中国、人民元ＱＦＩＩの投資枠を2000億元拡大へ＝証券監督管理委
ロイター 11月12日(月)9時4分配信
［北京 １１日 ロイター］ 中国証券監督管理委員会の郭樹清委員長は１１日、人民元適格外国機関投資家（ＲＱＦＩＩ）制度に基づく投資枠を、現在の７００億元から２０００億元拡大すると明らかにした。記者団に述べた。
また、適格外国機関投資家（ＱＦＩＩ）制度については、現在の投資枠である８００億元（約１２８億１０００万ドル）を使い切った場合は、枠を引き上げる可能性があるとの見方を示した。
ＲＱＦＩＩは適格外国機関投資家に対し、主に香港で調達したオフショアの人民元を通じて、承認された枠内で中国本土の株や債券への投資を認める制度。今回の投資枠拡大は、香港当局が要請したという。
郭樹清委員長は「第１８回共産党大会開幕前の先週、香港で金融問題を担当する主要な３人の高官から、ＲＱＦＩＩの投資枠を現行の７００億元から２０００億元拡大できないか、との打診があった」と述べた。
委員長によると、中国人民銀行（中央銀行）と中国国家外為管理局（ＳＡＦＥ）は既に拡大に合意しており、詳細な規則を準備している。