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熊本の2養鶏場で殺処分、鶏11万羽の埋却::鳥インフル脅威再び 「ヒト感染起きれば重症化も」と専門家

2014-04-15 20:16:09 | 社会
鳥インフル脅威再び 「ヒト感染起きれば重症化も」と専門家
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/postseven-20140415-251746/1.htm へのリンク
2014年4月15日(火)7時0分配信 NEWSポストセブン

 日本で再び鳥インフルエンザの脅威が増大している。4月12日から13日にかけ、熊本県多良木町の養鶏場で死亡した約1100羽のニワトリを遺伝子検査したところ、「H5」型の鳥インフルエンザウイルスが検出された。

 同県は速やかに約11万羽のニワトリの殺処分や、半径3~10kmでニワトリと卵の移動禁止を決定。その他、周辺の道路や車両の消毒作業など感染拡大を防ぐ対策が次々と取られている。

 ここまで緊張感が高まっているのには理由がある。鳥インフルエンザ情報に詳しい医学博士で、北海道・小樽市の元保健所長である外岡立人氏が話す。

「3年前に日本で感染が広がり、もっともよく知られている鳥インフルは『H5N1』型ですが、今年の1月に韓国の食用アヒル農場で確認されたのはH5N1が変異したとみられる強毒性の『H5N8』型で、熊本もこのタイプの可能性が高い。

 韓国ではアヒルだけでなく、ニワトリやウズラなどにも感染してあっという間に全土に広がり、その損害額は過去の鳥インフルの中で最大になっています。

 当然、日本でも渡り鳥などを介してH5N8が入ってくることは想定していたはずで、いよいよ現実のものになったことで、なんとか熊本だけで食い止めたいと考えているのです」

 もちろん感染地域が広がれば養鶏業者などへの被害は甚大なものとなるが、気になるのは鳥から人への感染、そして人から人へ感染する可能性である。今のところ韓国から“ヒト感染”の報告は出ていないものの、油断は禁物だ。外岡氏が続ける。

「ウイルスはある日突然出てくるもので、いつ変異して人に感染するか分かりません。韓国ではすでに食用の犬に感染して抗体ができていますし、鳥類以外でも哺乳類、人に感染する可能性は否定できません。もし人に感染したら重症化の恐れもあります」

 さらに、心配の種は韓国のケースだけにとどまらない。昨年3月に中国ではじめて人への感染が確認された「H7N9」型の鳥インフルは、重症患者が後を絶たず今年の1~2月だけでも感染者数は計226人いて、これまでに120人以上が死亡している。

 ただ、この数字はあくまで中国当局の発表によるもので、「高熱が出ても病院に行かない中国人は多いため、実際の感染者数は公表数字の数百倍ともいわれている」(中国に詳しいジャーナリスト)との恐ろしい予測が出ている。

「中国の鳥インフルは家族間で人から人に感染するケースが報告され、病院に来ている患者だけでも致死率は3割以上あります。症状としては高熱や咳による肺炎の進行で、急速に呼吸困難となって死に至ります。

 今後H7N9がさらに拡大すれば、日本と中国を行き来する日本人が感染する危険も高まるでしょうし、パンデミック(世界的な流行)が起きればその衝撃は季節性の新型インフルエンザの比ではありません。世界の人口が目に見えて減るぐらい死者が出てもおかしくありません」(外岡氏)

 安倍首相は熊本の鳥インフル発生確認後もゴルフを続けていたとして問題視されている。外岡氏は「環境省・農水省・厚労省と関係各省の連携が必要な時期なのに、危機意識が足りなすぎる」と警告する。

 過去の教訓も生かして国を挙げての情報収集や防疫対策が求められている中、あまりにも日本は鳥インフルエンザに無防備と言わざるを得ない。

新型鳥インフルエンザH7N9とH5N1の違いとは
http://www.news-postseven.com/archives/20130630_193714.html へのリンク
2013.06.30 16:01

 中国で発生し感染が拡大した新型鳥インフルエンザH7N9、中東で猛威を振るう新型コロナウイルス……。世界では新たな感染症が日々生まれ、人類を脅かし続けている。ここではパンデミックを引き起こす可能性のあるウイルスについて解説する。
【新型コロナウイルス(MERSコロナウイルス)】SARSを起こしたウイルスに近い新型コロナウイルス(国際機関によりMERSコロナウイルスと命名)が病原体。感染ルートは不明。発熱、および呼吸困難、肺炎などの呼吸器症状が見られる。中東から欧州へと感染が拡大し、WHOに報告があった感染者49人のうち27人が死亡した(5月29日現在)。
【H7N9鳥インフルエンザ】
 鳥が持つH7N9亜型鳥インフルエンザウイルスによって罹患。ヒトからヒトへの感染が疑われる他、治療薬・タミフルに対する耐性を持ったウイルスも発見され、現在、パンデミックが危惧されている。中国と台湾で計133人の感染者のうち37人が死亡している(5月29日現在)。致死率約30%。
【H5N1鳥インフルエンザ】
 H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスによって罹患する。鳥やその排泄物、死体、臓器などに濃厚接触することによって感染する。発熱、呼吸器症状、下痢、多臓器不全を起こし、肺炎で死に至る。致死率は約60%。アジア、中東、アフリカを中心に人への感染が多数報告されている。
※SAPIO2013年7月号


