ISIの上にも30x年

映画を見た時の感想を入れときます

2020/05/04 「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

2020-05-04 00:00:00 | 日記
「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

キャサリン・グラハム ワシントンポスト社主(メリル・ストリープ)
ベン ワシントンポスト編集主幹(トム・ハンクス)
ダン 国防長官スタッフ
マクナマラ国防長官 キャサリンの友人(ブルース・グリーンウッド)

起:ポスト紙は、ベトナム戦争に関わる機密文書を入手する。
承:社主キャサリンは、報じるべきか迷う。
転:キャサリンは掲載を決断する。
結:最高裁でも報道の自由が認められる。

 前線にいた経験のあるダンは、マクナマラ国防長官のスタッフとなる。
だが、政府のベトナム戦争への対応に業を煮やし、機密文書を持ち出してコピーする。
 地方紙ワシントンポストの社主キャサリンは、夫の死で会社を引き継いでいた。
女性が社主である事に否定的な者も多い。
 他紙から、ベトナム戦争に関する情報が報じられる。
歴代の大統領が、戦争に勝てないとわかっていたとするものだ。
だが、ポスト紙に情報源はなく、蚊帳の外だ。
 ポスト紙編集主幹ベンの所に、100ページ以上の文書が届く。
マクナマラ文書と呼ばれるもので、これでスクープ合戦に復帰できる。
信念のある者が持ち出したに違いない。
タイムズ紙が同様のスクープを進めるが、司法長官から掲載停止の指示が出る。
裁判所命令が出れば、ポスト紙も掲載する事は出来ない。
 記者は情報源であるダンに接触。彼は大量の極秘文書をコピーしていた。
現大統領ニクソンも歴代の方針を継承している。
掲載すればダンも追及を受ける事になるが、覚悟の上だ。
 ベンはキャサリンに報告。記事にすれば株の公開は無効となるかも知れない。
マクナマラの友人でもあるキャサリンは躊躇。
JFKの友人だったベンは、暗殺に関する報道をしなかったと告白。
友人か記者かを選ばねばならない時、両方は無理だと話す。
 ポスト紙に4000ページを超える文書が届く。
タイムズ紙が報じたのは上っ面だけだが、ここには詳細が記されている。
記事にすればただでは済まず、法律担当は司法長官の判断を仰いではと言う。
 幹部のフリッツは掲載に反対。一方で、掲載しなければ辞職すると言う者もいる。
迷った末、キャサリンは掲載を決断する。
法律担当は情報源を気にする。
タイムズと情報源が同じならば、法廷侮辱罪となると言う。
記者は、その可能性はあると言う。
すべての従業員の生活に責任があると迷うキャサリンだが、
新聞の使命もあると決断。印刷開始を命じる。
 国防に関わるとして、掲載中止を命ずる連絡が入る。
裁判所にも呼ばれる事になるだろう。
だが、他紙もポストに続いて同様の記事を掲載。もはや地方紙だけの問題ではない。
 ポスト紙は、タイムズ紙と共に最高裁に臨む。
評決は新聞側の勝利に。
判事は、報道の自由を保護し、報道を支えるのは国民であって、
統治者ではないとコメントする。それがまた記事となる。
 この展開にニクソンは激怒し、ポスト紙記者の出入りを禁止する。
しばらくして、民主党ウォーターゲートビルに侵入者がいるとの通報が入る。。

 と言う訳で、スティーブン・スピルバーグによる実録もの。
主演はメリル・ストリープとトム・ハンクスと言うアカデミー賞複数受賞者コンビ。
ベトナム戦争をめぐり、勝ち目がないと知っていた事がわかる文書が漏洩。
ワシントンポスト紙がこの文書のコピーを入手。
より大手のタイムズ紙はその概要を報じたが、コピーを入手したのはポストだけだ。
ベトナム戦争は続いており、タイムズには圧力がかかったと判明。
序盤は何が起こってるのかわかりづらかったが、
記事にするか否かでもめるあたりはなかなか面白い。
ラストにウォーターゲート事件の描写があり、
続編をにおわせるシリーズものみたいなのも面白いが、ひょっとすると蛇足かも。
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2020/05/04 「ガリバーの大冒険」

