江戸の粋 小物細工、指物師の技法を受継ぐ細工物の小粋な世界をご覧下さい。

江戸には沢山の職人が技を競っていました。その人達が技を磨くため、細工の極致を極めたのが小物細工です。

「旅籠」の続きと 格子の作り方は?

2021年07月23日 | ミニチュア

こんにちは オリンピックの開会式の日が来ましたね

最後の最後までケチがついてどうなるのかしら

 

ブルーインパルスの飛行が杉並区を通る から

せめてそれでも見て楽しもうかな と 思っていたら

空には雲がいっぱいです しかも全く動いていないです

あれれ~~  これでは飛んできても雲の上で見えないかも

 

      

 

「旅籠」の続き 最後です

 

写真は正面入り口です

 

 

看板

 

右側のお勝手口です

 

 

お食事処を上から写して

 

 

 

 

ツワブキ

 

松の木が2本あります

古い作品なので 松の木もずいぶん色あせてしまいました

 

江戸小物細工で 一番難しいのは「格子戸」を作る事です

 

この作品には何種類かの格子戸がついています

 

格子を作るには 日本の木のように年輪が多い木は不向きで

暑い国の成長の早い木で年輪の少ない木で作ります

 

板の厚みを1ミリまで薄く削って

その板に窓の種類によって 1㎜~1.5㎜~2㎜迄の溝を掘って

 

溝がきちんと彫れたら 縦に1㎜の厚みの棒に切って

それを縦、横に組んで作ります

 

この作業だけでとても時間がかかります

 

この作業がきちんと出来ないと きれいな窓が作れないのです

 

屋根の瓦の部分は ティッシュペーパーを何枚も重ねて

作っています

 

屋根の内側です