鳥インフルエンザ 拡大すれば全国に影響 感染ルート 韓国か中国 熊本
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/region/snk20140415040.html へのリンク
2014年4月15日(火)08:06

 九州で3年ぶり3度目の感染が確認された鳥インフルエンザ。毒性の強い高病原性の「H5型」で、鶏が感染すると75%以上が死に至る。熊本県多良木町は、全国一の養鶏王国・宮崎と、二位の鹿児島両県にも近く、パンデミックになれば、被害は九州にとどまらない。豚などを介してウイルスが変異し、人に感染する新型インフルエンザになる可能性も否定できないだけに、初動防疫の奏功が期待される。

 平成25年2月現在、全国のブロイラーと採卵鶏の飼養羽数3億羽のうち、沖縄県を除く九州7県は8557万羽で3割に近い。

 九州で鳥インフルエンザの被害が最初に確認されたのは19年1月。宮崎県清武町(現宮崎市)の養鶏農家で発生し、同県内だけで16万羽が殺処分された。

 22年12月の流行はさらに大規模だった。23年3月までの5カ月間で宮崎、鹿児島、大分の九州3県を含む、全国9県に広がった。この時は、宮崎県だけで101万羽が殺処分となり、被害総額は91億円に達した。全国の殺処分数は計183万羽にのぼる。ブロイラーの鶏肉価格は3倍に跳ね上がった。

 過去2回の被害には、共通する前兆があった。

 九州で感染が確認される1カ月前、韓国で鳥インフルエンザが蔓延したのだ。動物衛生研究所(茨城県つくば市)によると、高病原性鳥インフルエンザは主に渡り鳥がウイルスを国内に持ち込むとされる。

 韓国では、3月30日までに1186万羽を殺処分にしたが、いまだ終息に向かっていない。中国やベトナム、カンボジアなどでも鳥インフルエンザが発生している。

 このため、九州の養鶏業者は、「国内でいつ発生してもおかしくない」として警戒レベルを引き上げていただけに、多良木町での発生のショックは大きい。

 今回のウイルスは一体どこからきたのか。

 京都産業大学鳥インフルエンザ研究センターのセンター長、大槻公一氏は「H5N8型の感染が広がる韓国から野鳥が持ち込んだ可能性がある。また、中国南部でH5N1型などのウイルスに感染した渡り鳥が、シベリアに戻る途中に九州に寄ってウイルスを広めた可能性も否定できない」と語り、2つの感染ルートを疑う。

 ウイルスは野鳥の排泄物を介して広がるケースが多いため、現地で早急に殺処分し、人や車の出入りを制限し、消毒を徹底するのが有効だ。ただ、ハエや粉塵、野鳥によって広がることもあるだけに、完全な防疫は難しい。

 鳥インフルエンザが恐ろしいのは、人に感染する可能性を否定できないことにある。

 国内で鳥インフルエンザウイルスの人への感染は確認されていないが、生きた家禽が人と接触する機会が多い中国や東南アジアでは、感染者が重症化するケースが相次いでいる。中国・安徽省では3月22日、「H7型」に感染した80代の男性1人が死亡した。広東省でも1月以降に計4人が死亡している。

 豚などを媒介してウイルスが変異すると、人から人にも感染する新型インフルエンザとなる可能性もある。それだけに初動防疫が重要となる。

 ただ、感染した鶏肉や卵を食べて感染した例はない。風評被害を防ぐためにも、国民一人一人の冷静な対応が求められる。(津田大資)

熊本の2養鶏場で殺処分、鶏11万羽の埋却作業
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140415-567-OYT1T50078.html へのリンク
2014年4月15日(火)13:46
読売新聞

 熊本県多良木たらぎ町の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ(H5型)が発生した問題で、県は15日午前、同県相良さがら村の関連養鶏場も含めた2養鶏場で殺処分した鶏計11万2000羽の死骸を敷地内の穴に投入する作業を終えた。

 今後、養鶏場にあった飼料や鶏ふんも投入した後、鶏舎の消毒などを行い、16日中に埋却、防疫措置の完了を目指す。消毒ポイントも増設するなど防疫態勢を強化し、封じ込めを図る。

 県によると、防疫措置の完了後、10日間異常がなければ、県が移動制限区域(両養鶏場から3キロ圏)内の養鶏場で抗体検査などを実施。結果が陰性なら、搬出制限区域(3~10キロ圏)を解除し、その後も新たな発生がなければ、5月8日午前0時に移動制限区域も解除するという。4月15日午前10時現在、多良木町の養鶏場以外に発生疑い例の情報は寄せられていない。

 県は13か所の消毒ポイントで、主に畜産関係者の車両に対して消毒液を散布している。近く、消毒ポイントをさらに4か所増やす。効果を高めるため、消毒液をため、その上を車両が通過するプール型にする工事を進めている。

