へ続く







06年7月(退院後+衝撃の真実)

2006-10-01 16:45:22 | 病気の経緯と治療とか
やっとの思いで、放射線治療が終わり、退院し、家に戻れたと言うのに、
毎日、何にもやる気が起きない。すんごい、脱力感。魂が抜けたような、私。

放射線を当ててた、火傷はすぐには、よくならないし、まだまだ痛い。
脱力感を与えた、1番の理由は、「まだ治療が終わらない」と言う事
退院前の、ムンテラで「後、3クールは、抗がん剤投与したい」と、
言われた事。

この8ヶ月間、辛い抗がん剤を6クール受け、放射線を33回照射し、当てた部分が酷い火傷になりながら、
惨めな姿で、頑張って来たのに、私に取り付いた、「ガン」と言う病気は、私をまだ許してはくれない。

運の悪い事に、ガン細胞が出来た場所が悪くて、(膣周辺)

「転移の可能性が非常に高い

との事なので、まだ抗がん剤治療と検査が続く。

私にゴールはあるの?

きっとここで、抗がん剤を拒めば、髪も生えてくるし、体も副作用が出ない。
でも、自分の命をつないでいく為には、やるしか無いんだろう。
次の外来で、返事を聞かせてと、主治医Nに言われたけど、
やっぱ、やるしか無いんだろうね。ほんとは、逃げたい気持ちなんだけど。

こんなどん底パート②な気持ち(パート①は、闘病当初)に、励ましてくれる、友人達。
その中でも、部位は違うけど、ガンを患う仲間の1人、ゆかりんには、いつも元気と、勇気をもらう。
私よりも、3つも若いのに、いつも私を引っ張ってくれる。
闘病歴は、私よりちょっと先輩。

元々、私はとあるブログをやっていて、ゆかりんは、その頃からのお付き合い。
同じO型で、さそり座であり、パンが大好きと共通点も多い。
まさか、「ガン」と言う事まで、共通するとは。

ずっと続けてた、とあるブログも、病気をきっかけに、更新ストップ。
病気になってから、閉鎖的になってる私に、ゆかりんが、又引っ張ってくれた。
外に目を向ける事を、教えてくれて、日記とブログを始めるきっかけに今までは、ずっと皆さんの記事を、
見てるだけだったんだけど、又、日記や、ブログを始めた事で、仲間も増えたし、励みも増えたし、
そして、今ここを、見て下さってる皆様に会えた。
そんな、きっかけをくれた、ゆかりんに感謝どうもありがとね

こうやって、徐々に又テンションがって来た私。
でも、そんな中(7月中旬くらい)、衝撃の真実を、知る事に・・・


どんな経路で、この話になったのかは、覚えて無いけど、 確実に、真剣に夫は、私にこう言った。

「実は、お前の癌、肝臓にも転移してたんや」

”してたんや?”
それって、前からあったって事かい?!

実は、私が1番最初に入院した、去年の11月の頃、 主治医から、先に夫だけに話があったらしい。

「CTやX線の結果、肝臓に転移が、確認出来ます」

この事を、今私に告知するか、それとも先延ばしにするか、 夫に、意見を委ねられた。

「今、知らせないで下さい。きっと妻は、取り乱すでしょう」

この時の私は、前にも書いたが、 ステージⅣと言う、診断結果で、
いつ、どうなっても、おかしく無い状況だったそうだ。
それに加え、

「覚悟を決めておいて下さい」

とまで、言われカナリ極限な、状態だったらしい。
治療が始まらなければ、腫瘤が小さくなるか、 解らないし、始めても、腫瘤に効いてくれるかも、 解らない。
何事も、始めてみなけりゃ、解らないって、 状況だったそうだ。
言葉通り、”見切り発車”な、治療だったわけだ。

私は、診断結果ステージⅣと言う事だけは、 知っていたが、
この日まで、自分に転移があるとは、 夢にも、思っていなかった。
だから、夢を見てたか?のように、今書けるのかも。

実際、夫から告げられた時、不思議に割りと、 すんなり、受け入れる事が出来た。
それは、きっとあの頃から、1年経って、 今自分の病状が、前進したと言う事、
そして、周りの皆の励ましなどで、 病気と、向き合い、成長出来たって事だと思う。

