風便り

そよ風を感じて自転車を走らせて、野の花と青空が好き・・・大好きな花、家族、日々のささやかな幸せを綴ります。

祖母との別れ

2010年01月01日 12時08分16秒 | 家族

とても哀しい報告です。

今週の月曜日12月28日に実家の祖母がこの世を去りました。

96歳でした。

2年半まえに自宅で転んでから寝たきりになり

2箇所の病院に入院し

だいぶ元気になったので

1年前から老人施設にお世話になっていました。

車で15分ほどの施設まで

週に2回ほど洗濯物をとってきたり届けたりが

私の仕事になりました。

最初は、ちょっと負担に感じてました。

年齢も年齢なので痴呆症にもなっていて

最初は、私のことも忘れていましたが、

そのうちに私の顔を思い出したのか、いつも会うと

名前を呼んでくれるようになりました。

いつも絵本や新聞などを読んで過ごす祖母でした。

11月の末頃に施設から連絡があり、お腹が痛いご飯が食べられないので

病院に診察に連れて行ってくださいと連絡がありました。

近所の病院にしばらく入院

いろいろ検査しても原因がわからず

食事も食べれるようになりましたと3泊4日の入院で

施設にすぐにもどることになりました。

しかし、また施設では嘔吐して点滴で過ごすことに

今度は、老人病院に申しこみ順番待ちに

一箇所は、山道で遠いところの病院で出向て説明を聞き申し込みに行ったりと

雪の季節に不安でした。

しばらくして以前入っていた近い老人病院に入ることに

決まりホッとしました。

でも、もう体力もなくなり良くなる見込みもあまりありませんでした。

23日、クリスマスの準備で料理をしていると

病院からおしっこの出が悪くむくみもひどいので良い状態ではありません。

今すぐ来て下さいってことではありませんが、と連絡がありました。

涙があふれるなか作った料理

何も言わなかったけど、長男がそっと手伝ってくれました。

そんな優しさがほんとに救いでした。

祖母がこんな状態なのにクリスマス。。。

でも、何かに冒頭してないと家族で楽しく過ごしてないと心が折れそうでした。

その次の日に会いに行くと人工呼吸器をつけていましたが、目も開けてくれたし

なにかを言いたそうにしていました。

そして、亡くなる前日には主人と子供達3人とでお見舞いに行くこともできました。

長女が部活で帰りが遅くなって時間が遅くなったのでどうしょうかと思いましたが

今から思えば無理にでも会いにいってよかったです。

その時は、祖母に呼びかけても目は開けてくれませんでした。

低体温になっていて額も冷たくなっていました。

そして、28日の夜中電話で連絡があり病院へ

着いたときは、もう息を引き取った後でした。

また、来るからね、待っててねって約束したのに。。。

それから、通夜と葬儀の準備で忙しく

哀しみにひたる暇もないくらいの数日でした。

めんどうだと思った洗濯物の世話もいつしか会えたときに

笑顔を見るとホッとする自分がいました。

最初に入院した病院で、もうすこし長く診てくれていたら

もっと、腸の専門の大きい病院に連れていってたら

と、後悔があとをたたず苦しい時間もありますが

いろんな人にお世話になってやるべきことはやったのだから

感謝しなければって思い直すようにしています。

96歳、大往生です。

29日の通夜も30日の葬儀もほんとに天気に恵まれて

大晦日から大雪になっているのでほんとによかったです。

 

 今、目の前の窓からの外の様子です。

雪がたくさん積もっている様子をみると

学校に登校するのに、毎朝祖母が編み笠をかぶって

雪をすかしながら歩く道を開けてくれた光景を思い出して

胸があつくなります。

 

「ありがとう、おばあちゃん。」

 

 

お正月早々に哀しい報告になってしまってごめんなさい。

新年の挨拶は控えさせていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご愁傷さまです (ばあちゃん)
2010-01-01 21:56:01
楽しそうにクリスマスの飾り付けの様子を見せて頂いたあとの投稿がなかったので風邪でも引かれたのかと心配していましたが 大変なことがあったんですね 寂しくなられました
96歳言えば大往生ですよ ecoさんによくしてもらったこと感謝されていますよ
ecoさん早く何時もの明るいお母さんに戻ってください
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お久しぶりです。。。 (エコ)
2010-01-03 22:58:58
久しぶりにお邪魔しました。
大変でしたね。。。ecoさんもお疲れ様でした。

私の祖母も3年前に亡くなりました。
ぶっきらぼうな人で決して愛想のいい人ではなかったのですが、
母と伯母達が最期までお世話しました。
遠くに行ってしまうのは悲しいことですが、
看取ってくれる人がいることは幸せなことなのかもしれません。
私もecoさんに感謝していると思います。

失礼なことを言ってしまっていたらごめんなさい。

また落ち着いた頃にお邪魔しますね。
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Unknown (さっこ)
2010-01-04 16:41:57
大変な年末でしたね。
寂しいけど元気出してね。。。
おばあちゃんも見守ってくれてるよ!