 一方、県は、移動制限区域内の養鶏場について、当初5戸(計4万3000羽)と発表していたが、実際は2戸(計3万5000羽)だったと修正した。

鳥インフルの養鶏場、金網に破れ…農水省発表
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140415-567-OYT1T50187.html へのリンク
2014年4月15日(火)20:48
読売新聞

 熊本県多良木たらぎ町で発生した高病原性鳥インフルエンザについて、農林水産省は15日、発生した養鶏場では鶏舎の壁や金網の一部で、小動物が通れるほどの隙間や破れが見つかったと発表した。

 ウイルスが付着した野鳥やネズミが鶏舎に入り込んだ可能性もあり、同省の担当者は「感染源を詳しく調べ、今後の対策を検討する」と話している。

 同省によると、5棟ある鶏舎のうち、死亡数が集中していた鶏舎では、側壁の上部に張ってあった約5センチ四方の金網が複数箇所が破れていたほか、金網の上から張られていたネットもたるんで隙間ができていた。壁の下部にはネズミ程度の大きさの小動物が通れるほどの隙間も複数見つかった。

 同省の疫学調査チームに対し、経営者はネズミや死骸を見かけることがあったと説明しているという。

 熊本県による、殺処分した鶏計11万2000羽の埋却作業は15日に終了。鶏舎の消毒を含めた防疫措置も16日までに完了する見通し。


「中退者学費返さぬ」敗訴…予備校条項差し止め : 教授になれないよ…研究費で赤字補填、大学提訴

2014-04-15 19:14:40 | 社会
「中退者学費返さぬ」敗訴…予備校条項差し止め
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140415-567-OYT1T50140.html へのリンク
2014年4月15日(火)14:30
読売新聞

 中途退学時の学費返還は原則行わないと規定した契約条項は消費者契約法に違反するとして、適格消費者団体「大分県消費者問題ネットワーク」(大分市)が、大学受験予備校「北九州予備校」を運営する学校法人金澤かなざわ学園(北九州市)に条項の使用差し止めなどを求めた訴訟の判決が14日、大分地裁であった。

 宮武康裁判長は原告の訴えを認め、予備校側に条項の使用差し止めと、条項が記された誓約書の破棄を命じた。

 消費者庁によると、適格消費者団体が大学受験予備校を相手に提訴し、同様の条項の使用差し止めを命じた判決は全国で初めて。

 同予備校は、指定日以降に解約を申し出た場合、授業料は原則返還しないとする条項を設定。訴訟で予備校側は、最高裁が大学の授業料について、4月1日以降の入学辞退に伴う大学側の損害を認め、「原則返還に応じる必要はない」と判断した判決を引用し、「予備校も同じだ」と主張した。

教授になれないよ…研究費で赤字補填、大学提訴
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140408-567-OYT1T50092.html へのリンク
2014年4月8日(火)14:17
読売新聞

 奈良市の奈良教育大で、講座で生じた赤字を研究費で負担させられたとして、60歳代の男性教授が、同大学を相手取り、慰謝料を含め500万円の損害賠償を求める訴訟を地裁に起こしたことがわかった。

 提訴は2日付。

 訴状などによると、男性教授は、助教授だった2003年10月、自身を含め7人の教員が所属していた講座の運営費の累積赤字約480万円について、男性主任教授に自身の研究費で補填ほてんするよう強要されたと主張。主任教授からはまた、「費用を負担しなければ教授にはなれない」と言われるなどのパワーハラスメントを受けたとしている。

 04年度以降、男性教授は大学側から研究費を受け取ることもなく、返済にあてられたとした上で、「本来大学が処理すべき赤字を個人に負担させるのは差別的な扱いで、会計上の不正行為でもある」と話している。

 同大学総務企画課は「訴状を見ていないので、コメントできない」としている。


STAP細胞 小保方氏「複数回、再現性を確認」 「200回成功」実験の一部 : “やり手弁護団”のスゴ腕

2014-04-15 19:04:26 | 社会
小保方さん反論会見を炎上させなかった“やり手弁護団”のスゴ腕
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/playboy-20140415-29035/1.htm へのリンク
2014年4月15日(火)6時0分配信 週プレNEWS

会見を取材した記者のひとりがこう振り返る。

「痩せこけた頬、うつろな表情で登壇し、極度の緊張のせいか、最初はひと言発するたびに『はあ、はあ』と、息遣いが聞こえてきて、とにかくしんどそうでした」

4月9日、大阪市内で理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30歳)が、STAP細胞の論文問題についての反論会見を行なった。その表情や様子は「ノーベル賞級の大発見」と称賛された1月末の会見時とは正反対のものだった。

それでなくても、この会見は始まる前から荒れ模様。受け付け開始時間の1時間前には、すでに会場前に報道陣の長蛇の列が。

「ぎゅうぎゅう詰めで、並びの列がわからなくなってしまったほど。そのため、一部から『割り込むなよ!』『本当にこんな状態で会見なんてできるのか!』なんて声も上がっていました」(記者)

理研は4月1日、小保方氏の研究に「改ざん」「捏造」があったと公表していた。そのため、会見では厳しい追及の質問が相次ぐことが予想されていたのだ。

なのに、会見の主役は最初からヘロヘロ。報道陣もピリピリ。これでは小保方氏に釈明を許すどころか、一方的な“つるし上げ”の場になっても不思議はなかった。

だが、結果は……。

「スムーズな会見運びで、報道各社も過不足なく、小保方氏に質問し、回答を得ることができた。会見終了後にクレームが出るようなことはなかった」(記者)

何が功を奏したのか?