あの頃に、告げられていたら、きっと治療を、 前向きに受けれず、悲観的にずっとなってたかも。
そんな私の性格を、キチンと夫は、読み取ってくれた。
そして、バツグンなタイミングまで、 私が知る事無く、黙っていてくれた。
夫よ、サンキュー
沈黙を守るって、辛いなぁと、思う。

黙っていてくれたと言えば、主治医を始めとする、 医療チームにも、感謝したい。
10ヶ月もの間、私の経過を、ずっと見守り続け、 治療を施し、いつ本人に告知しようか?と、
悩みのタネを、抱えながら、接してくれた。
Nせんせー、私事実を知っても、 もう、大丈夫だよ。

でも、はっきり言って、 抗がん剤が今まで、効いてくれてたから、 私は、今も生きてる。
効いて無かったら、今は居ないかも知れない。

膣癌(後に、診断が変わりました)と肝臓癌。 私は、二つの癌と、共存していかなければ、ならない。

でも、私負けない!

やりたい事、いっぱいあるもん!
お酒もガブガブ飲みたいし、 NYでベーグルだって、頬張りたいし、
世界各国の、美味しいもの巡りだってしたい!
そして、夫に大好きなオムライスを、何百個も、 作ってあげたい。(そんなに、イランか・・・?)

ここでは、死ねない。

私は、真実を受け入れ、又一つ大きく強くなった。

そして、この「3クールの、本当の理由」を知り、受け止め、治療を続ける決意をした
(遠隔転移した、肝臓の癌をやっつける為の3クール)

次へ続く






2006年6月(やっと退院)⑥

2006-09-27 15:20:52 | 病気の経緯と治療とか
毎朝、起きて通ってる放射線治療。
それも、終盤に差し掛かろうとしていた。

33回の照射予定のうち、25回は、リニアックと言って、大きな範囲を、
太い線で外から当てる方法。(お腹方面からと、お尻方面から)
そして、残りの8回はブーストと言って、患部に小さな範囲で、外から、
横向きに、細い線で当てる方法。
放射線治療が始まった頃の、話はここ

リニアックを25回当てた頃には、火傷がピークで、外陰部、肛門付近まで、
皮がめくれて、熱を持ってるような、感覚。
排泄、排尿するのが、かなり困難な状態に。
それに加え、両足太ももの付け根が、酷いケロイドの、火傷になり、歩くのも痛い。
皮が、広範囲に渡ってめくれて来て、痛いの、なんのって
パジャマのズボンを履くのも、摩れて痛い状況。
こんな時、スカートのパジャマがあれば・・・。と、考えてみたり
マタニティードレスでも、着れば良かったんだけど。(えっ?)

薬剤部からもらった、お薬2種類。
火傷の熱を鎮める塗り薬と、ステロイド入りの、軟膏。
軟膏は、粘着タイプで、油分が入ってるから、ちょっと塗ると気持ち悪い
いつも、交代で巡回してくる看護師さんが、

「火傷の部分、自分じゃ塗り難いだろうから、私達塗りますので、
 気軽に言って下さいね」

そう、気遣って言ってくれたけど、ちょっと恥ずかしくて。

塗っても、塗っても、すぐには治らなかったけど、毎日3回塗ってねと、言われ、
塗る場所が面倒なんだけど、約束を守って、トイレで1人塗った。

リニアックで肛門付近に、直接当たっていた、放射線。
ブーストになり、横手から当たる事もあって、肛門付近の火傷は、
徐々に薄い皮を張り、治って来ていた。
でも、両足太もも付け根の火傷は、ヒートアップして来ていて、
寝ても、立っても、座っても、痛い状態。皮はべろーんってめくれるし、
痛くて、熱いし、もう、勘弁してって感じ。
でも、もうひと頑張り。
8回のブーストが終わったら、放射線照射は、終了
そして、退院予定