雪景色も素敵ですが春の華やかなお庭が待ち遠しいですね^^
今年もecoさんちのお庭の写真楽しみにしてますね~
あ、もちろん美味しいものも!
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おばあちゃん (ケロ川)
2010-01-05 13:52:39
そうだったのですね、おばあちゃまは天国へ行ってしまったのですね。
てっきりecoさんのご一家はいつものお正月を過ごされていると思っていました、
でもとても悲しい思いをしたお正月だったのですね。
おばあちゃま、ecoさんに毎週会えて、とっても嬉しかったと思いますよ。
素敵なお孫さんをお持ちになって、おばあちゃまが羨ましいくらいですよ!
(て、私はまだまだ孫を持つのは先ですが。。。)
えっへん、いい孫持ったでしょう?なんておばあちゃまもお空の上から言っていますね♪
涙をこらえながらのクリスマス、ご家族の優しさがしみたのですね。
長男くん、とってもやさしいですね。その優しさを改めて気づかせてくれたのも
おばあちゃまかもしれませんね。
私もこちらからecoさんのおばあちゃまを思って祈りたいと思いますよ。
96年、おつかれさまでした!!!!

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ばあちゃんへ (eco)
2010-01-06 23:23:13
いろいろ大変でしたが大分落ち着いて
きました。
心配していただいてありがとうございます。

ほんとに長い間生きてくれてありがとうって言いたいです。

姿はみえませんが、いつも側で見守っていてくれると思うのでがんばります~!!^^
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エコさんへ (eco)
2010-01-06 23:39:10
エコさん、お久しぶりです^^
お元気でしたか?
コメントありがとうございます!
とってもうれしいです。

いろいろ大変な年末でしたが
だいぶ落ち着いてきました。
だれでもいつか訪れる永遠の別れ、
家族でも友達でも一緒に過ごす時間は
大切にしたいですね~

前のPCが壊れてエコさんのブログに
見にいけなくなってました^^;
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さっこさんへ (eco)
2010-01-06 23:48:01
皆さんのコメント読みながら
うるうるです^^;
ありがと~
姿はみえなくてもいつも側で
見守ってくれてるよね~
家族仲良く元気でいなくちゃね!!

雪の下で小さな芽が頑張ってるんだよ
そう思うと勇気と元気もらえるよ^^
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ケロ川さんへ (eco)
2010-01-07 00:01:25
とっても素敵なコメント
ありがとうございます!

大往生ですよね~
96歳まで生きたんだよ~
って長生きした自慢のおばあちゃんだよって
言いたいですよ^^
だれでもいつかは永遠の別れがあると思うと
一緒にすごす時間は貴重な時間ですね。
いろんなことを気づかせてくれた祖母との別れでした。
皆さんからも心配してもらったり励ましてもらったりとってもうれしかったです♪
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Unknown (portulaca_daisuki)
2010-01-07 14:25:35
そうでしたか・・・。
大往生と言いますが、やっぱりご家族にとっては悲しい悲しいお別れですよね。

おばあちゃまのために、何度も病院へ通っていたecoさんのこと、すっごく分かってくれていたと思いますよ。
だからこそ、ecoさんの名前も思い出してくれたんだと思います。

そしてご家族の絆の温かさを改めて感じることが出来た素敵な日々でもありましたね。

ずっとecoさんのことを見守って下さっていると思います。
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portulaca_daisukiさんへ (eco)
2010-01-07 22:09:23
温かいコメントありがとうございます。

毎日があたりまえのように過ぎていきますが、
忙しくしていると思い出さないのですが、
ふと、もう会いたくても会えないんだな~と
思うと哀しくなりますね。。。

そんな気持ちもだんだん薄れていくのかな~
それでいいのかもしれません。

祖母がいてくれたから私がいて子供達が生まれてそしてまた命のリレーが続いていくんですよね。。。
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