「小保方氏の代理人を務め、会見にも同席した弁護士の仕切りが見事でした。そのせいか、当初はひきつっていた表情だった小保方氏も、終盤には答えに詰まった質問に苦笑を浮かべるなど、緊張を和らげていました」(記者)

その結果、質問にも小保方氏自身の言葉で答えることが可能となり、報道陣も“満足”したのだという。
確かに、会見に参加した週プレ記者の目にも、弁護団の仕切りは見事だった。例えば、こんなシーン。殺到した報道陣と受付スタッフが、会見場に入れる人数をめぐって険悪な雰囲気になりかけた瞬間、その弁護士がすっと現れ、こう裁定を下したのだ。

「新聞社は一社カメラ3名に記者5名まで。雑誌社は総計で5名などと、その場で実に的確な人数配分を決めたのです。もし、当初の取り決めのように、一社2名までという制限を杓子定規に守っていたら、反発され、会見も荒れ模様となったはず。

また、集まったすべての報道陣を無制限に入れていても、会見場は大混乱になっていたでしょう。弁護団の人数配分のとおりに入場すると、会見場はぴったり満席に。見事なさじ加減でした」(テレビ局スタッフ)

長時間に及んだ質疑応答の仕切りも巧みだった。

「質問はひとりふたつまでと言いながら、内容を瞬時に判断し、必要なときは3つ目の質問も許すなど、臨機応変ぶりが際立っていました」(前出・記者)

別の在阪メディア記者も苦笑交じりに語る。

「記者を指名する際、笑顔なんです。しかも、『そのメモ帳持っている人』『そのノートを振った人』などと、必ず手に何かを持った記者を指名する。そのうち、みんないろいろなものを持って手を挙げるようになって、なかにはノートPCを振っていた記者もいたほどです。会見の場を巧みに支配していたという印象です」

また、体調不良の小保方氏に万が一のことがあってはいけないと、別室に医師を待機させ、いつでもドクターストップをかけられるよう、会見場に“小保方カメラ”を独自に設置していたという。

この仕切り上手な弁護士、いったいどんな人?

「主任弁護士の三木秀夫弁護士です。2007年に食品偽装問題で叩かれた高級料亭『船場吉兆』の代理人を務め、昨年の阪急阪神ホテルズのメニュー虚偽表示問題でも調査委員を担当。人権派弁護士として有名な重鎮です。

また、理研への反論を担当したのは室谷和彦弁護士。こちらは特許や著作権など、知的財産問題のエキスパートとして知られています」(前出・記者)

つるし上げの場となってもおかしくなかった今回の会見。しかし、炎上することなく、小保方氏は「STAP細胞はある」ときっちり主張できた。その陰には、やり手弁護団のスゴ腕があったのだ。

(取材・撮影/ボールルーム)

STAP細胞 小保方氏「複数回、再現性を確認」 「200回成功」実験の一部
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140415111.html へのリンク
2014年4月15日(火)08:03
(産経新聞)

 新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文不正問題で、理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダー(30)は14日、代理人を通じ文書を発表し、細胞の万能性を示す実験について「複数回、再現性を確認した」と説明した。9日の会見で「200回成功」としたのは実験の一部で、万能性を含む完全な再現ではなかったことが分かった。

 STAP細胞は(1)マウスからリンパ球などの体細胞を取り出す(2)酸性溶液に浸すなどの刺激を与える(3)約1週間培養する-という手順で作製し、万能性の指標となる遺伝子が働いていることを確認する。ここまでが実験の前半部分だ。

 後半部分では、作製したSTAP細胞が、さまざまな細胞に分化する万能性を持つかどうかを調べるため、高い増殖能力を持つ幹細胞に変化させた上で、別のマウスの胚に注入して胎児を作製し、全身の細胞に分化するかを確認する。

 小保方氏は文書で、平成23年9月頃までに100回以上、それ以降に100回以上それぞれSTAP細胞を作製したと主張。これらは実験の前半部分で、後半部分は「複数回確認した」との説明にとどまった。

 また9日の会見で言及した第三者による再現実験の成功について「理研も認識している」と指摘。これに対し理研広報は「小保方氏が所属する発生・再生科学総合研究センターの研究員が、万能性を示す遺伝子が働いたことを確認した」としたが、マウス胎児の作製に成功したとの報告はなく「完全に再現したとは言えない」としている。


小保方さん、ボストンに戻ってきて…米教授 : 小保方氏に引き抜き話 弁護士が明かす…

2014-04-15 18:51:35 | 社会
小保方氏に引き抜き話 弁護士が明かす…事務所には激励手紙やメール殺到
http://news.goo.ne.jp/article/dailysports/entertainment/20140414080.html へのリンク
2014年4月14日(月)20:09
(デイリースポーツ)

