海辺の町から

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Fさん

2023-07-26 09:58:55 | 日記

  定期船当番日 クラゲが見えている普段はお盆過ぎに現われるけれど 水温が低いのかなァー


  朝食のパン あとは焼くだけにして待っているけれど帰ってこない 


  Fさんからの戴き物


昨夜はTVを付けぱなしで寝ていた。
息子が街に帰ってホッとしたためだろうか嘸かし孫娘は喜んでいるに違いない。

昨夜 明日の朝イサキ釣りに行ってみようかと話していたが目を覚ますと夫の居ないことに気づく。
ああ矢張り出掛けたんだ 船の修理が漸く済んで出掛ける気になったのか。

Fさんが元気が無い お刺身の好きなFさんに持って行った時
「去年の今頃ですよ 命を助けて頂きました」「エッ」
「あの時お声かけして頂かなかったら今私ここにおりません」と

そう言えば用事で訪ねた時憔悴しきったFさんを見てただ事では無いと
「今からお医者さんに行きましょう」と夫と共に市立の病院に行った。
朝の早い時間帯だったけれど急患であっても直ぐにとはいかない。
予約の患者が優先され⒒時をまわって様々な検査を受け即入院となった。
入院等の書類に記入 帰宅は薄暗くなっていた。

あれから2度の手術 釣りがしたいと言っていたが抗癌剤治療で弱ってしまった。
中学の国語教師部活はテニスを教えていた 海辺の町に来られたときは屈強な身体をしていたが
お酒が好きで有りと有らゆるお酒を飲んで 結果身体を壊してしまった。

献体と臓器提供カードを持ち 最期まできちんと身辺の整理をされている。
一人暮らしは気楽であっても時には思いの丈を吐き出せないストレスもあるだろうに。
病院から勧められるホスピスを断って海辺の町に住んでいる。
特効薬は出来ないものかナー。

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