2020-05-04 00:00:00 | 日記
「ガリバーの大冒険」

ガリバー 医師
エリザベス ガリバーの恋人

[小人の国:リリパット]
レルドレサル 首相候補
グウェンドリン レルドレサルの恋人

[巨人の国:ブロブディンナグ]
グラムダルクリッチ 少女
マコバン 呪術師

起:航海で遭難したガリバーは小人の国に流れ着く。
承:小人の国で歓迎されるが、国王を怒らせて脱出する。
転:巨人の国で歓迎されるが、国王を怒らせて脱出する。
結:イングランドに生還する。

 医師ガリバーは恋人エリザベスと共に航海に出るが、嵐で海に投げ出されてしまう。

 どこかの島で目覚めたガリバーは、そこが小人の住むリリパット国だと知る。
リリパットの人々は危険視するが、
ガリバーは雨雲を息で吹き飛ばし、国王の信頼を得る。
 ガリバーはリリパットの人々の1728倍の大きさで、
食べ物をどんどん食べてしまうと問題視される。
だがガリバーは森に畑を作り、さらに大量の魚をとって問題を解決する。
 ガリバーはリリパット人として認められるが、
国王は海の向こうにあるブレフスキュ国への攻撃を求める。
リリパットとブレフスキュは、卵の割り方の違いで対立していた。
ガリバーと親しいレルドレサルは首相候補だったが、
追放された娘グウェンドリンと付き合っているとわかり、牢へ入れられてしまう。
ガリバーはレルドレサルを逃がし、グウェンドリンと会わせる。
国王が追ってくるが、ガリバーは戦争を終結させると約束する。
ブレフスキュに乗り込んだガリバーは、船すべてを奪い去る。
これでブレフスキュは海軍を失い、もはや戦う事は出来ない。
 ガリバーは勲章を与えられるが、国王はさらにブレフスキュを全滅させろと命ずる。
ガリバーが反発すると、国王は処刑を命ずる。
王妃は反対するが、騒ぎで火事が発生。
ガリバーは口に含んだ酒で消火するが、これには王妃も腹を立てる。
ガリバーは反逆者とされ、リリパットを脱出する。

 別の島へたどり着いたガリバーは、グラムダルクリッチと言う少女に捕らわれる。
そこは巨人の国ブロブディンナグ国だった。
少女はガリバーを国王に届ける。国王は小さな動物を集めているのだ。
中にはエリザベスもいて、少女はガリバーらの世話係として宮殿で暮らす事になる。
 ガリバーはエリザベスと結婚。新婚旅行と称して森へ出かける。
そこで巨大なリスに襲われるが、少女に助けられる。
 ガリバーは国王とチェスで対戦。
ガリバーが勝ってしまい、呪術師マコバンは魔物の力だと騒ぎだす。
さらにガリバーは、王妃の腹痛を薬で回復させる。
 マコバンは液体に入れ、青くなったら魔物と証明されると言い出す。
ガリバーは化学反応だと指摘。
 国王はワニと戦わせるが、ガリバーはこれを倒す。
それでも許さない国王は処刑すると言い出した為、少女がカゴに入れて川に流す。

 気が付くと、ガリバーらはイングランドの砂浜にいた。
あれは夢だったかも知れないが、巨人も小人も我々の中にいるのだ。

 と言う訳で、ガリバーの物語をレイ・ハリーハウゼンの特撮で描く。
小人の国と巨人の国へ行く、有名なあたりを実写化。
若干のアレンジはあるが、まあまあ知ってる通り。
特撮的には、巨人の国でリスやワニと戦うあたりが見せ場。
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