 STAP細胞の論文問題で、捏造・改ざんなど研究不正の指摘を受けている理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)に対し、外部の学術研究者から複数の“ヘッドハンティング”の誘いが入っていることが14日、分かった。

 代理人の三木秀夫弁護士によると、理研と研究不正問題で意見対立している小保方氏に対し、研究資金・設備などの提供を申し出て「うちで研究をやらないか」との誘いだという。勧誘の主は科学者や、別ジャンルの学者もいるという。

 小保方氏は9日の会見で「私に研究者としての道が残されているなら」とSTAP細胞の研究続行を強く希望し「研究を前に進めてくれる人がいるなら協力していきたい」と語っていた。

 STAP細胞の作製が立証されれば世界的発見となるだけに、外部学者も今回の“停滞劇”を静観してはいられないようだ。

 ただ三木弁護士は、小保方氏が現在は理研の所属であることから「今は答えにくいでしょう」とし、現段階では「『ありがとうございます』としか言いようがない状況」と、小保方氏の置かれた複雑な立場を説明した。

 こうした協力要請以外にも、9日の会見後から同弁護士の事務所には小保方氏への激励メッセージが相次いでおり、週明けのこの日は、メール100件、手紙約30通が届き、小保方氏に届けられた。一部に批判めいた内容もあるが、依然として大半が応援メッセージで、学生から高齢者まで老若男女問わず、寄せられているという。

 当の小保方氏は現在も大阪府内の病院に入院中で、体調について三木弁護士は「あまりよろしくはない」と説明した。

STAP論文 小保方氏に「うちで研究しませんか」とオファー
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140415511.html へのリンク
2014年4月15日(火)10:33
(産経新聞)

 STAP(スタップ)細胞論文の不正問題で、理化学研究所の小保方晴子氏宛に13、14の両日に約100通のメールが届けられていることが14日、分かった。代理人の三木秀夫弁護士が明らかにした。激励や批判が混在しており、学術関係者から「お金を出すから、うちで再調査をしないか」との申し出もあったという。

 三木氏によると、手紙も14日だけで約30通届いたという。小保方氏は現在も入院しているが、弁護団がすべてデータ化し、小保方氏へ届けているという。

小保方さん、ボストンに戻ってきて…米教授
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140415-567-OYT1T50120.html へのリンク
2014年4月15日(火)14:30
読売新聞

 STAPスタップ細胞の論文問題について、責任著者の一人である米ハーバード大のチャールズ・バカンティ教授が15日、京都市で開かれた気管支関連の国際会議で基調講演した。

 参加者によると、教授は「STAP細胞はある」と強調したという。

 講演のテーマは「再生医療と幹細胞」。参加者によると、バカンティ教授は、論文の画像が理化学研究所の調査委員会に不正と認定されたことについて、写真や図表を示しながら反論。「2か国の三つの研究機関にまたがる中で起きた単純な間違いで、悪意のあるものではなく、結論には影響しない」などと話したという。

 また、一連の研究には、論文の筆頭著者である理研の小保方晴子ユニットリーダーと、自らの研究室に所属する小島宏司医師の貢献が大きかったとした。そのうえで、小保方氏に「(大学のある)ボストンに戻って来て」と呼びかけるスライドを示したという。

小保方氏に強力な援軍? 共著者の米教授、厳戒態勢の中講演…
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140415535.html へのリンク
2014年4月15日(火)16:33
産経新聞

 捏造などの不正があったとされるSTAP細胞の論文で理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダーらの共著者となっている米ハーバード大教授のチャールズ・バカンティ氏が15日、国立京都国際会館(京都市左京区)で開催中の国際学会に出席した。「再生医療と幹細胞」をテーマに講演したが、報道陣の取材は受け付けなかった。

 出席したのは「世界気管支学会議・世界気管食道科学会議」。バカンティ氏は小保方氏の留学時代の指導教官で、STAP細胞の存在を認め、論文の撤回に反対している。会議のHPによると、講演では、STAP細胞の発見についても触れる予定になっていた。

 ただ、事務局は取材を認めず、バカンティ氏については「所属機関がSTAP細胞について一切コメントしないことを条件に講演を認めた」とした。

 事務局は「再生医療に特化した会議ではなく、バカンティ氏には1年以上前から講演を依頼していた」と説明している。


石綿用麻袋で「中皮腫」、住民2人死亡 堺の再生工場周辺

2014-04-15 18:47:14 | 社会
石綿用麻袋で「中皮腫」、住民2人死亡 堺の再生工場周辺
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140415115.html へのリンク
2014年4月15日(火)15:23
(産経新聞)

 戦後から昭和50年代にかけ、堺市内にあったアスベスト(石綿)を原料にした麻袋リサイクル工場周辺で、住民2人が石綿関連のがん「中皮腫」で死亡していたことが15日、被害者支援団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」への取材で分かった。従業員の家族4人から石綿の吸い込みによる症状「胸膜プラーク」が見つかったことも判明。既に労災認定された工場従業員らも含めると死者は10人にのぼる。麻袋リサイクルに絡みまとまった被害が確認されるのは初めて。同会は堺市に実態調査などを求めている。

