ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2022/03/12 「THE BATMAN -ザ・バットマン-」

2022-03-12 00:00:02 | 日記
「THE BATMAN -ザ・バットマン-」

 毎度言ってるけど、アメコミのヒーローと言えば、
本来は、1にスーパーマン、2にバットマン、
3、4がなくて、5にスパイダーマンと言う序列だと思ってます。
その2番目に位置するバットマンの新作。
マーベル系が世界観を膨らませて、それなりに成功しているのに対し
DC系は、ヒーロー勢揃いのジャスティスリーグが失敗とされ、
バットマン役のベン・アフレックが降板し、
バットマン単体の作品の企画も流れたかに思えたが、
主人公をロバート・パティンソンに変えて完成。
敵役は毎度おなじみのジョーカーではなく、リドラーと言う点も注目すべき点。
まあ見ますよ。
 事前に聞いてる情報は、
・映画は3時間近い長いものらしい。
・ゴードン警部はジェフリー・ライトらしい。
・リドラーが敵役だが、ペンギンやキャットウーマンも出てるらしい。
・コリン・ファレルも出てるらしい。
・ジョーカーが出てるシーンがあったが、カットされたらしい。

ブルース・ウェイン ゴッサム市の富豪。バットマン(ロバート・パティンソン)
セリーナ 女泥棒。キャットウーマン
リドラー 連続殺人犯。本名エドワード・ナシュトン
ゴードン警部補 唯一バットマンを信頼する(ジェフリー・ライト)
アルフレッド ブルースの執事(アンディ・サーキス)
ファルコーネ ギャングのボス
オズ ファルコーネの部下。別名ペンギン(コリン・ファレル)

コルソン検事 地方検事
ベラ 次期市長候補
ドン・ミッチェル市長 暗殺される
アニカ セリーナのルームメイト

起:ゴッサムの要人を暗殺する連続殺人犯リドラーが現れる。
承:リドラーは、犯人はギャングと彼らに通じる警察の関係を暴く。
転:リドラーを逮捕するが、彼の仕掛けた爆弾で市全体が水没する。
結:被害を最小限に食い止めるが、リドラーは刑務所で犯罪者仲間と出会う。


 市長選が迫る中、現職のゴッサム市長が殺される。

 冒頭はどこかから監視している映像。
覗いているのは、バットマンが出動する様子か、
あるいはブルース・ウェインの両親が殺されるシーンかと思ったが
いずれでもなくて、ゴッサム市の市長選の様子だった。
この始まり方はぎこちなく感じたが、
後で考えると、覗いていたのはリドラーって事かな。ちょっとわかりづらい。
市長選は現職のドン・ミッチェルと、市政を正そうとする女性候補ベラの対決。
現職が圧倒的に優位かに思えたが、そのドン・ミッチェルが惨殺されてしまう。


 ゴードン警部補は、バットマンに捜査の協力を求める。

 ゴッサム市には悪党たちがはびこっていた。
バットマンが現れ、これらを倒して回るが、ここで出てくるのは小悪党と言う感じ。
バットマンがそれほどありがたがられてなくて、
ウロウロしていても周囲の人もあまり驚かない。
凶悪なヴィランが暴れて、満を持してバットマンがかけつけると言う雰囲気ではない。
 実は、本作のバットマンは活動開始してまだ2年。
(その正体は、街の名士であるブルース・ウェイン)
まだゴッサムの為に絶対必要と言うほどは評価されておらず
警察も、犯罪現場に勝手に出入りする事を快く思っていない。
そんな中、何かある都度、コウモリマークのサーチライトで、助けを求める者がいた。
ゴードン警部補だ。
彼だけはバットマンを頼りに感じていたのだ。ただし、バットマンの正体は知らない。


