上手くいかないときには
先日も書いたように本気で旅していると、上手くいかない事はたびたび発生します。自分の意のままにならない事だらけだからこそ旅は面白いのだと思います。
ところで、上手くいかない事と遭遇した場合にどうしましょうか。
このテーマだと漠然としていて判りにくいですね。
たとえば、どこへ行ってもありがちな”シャワーのお湯が出ない”なんていう場合はどうでしょうか。
宿泊先のフロントへ言いに行けば修繕の人がやってきて直してくれるかもしれません。部屋を変えてもらうというのも一つの手です。たかだかシャワーのお湯が出ないといって鬼の首でも取ったようにフロントで大騒ぎしている人をたまに見かけますが、ああいうのはちょっとカッコ悪いのであくまで上品にいきましょう。
昨年のスーパーカブで旅するタイ北部ではメーサイで確保した部屋の一つがこの状況でした。実は私個人はここ何年か1年の2/3を水シャワーで生活しているので必ずしもシャワーにお湯が出る必要はありません。幸いにして気温も高かったので、ホットシャワーが出ない分、部屋代を下げてもらって私がその部屋を使いました。こういう解決策もあります。
思い通りにならない事への対処として、”改善するために動く”という対応もあれば、”思い通りにならないままにしておく”という対応もあるわけです。
そして、この”思い通りにならないままにしておく”という対応がどこまでできるかは実は旅していく上で結構重要な視点をもたらしてくれます。なぜならば、”改善”にばかり気を取られていると結局は日本での生活を現地で維持するために懸命に努力しているに過ぎない結果となるからです。
食事に梅干しが欠かせないとか、毎日お米を食べないと食べた気がしないとか、そういう人たちが梅干しやおにぎりや煎餅を持ってカナダやオーストラリアといった食品の持ち込みに厳しい国を訪れます。今ではオーストラリアの入国の際は日本人はマークされているほど。
”梅干しが無い”という環境を”改善”しようとするよりも、たかだか1週間や10日の間、大好きな梅干しが無い事くらい我慢して、”順応”するのが旅で味わえる新しい体験です。
オーストラリアだったら梅干しをあきらめたおかげでベジマイトに目覚めるイメージが良いですね。旅っぽい。
どこまで”順応”、どこから”改善”というのはその人によって変わってくると思います。例えば先ほどのメーサイのシャワーの件も、お客様の部屋のシャワーの温水器も壊れていたら宿を変えていたと思います。立場によっても変わってきます。もちろん、その時の気分によっても変わってきます。
何でも”改善しなくちゃ”とか”舐められてなるものか”と肩ひじ張ってると疲れてしまうので、適度に"順応"に挑戦して、新しい自分を探してみるのも良い体験です。
いくつもの基準がある中で私が常に意識しているのは”現地の人達の日常生活”という基準です。
オーストラリアの人達の多くは”毎日梅干しは欠かせない”という生活はしていないと思います。
メーサイでは今でも安宿の1/3位はまだホットシャワーは未装備です。だから、ホットシャワーが出なくても”とんでもない宿”というわけではなくて、装備されていて、壊れている状態なら”値切るネタに使える”程度の話。
スーパーカブで旅するタイ北部やタイ&ラオス路線バスの旅での宿泊先や食事場所の選択もほぼこの基準で考えています。
現地の人達の生活は歴史と文化の上に成り立っているので、短い期間くらい、ある意味”我慢”する事になったとしてもそれに倣ってみるのが旅の本質につながる事だと思うからです。
旅┃ 行┃ 好┃ き┃ の┃ 夕┃ べ┃ 開┃ 催┃
━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛ ━┛
6月17日 19:00~21:00
ぜひご参加ください。
http://www.bekkoame.ne.jp/i/eandg/event/yube.html
先日も書いたように本気で旅していると、上手くいかない事はたびたび発生します。自分の意のままにならない事だらけだからこそ旅は面白いのだと思います。
ところで、上手くいかない事と遭遇した場合にどうしましょうか。
このテーマだと漠然としていて判りにくいですね。
たとえば、どこへ行ってもありがちな”シャワーのお湯が出ない”なんていう場合はどうでしょうか。
宿泊先のフロントへ言いに行けば修繕の人がやってきて直してくれるかもしれません。部屋を変えてもらうというのも一つの手です。たかだかシャワーのお湯が出ないといって鬼の首でも取ったようにフロントで大騒ぎしている人をたまに見かけますが、ああいうのはちょっとカッコ悪いのであくまで上品にいきましょう。
昨年のスーパーカブで旅するタイ北部ではメーサイで確保した部屋の一つがこの状況でした。実は私個人はここ何年か1年の2/3を水シャワーで生活しているので必ずしもシャワーにお湯が出る必要はありません。幸いにして気温も高かったので、ホットシャワーが出ない分、部屋代を下げてもらって私がその部屋を使いました。こういう解決策もあります。
思い通りにならない事への対処として、”改善するために動く”という対応もあれば、”思い通りにならないままにしておく”という対応もあるわけです。
そして、この”思い通りにならないままにしておく”という対応がどこまでできるかは実は旅していく上で結構重要な視点をもたらしてくれます。なぜならば、”改善”にばかり気を取られていると結局は日本での生活を現地で維持するために懸命に努力しているに過ぎない結果となるからです。
食事に梅干しが欠かせないとか、毎日お米を食べないと食べた気がしないとか、そういう人たちが梅干しやおにぎりや煎餅を持ってカナダやオーストラリアといった食品の持ち込みに厳しい国を訪れます。今ではオーストラリアの入国の際は日本人はマークされているほど。
”梅干しが無い”という環境を”改善”しようとするよりも、たかだか1週間や10日の間、大好きな梅干しが無い事くらい我慢して、”順応”するのが旅で味わえる新しい体験です。
オーストラリアだったら梅干しをあきらめたおかげでベジマイトに目覚めるイメージが良いですね。旅っぽい。
どこまで”順応”、どこから”改善”というのはその人によって変わってくると思います。例えば先ほどのメーサイのシャワーの件も、お客様の部屋のシャワーの温水器も壊れていたら宿を変えていたと思います。立場によっても変わってきます。もちろん、その時の気分によっても変わってきます。
何でも”改善しなくちゃ”とか”舐められてなるものか”と肩ひじ張ってると疲れてしまうので、適度に"順応"に挑戦して、新しい自分を探してみるのも良い体験です。
いくつもの基準がある中で私が常に意識しているのは”現地の人達の日常生活”という基準です。
オーストラリアの人達の多くは”毎日梅干しは欠かせない”という生活はしていないと思います。
メーサイでは今でも安宿の1/3位はまだホットシャワーは未装備です。だから、ホットシャワーが出なくても”とんでもない宿”というわけではなくて、装備されていて、壊れている状態なら”値切るネタに使える”程度の話。
スーパーカブで旅するタイ北部やタイ&ラオス路線バスの旅での宿泊先や食事場所の選択もほぼこの基準で考えています。
現地の人達の生活は歴史と文化の上に成り立っているので、短い期間くらい、ある意味”我慢”する事になったとしてもそれに倣ってみるのが旅の本質につながる事だと思うからです。
旅┃ 行┃ 好┃ き┃ の┃ 夕┃ べ┃ 開┃ 催┃
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6月17日 19:00~21:00
ぜひご参加ください。
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