 石綿が付着した麻袋のリサイクルはかつて堺市内の複数の工場で行われていた。工場では、使用後の麻袋に付いた石綿の粉塵(ふんじん)を手ではたいて落とすなどして清掃していたという。

 同会によると、被害が確認された工場は、堺市堺区、中区、北区の5カ所。死亡者は計10人で、うち8人は工場に勤めていた従業員でいずれも労災認定されている。残る2人は周辺住民で、平成21年に死亡した堺区の女性=当時(50)=は自宅裏に工場があり、22年に死亡した女性=当時(57)=は30歳ごろまで堺区にあった工場近くで暮らしていた。

 住民2人に石綿に絡む職業歴はなく、当時、工場の周辺から粉塵が噴き出たり、綿菓子のようにたまったりしていたという証言もあるため、同会は2人が工場から飛散した石綿を吸い込んだ可能性が高いと判断。「他の住民らにも被害が広がっている恐れがある」としている。


新発田死体遺棄発見から1週間 : 下あごの骨、30m離れた場所で発見…

2014-04-15 18:37:04 | 事件
下あごの骨、30m離れた場所で発見…女性遺体
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140415-OYT1T50074.html?from=yrank_ycont へのリンク
2014年04月15日 15時03分
読売新聞

 新潟県新発田市真野原のやぶの中で同市緑町、パート徳永希さん(当時22歳)が遺体で見つかった事件は、14日で遺体発見から1週間を迎えた。

 徳永さんは自宅を出た直後に連れ去られて死亡し、遺棄されたとみられる。新発田署捜査本部は聞き込みや防犯カメラの解析などを続けるが、行方不明になってから4か月半が経過していることもあり、有力な手掛かりは得られていない。

 徳永さんは昨年11月22日午後9時半頃、自宅から約1キロ離れた友人宅へ徒歩で出かけた。友人には携帯電話で「今から行くよ」とメッセージを送っていたが、そのまま行方不明となり、約4か月半後に無残な姿で発見された。

 徳永さんが自宅を出たとみられる時間帯には、付近の住民が女性の叫び声や車のドアを閉めるような音を聞いている。遺体発見現場も道づたいで約7キロ離れており、捜査関係者は「車で連れ去られた可能性が高い」とみている。

 捜査本部は、11日から捜査員を110人態勢から130人態勢に増員。徳永さんの遺体からは下あごの骨が見つかっていなかったが、14日には遺体発見現場から約30メートル離れた場所で、それと見られる骨を発見した。現場はササなどが高く生い茂るやぶの中で、捜査関係者も「遺体を隠匿しようとする犯人の意図が感じられるほど」と語る。

 遺体発見現場にあった徳永さんのかばんには現金が残されており、徳永さんの着衣に乱れはなかった。捜査本部は衣服やかばんなどの遺留品の鑑定を進め、犯人につながる証拠がないかなどを調べている。

新発田死体遺棄発見から1週間
http://news.goo.ne.jp/article/bsn/region/bsn-kennai20140414-3691802.html へのリンク
2014年4月14日(月)14:51
BSN新潟放送

新発田市(しばたし)でやぶの中から22歳の女性の遺体が見つかってから1週間がたちました。 
捜査本部は、女性が自宅周辺から車で連れ去られたという見方を強め殺人を視野に捜査を進めています。 
この事件は新発田市のやぶの中で去年11月22日から行方不明になっていた徳永希(とくなが・のぞみ)さん22歳が白骨化した遺体で見つかったものです。 
徳永さんは、友人宅に行くと言って出かけ、その途中、自宅から200メートルほど離れたスーパーに立ち寄る予定だったとみられています。 
捜査本部はスーパー周辺で何者かに車で連れ去られ、その直後に死亡したという見方を強め殺人も視野に不審者情報の洗い直しや防犯カメラの解析を進めています。

「園児1人を殺害する」京都の児童殺害予告で20歳代の女を逮捕

2014-04-15 18:36:33 | 事件
「園児1人を殺害する」京都の児童殺害予告で20歳代の女を逮捕
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140415515.html へのリンク
2014年4月15日(火)11:03
(産経新聞)

 今年3月、京都府舞鶴市内の幼稚園や小学校などに「児童を殺害する」などの殺人予告電話が3件相次いでかけられた事件で、府警舞鶴署は14日、威力業務妨害容疑で同市内に住む無職の20歳代の女を逮捕した。女は「電話をかけたことは間違いない」と容疑を認めているという。

 逮捕事実は、3月7日午前8時20分ごろ、同市七条中町の私立倉梯幼稚園に電話をかけ「園児1人を殺害する」と言ったほか、府立舞鶴支援学校(同市堀)、市立倉梯小学校(同市行永)にも相次いで同様の電話をし、職員らの正常な業務の遂行を妨害したなどとしている。