 犯人はリドラーと言う人物だとわかる。

 ゴードンは、バットマンが現場を見る事を許可。これに警官たちは困惑する。
だが、ゴードンはバットマンに全幅の信頼を置いていた。
バットマンは自前の装備で捜査するのではなく、やっている事は警察と変わらない。
つまり名探偵コナンのような存在ですな。
それでも、現場に残された小物から、犯人が謎かけをしていると気付く。
犯人はリドラーと称しているようだ。
さらにUSBメモリが見付かり、ゴードンのPCで中にあった動画を再生する事に。
ドン・ミッチェルが、ギャング組織の連中と会っている様子だ。
一同は驚くが、そこへ現れた本部長がバットマンを追い出してしまう。


 警察とギャング組織が通じていたと判明。本部長も殺される。

 現場を追い出されたバットマンは、屋敷にある本部に帰還する。
ブルースの姿に戻り、コンタクトレンズに仕込まれたカメラが撮影した動画を分析。
執事のアルフレッドと確認する。
ドン・ミッチェルが会っていたのは、ギャングのファルコーネだった。
これはスキャンダルだ。
 一方、USBメモリにはウイルスが仕込まれており、
ゴードンのPCが動画を各マスコミに拡散してしまう。
ウイルスチェックはした方がいいと思うよ。
 ブルースは、ファルコーネの背後に写っている腹心ペンギンに注目。
(本名はオズワルドなので、オズと呼ばれている)
このペンギン役がコリン・ファレルだが、特殊メイクでほぼ素顔は分からない。
バットマンは彼のいるクラブを訪ねるが、ペンギンは詳細を語らない。
一方でブルースは、そこにいるウェイトレスのセリーナに注目。
彼女も何かを探っていると気付く。
 新たに警察の本部長が殺され、彼もギャング組織とつながりがあったとわかる。
今回も同じリドラーの仕業のようだ。


 セリーナは、行方不明になったルームメイトのアニカを探していた。

 バットマンは、セリーナが何を探っているかを突き止めようとする。
セリーナは、黒い扮装でいろいろ忍び込んだりしていた。
キャットウーマンとは呼ばれてないけど、そういう事です。
彼女はセリーナだとばれてるが、バットマンの方の正体は不明のまま。
セリーナは、ルームメイトのアニカが行方不明になったと心配していた。
アニカは事件に巻き込まれたようだ。
セリーナは泥棒みたいな事をしているが、
互いに悪ではないと、バットマンと協力する事に。
ただし、完全に信頼している訳ではなく、腹の探り合いはある。


 新たに検事のコルソンが、リドラーの標的となる。

 ドン・ミッチェルの葬儀が行われる事になり、街の名士が集まる。
中には、めったに人前に出ないブルース・ウェインもいた。
さらにコルソン検事が現れるが、明らかにうろたえている。
リドラーの爆弾を仕掛けられていたのだ。
コルソンにも、リドラーの謎かけが付けられていた。
謎を解けば爆弾が解除できるのだ。
皆が謎かけがわからないでいるが、バットマンは次々解いてみせる。
(すばやく扮装変えたんだっけ?)
バットマンはなぞなぞが得意なのかな。
謎を解いて行く為には、コルソンは自身の罪を認めなくてはならない。
コルソンは躊躇し、結局爆死してしまい、バットマンはショックを受ける。


 バットマンはリドラーの正体を突き止める。

 バットマンは組織の倉庫でアニカが死んでいるのを発見。
それを知り、セリーナはショックを受ける。
バットマンはペンギンを追及。
ペンギンはバットマンを始末しようとするが失敗。やむなくリドラーの秘密を明かす。
リドラーの正体はエドワード・ナシュトンで、
ブルースの父が支援していた孤児院で暮らしていた。
ちなみに、TV「ゴッサム」とかではリドラーはエドワード・ニグマだったが
原作ではニグマが後にナシュトンと名乗るようになったらしい。
ブルースの父が殺された後、孤児院はギャング組織の隠れ蓑となり
ドン・ミッチェルやコルソン、そしてファルコーネも関わっていたらしい。
大人になったエドワードは彼らを恨み、復讐する事を誓ったのだ。
なぜ組織犯罪の真相まで知っているのかはわからないけど。


