格安航空「利用しない」46%=シニア層、強い抵抗感―時事世論調査
時事通信 4月6日(土)15時21分配信
サービスの簡素化により低価格運賃で利用できる格安航空会社(LCC)について、「(今後も)利用するつもりはない」と考える人が46.2%に上ることが時事通信の全国世論調査で分かった。年齢が上がるにつれてその比率は上昇、60歳以上では65.7%に達した。経済的に余裕があり、旅行やサービスに「質」を求めるとされるシニア層は、LCCへの抵抗感が強いようだ。
「利用したことがある」は6.0%にとどまり、「利用したことはないが、今後利用してみたい」は45.5%だった。LCCは2012年に、ANAホールディングス系のピーチ・アビエーションとエアアジア・ジャパン、日本航空系のジェットスター・ジャパンの3社が相次ぎ就航。顧客開拓を急いでいるが、消費者の浸透にはまだ時間がかかりそうだ。