＜外為＞東京円続落８４円台 １１カ月ぶり水準

　１５日午前の東京外国為替市場では、米景気回復期待の高まりを背景にドルが買われ、円相場は一時、１ドル＝８４円１８銭近辺まで続落した。８４円台を付けたのは昨年４月１３日以来、約１１カ月ぶりの円安・ドル高水準。円はユーロに対しても売られ、１ユーロ＝１０９円台前半まで下落している。円安進行を好感し同日午前の東京株式市場の日経平均株価は一時、前日終値比１００円以上高い１万１５２円９６銭まで上昇。取引時間中としては昨年７月以来、約８カ月ぶりの高値水準を付けた。

　米国では、雇用や消費関連の指標が堅調なことを理由に景気回復期待が高まり、長期金利が上昇。これに対して、デフレから脱却できない日本は低金利が長期化するとの観測が拡大しており、金利の低い円を売って、金利先高感が強いドルに資金をシフトする動きが加速している。市場では「当面は１ドル＝８５円台を目指す展開になりそう」（大手証券）と一段の円安を見込む声が出ている。【窪田淳、浜中慎哉】
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日本コカ・コーラ、昨年販売が過去最高 自販機・コンビニでシェア拡大

　日本コカ・コーラは１３日、都内で２０１２年の事業戦略説明会を開いた。ダニエル・Ｈ・セイヤー社長は１１年の販売について、具体的な数字は明らかにしなかったが、２年連続で過去最高の販売量を更新したことを明らかにした。

　１２年の商品戦略では、７月のロンドン五輪を前に英国生まれの炭酸飲料「シュウェップス」でレモン風味の新商品を投入するなど海外で実績のある有力ブランドの展開を強化する。

　セイヤー社長は１１年の実績について、「自販機とコンビニエンスストアでの市場シェアも向上した」と強調した。

　同社は今月、８０以上の国・地域で販売されている健康飲料「バーン」を日本で発売。一方、日本で販売しているミネラル水「いろはす」の軽量ペットボトルをメキシコで採用するなど“日本発”の海外での取り組みも紹介した。

　自販機戦略では、１台で１１２種類の清涼飲料を提供できる紙コップ式自販機の設置数を増やすほか、消費者が画面でゲームを楽しんだり、商品の情報を得られる「インタラクティブ自販機」を来月から設置する。
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中国、今年も不動産市場抑制策を継続へ＝中国証券報

［上海　１３日　ロイター］　中国政府は今年、不動産市場抑制策を継続するが、初めて住宅を購入する消費者には影響を与えないよう配慮する方針。中国証券報が１３日、政府の通知を引用して伝えた。

同紙によると、政府は金融機関に対し、初めて住宅を購入する人々に対する支援を続ける一方で、不動産投資向けの融資規制は継続するよう求めた。

中国では不動産販売税や融資規制など政府による一連の対策を受け、１―２月の不動産販売額は前年同期に比べ２０．９％減少している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000049-reut-bus_all
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＜近鉄＞メガソーラー事業に参入 三重に設置へ

　近畿日本鉄道は８日、１３年度にもメガソーラー（大規模太陽光発電所）事業に参入することを明らかにした。三重県内の遊休地で、一般家庭の６０００世帯分に相当する出力２万キロワット程度の施設を設置する。同社によると私鉄のメガソーラー参入は初めてという。人口減少で主力の鉄道事業の成長が見込めない中、新たな成長分野として位置づける。

　三重県内の約２０ヘクタールの遊休地に太陽光パネルを敷設する。総事業費は数十億円を見込む。政府が決める電気の買い取り価格などの条件が固まり次第、詳細を決める。　

　近鉄は山林や宅地開発予定地など約２１００ヘクタールの遊休地を保有し、活用法を探っている。奈良県内の遊休地では農業を始めており、大手商社の丸紅や近畿大学と連携し、今秋にトマトやレタスを出荷する計画だ。【植田憲尚】
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トヨタ、米で変速機の生産能力を増強へ

　【ニューヨーク＝小谷野太郎】トヨタ自動車は１日米ウェストバージニア州にある工場で、６速自動変速機を増産すると発表した。

　米新車市場の需要回復に対応するのと同時に、部品の現地調達比率を高め、生産を効率化する狙いがある。

　トヨタは、ウェストバージニア工場に約４５００万ドル（約３６億円）を投資し、２０１３年７月までに生産能力を３割増の年間５２万基に引き上げる。変速機は米国市場の主力車「カムリ」などに搭載する。
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