放射線33回目の朝、最後の照射に出掛けた。
そして、最後の照射が終わった時、
2ヶ月もの間、お世話になった、放射線のスタッフに一礼して、
高エネルギー室を後にした。
嬉しい反面、ちょっと淋しかった
でも、あんなに長かった放射線、やっと終えたよ
10合目、達成したよ

放射線治療の、詳しい事は、こちらを参考にして頂ければ、
よく解ってもらえると、思います。

===================================


放射線照射中に、主治医Nは、抗がん剤治療を2クール行う予定にしてたけど、
やっぱし、骨髄抑制が出て、時間的に無理。
入院中には、結果1クールしか、投与出来ず終いに、なった。

放射線照射も終わり、後はCT検査と、内診で、退院出来るか判断。
退院予定日(自分で数えて、勝手に決めてた日)まで、あと2日
早く、家に戻りたい

自分で勝手に決めた予定日の、前日、CT検査が予約され、「造影剤同意書」
に、サインを
検査室は、1F。6Fの病棟から、少し離れてる。

CT自体、寝てるだけで、検査は終わるんだけど、その際に注入する、「造影剤」
これが、とっても嫌い。
もう、何度も受けてるから、慣れても良いもんだが、慣れない。あの感覚。
造影剤を注入後、お尻の付け根の方へ来る、あのカーッってした、熱い感じ。
やがて、血管を巡り、体全体が、熱くなる。

検査は終わり、「造影剤を受けた方へ」と書いた、注意書きをもらい、
病室へ戻る。その注意書きには、

「なるべく、水分を多目に摂って、造影剤を体外へ出して下さい」

と、書いてあった。
あー、火傷してるから、何度もトイレには、行きたく無いんだよなー・・・。
そう思いながらも、いつもより多目の水分を摂り、痛いのを我慢しながら、
体外へ、造影剤を出す作業を、した。

そして、目覚めた6月最後の金曜日。私の、勝手に決めてた退院予定日。
ワクワクしながら、主治医Nに、聞いてみた。

「この前、放射線終わって、CT検査終われば、N先生、退院しても良いって、
 言ってたでしょ?明日、明後日は、休診だし、今日退院しても良い?」

その問いに、すんなり、

「OK!良いよ。」

って、言ってくれると思ったら。
何やら、渋い顔付き。

「ちょっと、クランベリーさんの事、医療チームで話さないといけなくてね、
 悪いんだけど、もうちょっと、ここに居てくれないかな?で、月曜日に病院へ
 戻る時、話があるから、旦那様も一緒に来てくれる?」

と、言われ、一気にテンション
なに?まだ私、入院して治療しなきゃ、ならない理由があるのかな?
ちょっと、不安。
そして、なんだか、何かを隠してるみたいな、予感

そう言われ、渋々まだ入院生活、続く事に。
と言っても、明日、明後日は土日。月曜日に、又病室へ戻る約束で、外泊OK。

そして、病室に戻った月曜日、火傷が痛くて、歩くのも困難
トイレに行く度、ズボンや下着の上げ下げが、摩れて痛い。
そんな中、呼び出しが掛かった。

「退院を決める、最後の内診をするので、処置室へ来てね」

そう言われ、火傷が痛いので、両足太もも付け根をかばいながら、処置室へ。
痛くて、ちょっとそこまで、歩くのもやっと。
それなのに、内診なんて、出来ないーそう、心で思ってた。

私は、入院した時、N教授に診てもらったので、退院を決める判断をするのも、
N教授の内診。ちょっと、怖い。又、ギャラリーが出来るのかな?

丁度、そこに、担当医M女医が居たので、

「むっちゃ、火傷が痛くて、内診台に上れないかも、知れへんの」

そう言うと、M女医はその旨を、N教授に伝えてくれて、N教授が私に、

「火傷が酷いんやって?そしたら、内診台には、上らなくても良いし、
 ベッドに横になって、患部を見せてくれるかな?私は責任者だから、
 ちゃんと、診ておきたいんだよ。そして、退院OKのサインを出すからね」