 リドラーに襲われ、アルフレッドが重傷を負う。

 孤児院を調べるブルースは、リドラーの次の標的がブルース自身だと知る。
慌てて屋敷へ連絡。
アルフレッドを呼ぶが、時すでに遅く
受け取った小包が爆発して、アルフレッドは重傷を負う。
(レギュラーキャラなので、死にはしない)


 ブルースはファルコーネが自分の父を殺したと知る。

 ブルースはファルコーネを訪ね、ゴッサムの闇について聞く。
ファルコーネは、今は亡きブルースの父親ともつながりがあったと話す。
父親が裏社会とつながっていたと知り、ブルースはショックを受ける。
さらに父親を殺したのは誰だと言う話も出て、皆自分じゃないと言うが、
結局、ファルコーネだったんだように記憶してます。
 一方セレーナは、アニカを殺したのがファルコーネだと知り、復讐しようとする。
ところが、セレーナ自身の父親がファルコーネだと知ってショックを受ける。
 そんなファルコーネも、リドラーによって悪事を暴かれる。
まあ、彼が悪事に絡んでいる事は、皆が知っている事実と言う感じだったけど。


 リドラーは逮捕されるが、彼の仕掛けた爆弾で市全体が水没する。

 そんな感じでゴッサムの闇の部分を暴露していたリドラーだが
何かあっさり捕まってしまう。
バットマンはリドラーに会うが、その不敵な様子に不安を覚える。
リドラーは逮捕される前から、次の仕掛けをしていたのだ。
ゴッサムシティを囲む防波堤が爆破され、海の水が市内に流れ込む。。


 リドラーの信者が市長候補を襲撃するが、バットマンらが阻止する。

 ゴッサムが水没し、ベラの集会場に避難した人々が集まる。
そこにも水が押し寄せ、人々は少しでも高い所へ上る。
一方、市民の中にはリドラーに触発された連中がいて、ベラを襲撃すべく暴れ始めた。
バットマンがかけつけ、セレーナも手助けして暴徒を蹴散らす。
やがて暴徒は鎮まり、浸水も収まる。
一件落着し、セリーナはゴッサムを去る事に。
ブルースはそれを見送り、自分は留まって悪と戦い続ける事を決意する。


 刑務所のリドラーは、別の犯罪者と出会う。

 一方、そんな騒ぎをよそに、首謀者のリドラーは刑務所の独房にいた。
隣の独房には、これまたちょっと曲者そうな犯罪者が入っていた。
彼はリドラーと自分は仲間だと話し、リドラーもそれに応える。
この犯罪者が誰かははっきりは描かれてないけど、これがジョーカーらしい。
バットマンの敵って、必ずジョーカーに行きつくんすかね。

 と言う訳で、冒頭は状況がわからなかったが、
本作のバットマンは、活躍するようになってから2年程度。
警察は彼を認めておらず、唯一認めているのはゴードン警部だけ。
それでもバットマンは現場に出入りし、勝手に証拠を見たりする。
つまり名探偵コナンみたいな存在と言う訳。
バットマンはコスチュームを着ているが、物凄い兵器は出てこない。
(ただし、撃たれても爆発に巻き込まれても平気)
ただの覆面野郎と言う印象。
バットマン以外の、リドラー、ペンギン、キャットウーマンは
特殊な扮装はしておらず、まだヴィランとして目覚めていないと言う感じ。
そんな雰囲気を維持しつつ、騙したとか騙されたとか言う話が3時間展開。
ワクワクするような(聞いた事ある)テーマ曲が流れる訳でもないので
ちょっとつらい所もあるが、まあまあ飽きずに見られた。
ちなみに、ジャスティスリーグ他のシリーズとの関連性は全く感じられず。
(共通して出てる俳優もいない)
最後にジョーカーなのかな?と思わせる犯罪者が出てくるが
はっきりは描かれず、そこも物足りない。
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2022/03/12 「ザ・ウォード/監禁病棟」

