今日は、やけに生ぬるい空気の中、生暖かい風が吹いていた。
さて、昨夜もジャスミン（猫）は冷蔵庫の上のバスケットから出て、私の寝室にやって来た。
私は眠たいのだが、これからが夜型ジャスミンのお遊びタイムなのだ。
アングリーバードのじゃらしでひと遊びした後は、レーザービームで走らせる。
そして、満足するとこうやって猫ベッドに収まるのだ。
それが遊び終了の合図となる。 それはジャスミン次第。
楽しかったね、また明日遊ぼうね
ジャスミンのフミフミは長いので、勝手に電気を消させてもらう。「おやすみ。」
本当は甘えたいジャスミンは、この頃毎朝のように私のふとんの上で目を覚ます。
今朝も、居た
おはよう～
ゴロゴロぐにゃぐにゃ。
そろそろ爪を切りたいのだが、タイミングが難しい。
せっかく私のベッドで安心しきってくつろいでくれている。
今ここで襲ったら、この場所に居ると危険と思われるだろう。そうなっては大変だ。
あれこれ悩んでいる内に、大きく伸びをしてベッドから下りて行ってしまった。
残念……。
ところで、アリスがパタリッと足を止めて奥の部屋をじっと見ていた。
あ！ しまった！ 奥の部屋との仕切りの柵を退けたままだった。
さっきアリスを走り回して遊んでいたのだ。
アリスの様子を見てすぐにわかった。 今、ジャスミン（猫）は、おトイレ中～♪
やっぱり☆
いつもジャスミン（猫）を追いかけ回しているアリス（犬）だが、
こうして遠慮することも出来るのだ。
そんな時はいつも声を掛けてやる。「アリス～、いい子だね～♪」
この後すぐに追いかけていたけれど。
ここ２～３週間、何かと忙しくしていたが、今日はパッタリ体が空いた。
アリスが毛布をチュパチュパしている隣に座らせてもらって、撮り溜めていた録画を観る。
甘えんぼアリスは、チュパチュパ毛布持参で私の膝の上に乗って来た。
あ～ん、堪らなく可愛いよぉ～
って、こら！ それ、オカァサンの！
ダメーッ！ アナタはチュパチュパ毛布があるでしょ！ これ、オカァサンのひざ掛け！
犬（アリス）と真剣に取り合う。
私の勝利！でフテ腐れている犬（アリス）。
紅茶でも飲むかとお湯を沸かしていたやかんが、「ピーーッ」と笛を吹いた。
あーッ！ アリス！
私がガスを止めに席を立った隙に、私のひざ掛け毛布を奪い返していた。
油断も隙もない。
何でもない日を、なんとなく過ごす……こんな、正に生ぬるい一日も悪くない。
それにしても、ソファがいつ見てもグチャグチャ……。
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