そう言われ、火傷で酷く、醜くなってるのを、N教授に診てもらい、

「よく、ここまで頑張ったね。今は火傷痛いけど、日にち薬で、皮が張って来て、
 良くなるからね。当初(11月)に比べたら、雲泥の差やで!お疲れ様!退院OK」

そう言われ、晴れて退院出来る事に。
でも、これから、主治医N+担当M女医+担当看護師Yとの、ムンテラが予定されてた。
だから、退院は、翌日に先延ばし。まずは、ムンテラ。

==================================
あらかじめ、夫と一緒にと、言われていたので、少し緊張
部屋に入ると、主治医N、M女医、看護師Yが、待っていた。

病状の話しが始まり、頷く私達夫婦。
こないだ撮ったCTの画像と、11月に入院した頃に撮ったCT画像を見比べて、
説明してくれた。

放射線は、すぐに効果が見れないので、これから、定期的に検査を重ね、
予後を、診ていくと言う方針に。

こないだやった、「パッチン検査」の結果は、もちろん大丈夫。
治療したのに、今黒だったら、困るけど。

あれだけ痛みを持って、ここの病院の門を叩いた去年の11月。
今、癌の痛みは一切無い。
劇薬+麻薬と言われ、服用していた「オキシコンチン・モルヒネ」とも、
もう、おさらば。
火傷は、むっちゃ痛いけど、私ここまで、乗り越えた。
私は、調子に乗って、主治医Nに、

「退院して、お酒って飲んで良いですか?」

と聞いたら、

「良いんじゃない?退院祝いくらい、飲んだらええやんよく、8ヶ月間、
 頑張って、治療してくれたね!お疲れ様」

そう、笑って言ってくれた。
退院祝いくらいなら、飲んでも良いのか!嬉しい
一気にテンション

でも、その後、少し顔をしかめながら、主治医Nは話を続けた。

「でも、もう少し、癌の予防と全身治療の為に、抗がん剤治療を、続けたいんだけ
 ど・・・。予定してるのは、3クール、答えは、すぐに出せなくても良いから、
 考えておいて、くれないかな・・・。次の外来で、答え聞かせて」

えー?まだ、私治療が続くの?予防ってなに?なんで、又抗がん剤?
そう思ったけど、入院中に、1クールしか投与出来なかった事を、思い出し、
仕方無いと、心に言い聞かせた。

その夜、「お疲れ様でした」と称して、担当看護師Yちゃんと、担当医M女医が、
私宛と、家族宛に、賞状を作ってくれた。
その気持ちに、とっても感動した。
まだ、少し治療は、続くにせよ、8ヶ月間、走って来た私は、泣けて来た。


でも、私は、この3クールに、本当の理由があるのもこの頃は知らずに


退院の朝、同室のYさんと、Iさん、祝福してくれた。
Iさんは、いっぱい泣いてくれて、

「私、クランベリーさんが居なくなったら、毎日1人で泣いてしまうよ!
 残っててって、言えないけど、居なくなるのは、淋しい!」

そう言って、私宛に、手紙をくれた。
そこには、まだまだ、病気を受け入れられない、恐怖の気持ちがいっぱい。
私も、最初、こんな気持ちだったな。そう思いながら、家に戻ったら、
いっぱい返信を書こうと、決めた。

Yさんは、割りにあっさり、見送ってくれて、

「又、外来や、治療で会うかも知れないもんね!そん時は、話そうね!
 元気で、頑張るんだよ~!」

そう言って、背中を押してくれた。

IさんYさん、どうもありがとう
医療チームの皆さん、どうもありがとう
主治医N、担当医M女医、担当看護師Yちゃん、どうもありがとう
私、退院します

次へ続く

長文、最後まで、読んで下さり、ありがとうございました

2006年6月(入院中)⑤

2006-09-24 20:54:45 | 病気の経緯と治療とか
足踏み状態の治療から、抜け出し、「ノイトロジン」のおかげか、
白血球が上昇してくれた。
これで、6クール②回目、③回目と、予定通り、抗がん剤を打てる運びとなった。
この前、カーテンの隣で、Yさんがアレルギー反応出たのを見て、
とっても、ビビっていたけど、アレルギー反応と言うのは、
大概、初回に出るらしくて、主治医N曰く、