2022-03-12 00:00:00 | 日記
「ザ・ウォード/監禁病棟」

クリステン 精神病棟に入れられた女
ストリンガー医師
エミリー 患者
アイリス 患者
ゾーイ 患者
サラ 患者
ロイ 看護師
アリス かつていた患者

起:クリステンは精神病棟に入れられる。
承:院内にはおかしな雰囲気があり、元患者アリスの幽霊が出るとわかる。
転:患者たちはアリスを殺したと告白。
結:実はアリスは多重人格で、クリストンも人格の1つだった。

 1959年。森を逃げていたクリステンは、燃える農家の前で立ち尽くす。
かけつけた警官に捕らわれ、クリステンは精神病棟に入れられる。
 クリステンはストリンガー医師に会う。
クリステンは農家に放火したとされ、彼女の手には農家の住所が書かれていた。
だが、クリステンはなぜそんな事をしたのか覚えていない。
 クリステンは、夜に病室を抜け出すが、捕まって連れ戻されてしまう。
クリステンは、夜に廊下を歩く少女を見たと言う。
だが患者仲間は、そんな者はないと言う。

 シャワーを浴びるクリステンは、人でない何かがいたと騒ぐ。
だが医師らは取り合わず、鎮静剤や電気ショックの治療をする。
クリステンは、おかしくなりそうだと叫ぶ。
 患者仲間のアイリスは完治し、退院が近いと話す。
だがクリステンは、アイリスがいなくなくったと心配する。
退院したならば、彼女が描いた絵が残っているのはおかしい。
アイリスの絵に描かれた少女には、アリス・ハドソンと書かれていた。
 クリステンは、アリスの存在が気になる。
アイリス、アリス、タミーが消えていると指摘。
タミーとは、クリステンの部屋に前にいた患者だ。
クリステンは少女の亡霊がいると言うが、医師は取り合わない。
他の患者も相手にせず、アリスは退院したと言う。
 クリステンはエミリーと抜け出そうとするが、幽霊を見て転倒。
結局捕まってしまう。

 他の患者サラが幽霊に襲われる。
 クリステンは、サラがいなくなったと気付く。
さらに、ゾーイがアリスの人形を持っていた事から、
患者たちがアリスに何かをしたのだと知る。
一同は、アリスがあばれた為、タミーが指示して彼女を殺害したと認める。
アリスが復讐しており、エミリーは皆死ぬんだと怯える。
エミリーは、現れたアリスに首を切られてしまう。
 クリステンは、ゾーイを連れて逃げようとする。
看護師を倒すが、ゾーイが姿を消し、
クリステンは現れたアリスに襲われる。何とか斧を突き刺して、アリスを倒す。

 クリステンはアリスの資料を見る。
彼女は多重人格で、催眠療法を受けていたと知る。
複数の人格の中に、エミリーらがいた。医師は、クリステンはアリスだと告げる。
アリスは誘拐され、2か月間監禁されていた。
クリステンが放火した農家にだ。
精神が破綻したアリスは、妄想に逃げ込み、多重人格に。
悪夢を分担するが、やがて他の人格がアリスを圧倒するようになったのだ。
医師は、クリステンは空想の産物だと告げる。
クリステンは現れたアリスと格闘に。共に窓から転落する。
 医師は、アリスの両親に状況を報告。完治しており、まもなく退院できると言う。
アリスは、すべてを覚えていると言うが、医師は忘れるように告げる。
アリスは退院の用意をするが、戸棚を開けると幽霊が現れた。。

 と言う訳で、ジョー・カーペンター監督によるサスペンス。
放火の疑いをかけられたクリステンは、精神病棟に入れられる。
彼女にその記憶はないが、彼女自身にも何か問題はありそうな感じ。
患者仲間たちもいろいろありそう。
それだけだと「17歳のカルテ」みたいだけど、
かつての患者の幽霊が現れ、次々患者が襲われるとあってはホラー風味に。
この手の話の場合、
主人公の精神に問題はないが、周囲が問題があると思わせていたパターンと
主人公の精神にも問題があったと言うパターンのいずれかだと思う。
本作の場合は後者で、真相はどこかで聞いた感じだが
病院に幽霊がいるかに思わせた演出は、うまいやり方とは思えない。
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