 同署によると、先月23日にこの女を別の威力業務妨害容疑で逮捕した際、女が関係する携帯電話の履歴を調べたところ、この3校の電話番号が残されていたという。

 容疑者の逮捕を受け、倉梯小はさっそく保護者にお知らせを配った。泉高男校長は「子供たちや保護者のみなさんに心配をかけていたので、まずはホッとした。ただ、児童の安心・安全を守るための警戒は今後も必要で、保護者や地域の方の協力をお願いしたい」と話していた。


露戦闘機、米駆逐艦に異常接近12回…警告無視

2014-04-15 18:36:06 | gooニュース
露戦闘機、米駆逐艦に異常接近12回…警告無視
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140415-567-OYT1T50055.html へのリンク
2014年4月15日(火)12:02
読売新聞

 【ワシントン=今井隆】米国防総省のウォレン報道部長は14日、ルーマニア東方沖の黒海を航行していた米海軍のミサイル駆逐艦「ドナルド・クック」に12日、ロシア軍のスホイ24戦闘機が低空で異常接近を繰り返したことを記者団に明らかにした。

 国防総省や米海軍によると、ロシア機2機が米駆逐艦の周辺に現れ、このうち1機が約90分間にわたり12回、高度約150メートルの低空で同艦から900メートル以内の距離に何度も近づいた。米側の無線による警告は無視した。2機ともミサイルは搭載していなかったという。ウォレン氏は「挑発的で未熟な行動であり、軍同士の規範や基準に違反している」と批判した。

 米駆逐艦は、ロシアをけん制する目的で10日に黒海へ到着し、ロシア機が接近した際は公海上をパトロールしていた。


脳障害は事故が原因…1億6500万円賠償命令

2014-04-15 18:35:25 | 社会
脳障害は事故が原因…1億6500万円賠償命令
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140414-567-OYT1T50072.html へのリンク
2014年4月14日(月)20:55
読売新聞

 成人後に脳に障害があると診断されたのは、1歳の時に旧国鉄の高架橋から落下したコンクリートブロックが頭に当たったのが原因だとして、東京都内の男性(31)らが、旧国鉄を引き継いだ鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜市)に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(吉田徹裁判長)は14日、ほぼ請求通りの約1億6500万円の賠償を、機構に命じる判決を言い渡した。

 男性は1983年、旧国鉄の中央線が通る杉並区内で、乳母車に乗っていて事故に遭った。2007年に就職したが、09年に高次脳機能障害などがあると診断され、提訴した。

 機構側は事故が障害の原因と認めたが、89年には障害が出ているとし、「20年の除斥期間が過ぎた後の提訴で、賠償請求権は消滅している」と主張。しかし、判決は「過去の健康診断などからは、89年の時点で障害が発症していたとは言えない」と指摘。付き添いが必要となった男性の介護費用や慰謝料などの支払いを、機構側に命じた。

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構の話「判決内容を精査し、控訴するかどうか決めたい」


摘出知らず粘土状の義眼に驚き…女児眼球を返還

2014-04-15 18:34:54 | 健康
摘出知らず粘土状の義眼に驚き…女児眼球を返還
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140414-567-OYT1T50077.html へのリンク
2014年4月15日(火)07:12
読売新聞

 大阪府岸和田市で2012年12月に死亡した女児(当時生後2か月)が司法解剖された際、摘出・保存されていた眼球について、大阪府警は14日、同府大阪狭山市の近畿大医学部で両親に返還した。

 両親は府警から摘出や保存について十分な説明がなかったとして、「今後は遺族への説明責任を果たすようにしてほしい」と、司法解剖を巡る遺族対応の改善を要望した。

 両親によると、同大医学部の解剖医も立ち会い、府警岸和田署員から、他に保存されていた臓器の一部の返還も受けた。

 両親は解剖当時、同署から摘出について全く聞かされておらず、火葬前、女児のまぶたを開けると、粘土状の義眼が入っているのに気付き、驚いたという。

 死因が病死と判明後、両親は同署に返還を求めたが、署員は「近畿大で供養する」と言い、応じていなかった。

 両親は返還を受けた後、読売新聞の取材に「娘の目がなくなっていた時のショックは、言葉で言い表すことができない。ほかの遺族が同じ思いをしないよう配慮してほしい」と訴えた。


小笠原・西之島、標高71mにまで成長

2014-04-15 18:34:10 | 社会
小笠原・西之島、標高71mにまで成長
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140414-567-OYT1T50082.html へのリンク
2014年4月15日(火)10:39
読売新聞

 国土地理院は14日、小笠原諸島の西之島を無人機を使って撮影した結果、島が標高71メートルにまで成長したことがわかったと発表した。

 撮影は3月22日。西之島は付近の噴火で新島とつながり、溶岩が1日約10万立方メートル流れているという。

 無人機は長さ約2・2メートル、幅約2・8メートルで、国土地理院は、離島や有人機の近づけない危険箇所での防災分野での活用などについて、さらに研究を継続する。


富士重が航空機部品の新工場検討 米ボーイングからの受注で

2014-04-15 18:33:43 | 自動車
富士重が航空機部品の新工場検討 米ボーイングからの受注で へのリンク
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/industry/snk20140415523.html へのリンク
2014年4月15日(火)11:57
産経新聞