「クランベリーさんは、絶対大丈夫アレルギー反応は、心配無し

と、言ってくれた。ちょっと、安心

しかし、放射線を照射してる事により、骨髄抑制が出て来ているので、
薬の量は、いつもの2/3量、ギリギリまで絞られた。
だからなのか、今までよりも、副作用が軽い
1番、軽いなと感じたのは、『脱毛』だった。
あの頃のように、バサッと束では、抜けない。
だから、ひよこのように、髪がちょびちょび伸びていた。
でもでも、まだ帽子は、必須アイテム
そして、吐気は、いつも通りやって来たけど、吐気止めの「ノバミン」と、
「ナボバン」服用で、幾分かマシに。

マシにならずに、どんどん進んでいくのが、放射線の副作用の火傷。
段々、熱いのが、痛みに変わっていくのが解る。
そして、火傷の範囲も、広範囲に。
こうやって、病変部に、効いていくんだね。
外陰部周辺は、かなり、ヒリヒリ。内診するのも、やっとな状態。


同室のIさん、Yさん、私の治療時、いっぱい心配してくれたね。
どうも、ありがとう
こうやって、お互いに励まし合い、一緒に進んで来たよね。

そんな中、Iさんは、食中毒に掛かり、ずっと高熱にうなされてた。
原因は、不明?らしく、薬も中々処方してもらえない中、
消灯まで、ずっと一緒に話したね。
あの時、いっぱい話し聞いてくれて、嬉しかったんだよ
Iさんも泣き虫、私も泣き虫だから、一緒に泣いたね
それも、今では思い出に

入院中、1番嫌だった検査、それは『組織診』通名『パッチン検査』。

それは、病変部の肉を、もぎ取り、調べる検査。

普通の方なら、多分麻酔無しで、行われる。
でも、私の場合、病変部に、血管、神経が集中していた為、
かなりの痛みが考えられ、麻酔をしてもらい、行ってもらう事に。
その大嫌いな『パッチン検査』を、近々するからと、主治医Nに言われた。

「今日かな?明日かな?」

と、びくびくしながら、日々を過ごし、ついにその日がやって来た。
朝の回診の時、主治医Nが、

「今日、パッチン検査やるから!」

そう言い残し、その日1日、ドッキドキ。

夕方過ぎに、インターホン越しに、呼び出しが掛かり、渋々診察室へ。
火傷が痛いから、ほんとは、嫌なんだけどなーって、主治医Nに言ったら、

「いつか、絶対やらなきゃならない検査。だから、辛抱して」

と、言われ、しばし頑張る事に

今日は、担当M女医が、勉強の為、内診+検査をするみたい。
(えー、実験台か?
横で、主治医Nがあれこれ、指示を出し、M女医がそれに従って、
行ってくれた。
ちょっと、時間が掛かったけど、丁寧に診察してくれて、痛くなかった。

さて、いよいよ、パッチン検査

病変部(膣)に、麻酔の注射を打つ。何度も、何度も、角度を変え、打つ。
病変部の皮膚が、硬く変化してるから、余計に針を刺すのが痛い。
(まるで、鳥の軟骨みたいに)
でも、麻酔が効いてくると、全く感じない。
そして、肉をもぎ取る。痛みは無いけど、冷たい器具の感触は、解る。

「パッチン」

そう、音が3度鳴った。
どうやら、3部分、もぎ取ったようだ。

「ちょっと、出血してるから、今日はお風呂、控えてね」

そう言われ、検査が終わったのが、解った。
麻酔をする注射が痛かったけど、幾分かマシ。
やっと、終わった


放射線照射も、8合目に差し掛かった頃、主治医Nは、7クール目の、
抗がん剤を、考えていた。
でも、放射線を当てれば、当てるほど、下降する私の血球値。
骨髄抑制が、進行する
又、治療が足踏み状態・・・。

