今日は天気予報通り、朝から雨が降っている。
しかも最高気温が１４度、これは寒い。
なのでとうとう我が家も、裸足の肉球族の為に、床暖解禁で～す♪
ほっこり、じんわり暖かくなって来た。
朝食後、２杯目のコーヒーを飲みながら昨日の新聞を片付けていた。
あ、昨日これを読むのを忘れていた。 新聞の投稿欄『ひととき』である。
私はこのコーナーが好きだ。
昨日の「クモの巣の輝く朝に」と題されたその記事は、
ご主人を１年半前に亡くし、子どもたちは独立し、独り暮らしをされている
老齢の女性からの投稿だ。
「やっと涼しくなったと、青空を仰いで両手を伸ばしたら、」
……軒下を大きくふさぐクモの巣に気がついた、と始まっている。
長い糸が２メートルを超す軒の幅に何本も掛けられ、下の植え込みの枝に立体的に繋がって、
そこに丹念にクモの巣が掛けられている。
巣の中ほどに、黄色い縞模様の足長の主を発見。
その小さい虫のたくましい生命力！与えられた命と時間を精一杯使っている！
その小さなクモの偉業に「がらにもなく感動してしまった。」とある。
いいえ！ 感動したのは私の方です！
私だったら、大きく張り巡らされたクモの巣を発見したら、ギャ＝ッ！と叫び、
ホウキか何かでクモの巣を一瞬にして払い去っただろう。
そのクモが丹念に何時間も掛けて作ったことを考えもせず……。
この方は、クモの巣を見て笑っている。そして、慈しんでいる。
この小さなクモに見習って、ちょっぴり頑張ろうとさえ思っている。
なんて素敵な方だろう！
私も、日常の小さなことひとつひとつに感謝しながら、丁寧に生きていきたいものだ。
……って、はいはい。
私がひとり感激しながらいつまでも新聞を読んでいるものだから、アリスがさっきから
遊んで遊んで♪とうるさい。
はい、わかりました。 クマちゃんを投げるのね。
そして、午後３時。
雨は降り続いている。
アリス（犬）はさっきから、ソファに座る私の膝の上を占領している。
そろそろお三時のオヤツにしますか？
ジャスミン（猫）も、オヤツに備えタンスの上から下りて来て、こうしてスタンバっていたのだ。
ジャスミンに、オヤツちょうだい♪の舐め舐めと甘噛み作戦で催促を受ける。
はい、お待ち同様。
アリス（犬）もちゃんとおとなしく
オヤツの順番待ち。
あっちでペロリ♪こっちでペロリ♪
我が家のこんなひとときを、私は大事にしたいと思います
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