 富士重工業は15日、平成27年にも米ボーイング向けの航空機部品を製造する新工場を建設する方向で検討していることを明らかにした。次世代大型機「777X」用の主要部品を製造する。設備投資額は100億円を超える見通し。

 愛知県半田市の半田工場の隣に建設する。ボーイングとは現在、契約の最終調整を進めており、締結後に着工準備に入る。

 生産を見込むのは主翼と胴体とをつなぐ基幹部品の「中央翼」や車輪の格納扉など。半田工場では現行の大型機「777」向けに中央翼などを年間約100機分生産しており、将来的には同規模の受注を目指す。

 半田工場の従業員は約600人で、中型機787の中央翼も製造している。今後、777向け生産は縮小していく見通しで、その人員の一部を新工場での777X部品製造に振り向ける方向だ。



シェールガス、CO2で採掘…京大チームが開発

2014-04-15 18:32:52 | 科学
シェールガス、CO2で採掘…京大チームが開発
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20140415-567-OYT1T50121.html へのリンク
2014年04月15日
読売新聞

地下深くの岩盤に含まれるシェールガスを採掘する際、二酸化炭素(CO2)を岩盤に注入する基礎技術を京都大の研究チームが開発し、今秋以降、大がかりな実証実験に乗り出す。二酸化炭素を地中に閉じ込められるため地球温暖化対策にもなり、新たなエネルギー資源の確保と合わせて「一石二鳥」の効果が期待される。数年後の実用化を目指している。

 シェールガスは、シェール(頁岩けつがん)と呼ばれる硬い岩盤に高圧の水を注入して割り、噴出するガスを回収するのが一般的。岩盤のひび割れがきめ細かいほど多くのガスを得られるが、水は粘度が高く理想的なひび割れを作るのは難しい。

 京都大の石田毅教授(資源工学)と陳友晴助教らの研究チームによると、二酸化炭素は31・1度以上に温め73気圧以上の圧力をかけると液体と気体の中間の「超臨界」という非常にさらさらな状態になる。これを岩盤に注入すると、水の場合より広範囲にきめ細かいひび割れができることを確認した。

 二酸化炭素はシェールガスの主成分であるメタンより頁岩に吸着しやすいため注入分の多くを地中に封じ込めることもできる。火力発電所では排ガスを回収するリサイクルの仕組みがあり、この二酸化炭素を利用すれば、排出量削減にもつながるという。経済産業省などは二酸化炭素を地中に封じ込める実験を北海道や新潟県で実施している。

 今回の採掘技術は、経産省の外郭団体「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」が昨秋、研究事業に採択。今年10月から富山県の温泉地帯で、頁岩と硬さが似ている花こう岩の岩盤を割る実証実験をし、2015年度以降は北海道・釧路地方で炭鉱の地下200~600メートルの頁岩層で実現性を確認する計画だ。

 国内には有望なシェールガス層がなく、同機構とともに海外への技術輸出を検討。英国やポーランドなど、シェールガス開発や地球温暖化問題に関心が高い国から問い合わせが寄せられているという。石田教授は「水が貴重な砂漠でもガス田開発が可能。未来のエネルギーを支える技術として実用化させたい」と話している。

シェールガス 地下3000~5000メートルにある「シェール(頁岩)」に含まれるメタンなどの可燃性ガス。採掘技術が発達し、北米で2010年頃から生産が本格化した。石炭や石油を燃料にする場合より温室効果ガスの排出量が少ない。天然ガス価格が下がり、世界のエネルギー地図を塗り替えていくため「シェールガス革命」と呼ばれる。


聖徳太子像、CTスキャンで舎利粒を確認 奈良・元興寺い

2014-04-15 15:04:54 | 社会
聖徳太子像、CTスキャンで舎利粒を確認 奈良・元興寺
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140415517.html へのリンク
2014年4月15日(火)11:13
(産経新聞)

 世界遺産・元興寺(奈良市)の境内にある元興寺文化財研究所は14日、寺にある奈良県指定文化財の聖徳太子二歳(南無仏太子)像の内部に納められた仏塔「五輪塔」に、釈迦の遺骨を意味する舎利の金片など十数粒がCT(コンピューター断層撮影)調査で確認されたと発表した。

 像の首の内部には、封書2通があることも判明。担当者は「像を解体するまで封書の中身は不明だが、舎利は、太子像に沢山の思いが込められた証拠」としている。

 像は高さ68・2センチ。鎌倉時代の13世紀末頃に制作された。昭和35年のX線透過撮影による調査では、右大腿部に納められる五輪塔が確認されていた。

 研究所が今回、九州国立博物館の協力で最新技術のCT調査を実施したところ、塔のサイズは高さ15センチ、幅5・3センチと判明。塔内部は空洞で、金属製容器内や紙に包まれた状態で、金や銀、水晶などとみられる数ミリ程度の舎利が十数粒、確認された。

 像の首の内部にも、封がされた折り紙2通が発見された。制作当時の願文や銘文などが記載されているとみられる。

 辻村泰善住職は「太子生誕1440年にふさわしい発見になった」と話している。