「この先、どうなるんだろうか退院出来るのか?」

そんな不安を抱きながら、日々過ごしていた。
退院予定日まで、後もう少し

次へ続く

2006年6月(入院中)④

2006-09-21 13:32:14 | 病気の経緯と治療とか
1つ、書き忘れた事があった。

大学病院と言う場所は、先生が早いローテーションで、変わる。

去年の11月から、この病院へお世話になり、主治医、担当医よりも、
可愛がってくれた、病棟医長I先生が、居た。

いつも、見回っては、声を掛けてくれたり、元気付けてくれたり、笑わせてくれたり、

「調子はどーや?いけてる?」

絶えず会話を、してくれたI先生。告知を家族と、私にしてくれたI先生。
いつも、売店では、缶コーヒーを、買っていた、I先生。よく、出会ったね。
ちょい悪おやじ系な、I先生。
聞く所に寄れば、昔は、カナリな、ヤンキーだったとか。
そんな、大好きだった、I先生が、転院された。
とっても、淋しくなった。

それに加え、私に付いてくれていた、担当医の女医S先生も、4月で転院。
いつも、優しく微笑み掛けてくれて、針刺しは、名人級
指名したくなるほどだった。
でも、さよなら
せっかく、打ち解けたって思えたのに、出て行っちゃうのね。悲しい

5/8に入院した時、新しい担当医と言われる、先生が挨拶にやって来た。
マタマタ、女医さん。今度の先生は、S先生よりも、とーっても、庶民的で、
気さく、隣のお姉ちゃんみたいな、存在の先生だった。
人見知りする私も、すぐに打ち解ける事が出来た。
これから、お世話になりますね。M女医さん。
聞いてみれば、M女医、年は私よりも3つ下。

空いた婦人科病棟医長の、ポストには、主治医N先生が、納まることに。
主治医N先生、又忙しくなったね。

これで、私の側には、主治医N先生、担当医M女医、担当看護師Yちゃんが、
付いてくれる事になった。


いつものように、朝イチで放射線を当てて、帰って来たある日、
事件が発生
何やら、病棟の廊下が、騒がしい。
私の部屋は、1番隅っこだから、歩いて近付いていくと、
段々騒々しさが、ピークに。

病屋の前には、心臓マッサージとかする、SOSセット?みたいな、
赤いワゴンが、置かれていた。こんなの、見たのは、初めて。
恐る恐る、病室へ入ると、カーテン越しに私の隣の患者さん、Yさんの周りに、
先生方が、ずらーーーっと。看護師さんも、数名居てた。

後から、事情を担当医M女医に聞いてみたら、
なんと、抗がん剤で、アレルギー反応発生。少しの間、気を失ってしまったらしい。
でも、薬を投与止めたら、すぐに息を吹き返し、バイタルも正常値に。
Yさんは、57歳のおばさま。手術を行い、その後、
今日が、人生初の抗がん剤だったようだ。
抗がん剤の薬は、なんと、私と全く同じ。
カーテン越しに、とっても怖くなり、震えてしまった。

私は、6クール②回目を、数日後に予定していたので、
もしかして、自分もこうなるのでは、無いか?と、かなり怯えてしまった。

この事件が、きっかけとなり、それ以降、Iさんに加え、Yさんとも、
毎日、話が出来るように、なった。
又、1人仲間が増えたよ
聞くと、Yさんの息子さん、私と同じ年。
なんだか、私を見て、娘みたいに、思ってくれた。

数日後、私は6クール②回目の抗がん剤を、投与する為、採血を行った。
うちの病院、採血は、早朝と決まっていて、(6時)まだ眠い、目をこすりながら、
血をとられた。

結果、放射線照射の影響もあり、骨髄抑制が徐々に出ていて、
すぐには、打てない状態。
白血球を上げる為、「ノイトロジン」を、看護師さんに、打ってもらい、
上昇を待つ事に。

「これで、びしばし、上昇してくれるからね。心配無し!」

この注射、他の注射よりも、チクっと痛い。

今まで、順序よく、計画的に治療が進んでいたのに、
ちょっと、足踏み状態。
焦る気持ちもあったけど、今は自分の体が大事。

来週早々に、次回の投与予定が、組まれた。

次へ続く







2006年5月(入院中)③

2006-09-19 14:58:15 | 病気の経緯と治療とか
90歳の、おばあちゃまが退院して、すぐにそこへ、違う患者さんが運ばれた。
同じ部屋なのに、あまり見えなかったけど、チラッって見るに、
とても、若そうな予感。お友達になれるかな?
でも、とっても、体、辛そうだった。

