梅雨の晴れ間の蒸し暑い日でした。本日は、食品衛生責任者養成講習会に出席しました。出席者は約80人で、殆んど20代から40代の男性で占められていました。私の様な定年男を見つけることは出来ませんでした。
インド人、中国人、韓国人と思われる方も参加していました。日本で食品関係の事業をする場合は、この食品衛生責任者の資格を取得しないと仕事をすることが出来ません。
朝10時から夕方4時30分まで講義があり、皆さん熱心に聞いていたように思います。食品を扱う事業所には、必ずこの責任者が居なければならない法律です。しかし、この講習会を聞いただけでは、実際問題が起きた時にはかなり混乱するのではと感じました。講師の方も自己研鑽をして欲しいことを強調されておりました。
ところで、今回の講習会で面白いことがありました。私の常識では、室内で男は帽子をかぶらないのがエチケットだと習いました。しかし、この会場には、男性の3人が帽子をかぶったまま講義を受けていました。3人とも20代だと思います。二人が野球帽、一人はハンチング帽でした。1時間目の女性講師は何も言いませんでしたが、2時間目の男性講師(多分定年退職した県職員)が、ハンチングの男性に、室内では帽子は脱ぐよう言いました。男性は驚いた様子でしたが、素直に帽子を取りました。しかし、他の野球帽の二人には、何も言いませんでした。野球帽の二人は、それを見たのか自主的に脱ぎました。
我々の感覚では、室内で男性が帽子をかぶることは絶対にありませんでした。しかし、昨今のテレビを見ていますと、出演者が普通に野球帽をかぶって出演するのを見かけます。こうした影響を受けているように思います。
つばの無いベレー帽なら分からないでもありませんが、つばの大きな野球帽は戸外で使うものでしょう。それを室内で使って平気な顔でいるというのは、理解できません。場違いな格好をして平気でいることは、その主宰者や周囲の人にに失礼であると思わないことの恐ろしさを感じます。
結婚式に招待され、作業衣で出席するのと同じだと思わないのでしょうか。その場に相応しい格好をすることがエチケットの基本ではないでしょうか。テレビの悪い影響力だけが原因だとは思いませんが、かなり影響していると思います。
以前電車の中での化粧を指摘しましたが、これも、他人に一見迷惑を掛けなければ何をしてもいいという風潮の一つの現れだと憂慮しているのは、私一人では無いと思いますが・・・・。