彼女は、毎日検査三昧で、点滴をし、輸血も行っていたので、
自由が利かなかった。そして、病名も病状も、私には解らなかった。

そんなある日、消灯過ぎの、私達の病室で、しくしく泣き声が、聞こえた。
最初は、何の音か解らなかったんだけど、耳を澄ますと、それは、やっぱり、
人のすすり泣くような、泣き声。
他の患者に、聞こえないように、声を押し殺して、泣いてる。
発信元は、彼女だって、すぐに解った。
カーテンの向こう側で、声をかけたいのに、掛けられない私。

「きっと、さっきのムンテラで、辛い事、言われたんだね。
 私でよければ、話聞くよ!」

心で、叫ぶも、声にならず・・・。

翌日。
いつものように、朝イチで放射線に通う。
すると、放射線の待合室に、彼女が居た。
放射線を当てるって事は、同じ病気かな?

今日まで、知らなかった。いつも、すれ違ってたんだね。
私を見て、彼女、すぐに話掛けてくれた。

「同室のクランベリーさんですよね?私実は、ずっとお話したかったの。
 だって年代が近い患者さんって、周りに居ないでしょ?
 やっぱ、年が近い方が、気持ちも解ってもらえるかな?って思ってね。
 担当看護師Tちゃんから、クランベリーさんの事、お話聞いてたんです。」

え?私の事、聞いてた?しかも、看護師Tちゃんから?
(担当看護師Tちゃんは、彼女の担当看護師)
それって、プライバシーに、反するやーん!とか、細かい事は、抜きにして、
とっても、嬉しかった

放射線治療を前に、待合室で、盛り上がる2人
彼女Iさんは、話してみると、5つ年上で、高校生の息子さんが1人居るらしい。
主治医も一緒。(担当医は違うけど)部屋も一緒。治療も一緒。
又私は、1つ殻を破る事が出来て、入院生活が、ある意味楽しくなった

そんな明るくなれたよな、ある日、私にも、異変が。
順調に進んでた、放射線治療。どんどん、副作用が出て来る。
まずは、下痢。
私の場合は、そんなにキツくは無かったんだけど、明らかにユルい。
元々、他の薬の影響で、私は難便になっていた。(便秘?)
だから、おトイレとお友達ってくらい、辛くは無かったけど、
何度も、何度も、トイレに行き、肛門が切れるかと、思ったほど。

放射線を照射した部分は、徐々に火傷に変わっていき、
(骨盤・大腿骨)
排泄、排尿に、かなり支障をきたしていた。
でも、まだ後半分は、照射が残ってる。
やっと、5合目か。山のてっぺんまで、ふんばらなきゃ

私は今回の入院で、放射線照射の他に、しなければいけない、治療が幾つかあった。
それは、麻薬(劇薬)痛み止め

「オキシコンチン」

の数を減らし、無くならす事。
1日で最大200mg飲んでいたオキシコンチン。
服用は、徐々に減っていき、この時30mgまで、減らせた。
退院までに、0を目標に、もっていきたいらしい。

それと、もう1つ。最大の、治療。
放射線照射と併用して、抗がん剤投与
主治医の予定では、入院中(放射線照射中)に、2クールの投与を、
予定していた。

癌告知された11月から(この病院では)ずっとこの治療を、主治医は、
私に、したいと、思っていた。
でも、当初は腫瘤がかなり大きかった為、抗がん剤で小さくし、やっと今、
当初の目的だった、放射線+抗がん剤治療に、こぎつけた。

この治療方法は、手術と同じくらいの効果があるらしく、
私にとっては、半年経ったこの頃、初めて大きな治療を受けてる事になる。

抗がん剤の投与方法は、今までと同じく、TJ weekly chemotherapy。
(タキソール+カルボプラチンのブレンド)

この時、6クール目を投与する事となった。
6クール①回目、採血の結果、問題無く抗がん剤投与。
この頃の目に見えての副作用は、吐気、倦怠感、爪の色の変色、くらいだろうか。

放射線照射を行っているとの事で、投与量は、いつもの3/4の量に、抑えられた。
だから、脱毛は、あまりなかった。
放射線の副作用の下痢は、ピークを脱し、代わりに火傷が、日に日に酷く、
なっていった。

私の副作用も、辛くなっていったけど、そんな中、Iさんと話す時間は、
とっても、楽しく、お互いの励みになり、元気がモリモリ沸いてきた


次へ続く







2006年5月(入院中)②

2006-09-17 15:24:40 | 病気の経緯と治療とか
今日から、放射線治療開始

昨日、スタッフの看護師さんが、照射する機械を、見せてくれたおかげで、
少し、不安が取り除かれ、心はリラックス出来ていた。

病院の朝食は8時で、やや遅め。
のんびりしてると、洗面所も混むし、おトイレも混む。
私は性格的に、のんびりタイプなので、朝だけは、とても慌しい

入院患者の、放射線照射は、朝イチで呼ばれる為、さっさと、準備しないと、
遅れてしまう

6Fの婦人科病棟から、1F僻地の「高エネルギー棟」までは、ちょっと距離がある。
だから、私は放射線科から、呼ばれても、いつも少し遅れて行ってしまう、
迷惑な、患者その①だった。

さて、治療開始。
中待合で、少し待っていると、紫の扉の部屋、リニアック①室へ、呼ばれ行く。
そこには、硬いベッドのような物があり、そこへ患者が上向きに寝る。(私の場合)
そして、その上には、こないだ見せてもらった、大きな照射する機械が、
デーンと、私に向き合って、こっちを見ているようだった。
ここから、放射線が照射されるらしい。
因みに、この照射する機械、回転する。

まずは、照射する場所の、衣服を脱ぎ、(私の場合下半身)こないだマジックで、
印を書かれた部分に、合わせて上から照射。
痛くも、かゆくも、無く何も当たってる間、感じない。
その後、機械が回転し、下から(お尻側から)照射。
所要時間、5分くらいかな?あっと言う間に、照射は、終わり。
部屋では、FMラジオが、BGMで鳴っていた。
ちょっと、リラックス出来るような、感じ。
でも、大きな部屋に、私一人だけ、ぽつーんと。
放射線浴びるといけないから、技師さん、看護師さんは、重い扉の向こうへ。
モニターで私の様子が、見えるらしく、

「何かあったら、アクションしてね」

と言われた。

こんな感じの治療が、毎朝週に5日続く。予定は、25回のリニアックと、
8回のブースト。

そんなある日、見た事がある患者さんが、高エネルギー棟の、中待合に居た。
同室の、90歳になる、おばあちゃま。
今まで、部屋でも、もちろん話はしなかったし、放射線の治療を、受けてるなんて、
この日まで、知らなかった。

私の顔を見るなり、

「あー、お嬢ちゃんも、放射線当ててるのね?」

って、優しい口調で、話し掛けてくれた。
5/8に入院して、初めて?患者さんと、話したような、気がする。
私は、もうお嬢ちゃんってな、年じゃ無いけど、話し掛けてくれた事が、
とっても、嬉しかった
多くを語らず、詮索もせず。癒し系な、おばあちゃまだった

自分の足で、もちろん歩けるんだけど、病棟から、高エネルギー棟まで、
かなり距離があるので、いつも車椅子で、通ってた。
私よりも、ちょっと前から、入院し、放射線治療を行ってらしたので、
私と、ここで出会った時には、後数回で、終わるのよーって、
お話ししてた。

副作用の、下痢と、照射してる場所の火傷が、痛いのって、
言ってたっけ?
私は、まだ副作用を感じるくらい、照射していなかったので、後々からくる、
副作用が、とても怖かったこの頃。

そんな、せっかくお友達?になれた、90歳のおばあちゃまも、晴れて退院
又、1人ぼっちに、なっちゃった

でもね、おばあちゃまのおかげで、少しづつ、人が怖く無くなったよ。
どうも、ありがとう
ちょっとづつ、殻を破ってみるね。

まだまだ、治療は続くし、入院生活も続く。
私も早く、放射線卒業したいなぁ・・・

次へ続く