ふるさとの花が、47種連刷で登場した。第10集が発行になる前後に、郵政のホームページで原画作者がそられしきことを書いていたので、予想していた。いや、その時には、東日本大震災の寄付金がこの47都道府県の花にこそ付くのではないかと恐れていたのだが、これは杞憂に終わった。
平成2年の時には、大阪の花の万博を強く意識していたはずで、今回も横浜の国際切手展で売ろうと考えていたのだろう。もしも、海外に持ち去ってくれれば、2度と郵便料金として使われることもない、と考えている郵政の方がいらっしゃたとしたら、これは完全な読み違いで、日本のマニアの人たちが購入して何年もしてから飽きてしまって金券ショップに持ち込まれるのと同様に、海外の額割れ切手も、多量に里帰りしている。もはや現代に流通の国境はないのである。
それでも、予想以上に売れたらしいので、キャッシュフローのもくろみは達成したと言えるだろう。あとは、1シートずつ購入するだけで6,110円という金額に恐れをなして、収集をストップする人が出ないことを祈るのみである。
初日カバーも大変だった。郵政は初日印を使用しないというが、これは誰が見ても新切手。いっそのこと、郵便局に到着次第販売とでもしたら、状況はまったくことなっただろう。そうなると、東京中央の風景印では、芸がない。さんざん悩んだあげく、5枚ずつ10ヶに分割して50円と80円で各10通セットの初日カバーを作ることにした(最後は4枚と3枚)。いずれかの切手にちなんだ風景印を使用している局で仕上げることに。
札幌中央、村山高瀬、東京中央、山梨・勝山、名古屋中央、兵庫・大塩、岡山・玉島富田、福岡中央、雲仙、那覇空港内。これで10局。押印できるスタッフが10人もいて、交通費を無尽蔵に使えるわけではない。これでつくれたのは、わずか50セットなのである。
47都道府県の花 渡辺版 20通セット 27,300円(送料サービス)
47都道府県の花 鳴美版 20通セット 27,300円(送料サービス)
残り僅かですので、売切れの場合はお許し下さい。
169-0073新宿区百人町2-21-8
株式会社 鳴美
電話03-3361-3142
narumi@mvg.biglobe.ne.jp
国際切手展《PHILANIPPON2011》会場でフレーム切手のデモンストレーション販売がありました。当初は、10年前を参考にということでしたが、通常のフレーム切手で、バックデザインのみオリジナル、当日の引き渡しはなく、3週間後に写真付き切手事務局から郵送ということでした。開幕前日の7月27日の報道発表というせわしないもので、いささか慌てましたが、無事に必要量を確保いたしました。
報道発表では1種類でしたが、モデルを切り抜いてバックに龍切手のデザインを入れるもので、バックの部分の色が4種類用意されました。現物は、初日に撮影した分は8月12日に事務局を発送し、13日に到着しましたが、今回は国際切手展のフレーム切手を関係のない日付で押印してもどうかなと思い、初日カバーは作成しませんでした。
当社頒布会、「たんぶるぽすと」読者には希望を募っておりましたので、照会いただいた方の分は確保いたしましたが、残りの3組を販売します。
「日本国際切手展2011」会場デモンストレーション販売フレーム切手 色違い4種 12,000円(送料サービス)
注文は、メールでお願いします。
株式会社 鳴美
169-0073新宿区百人町2-21-8
電話03-3361-3142 FAX03-3364-1960
メール:narumi@mvg.biglobe.ne.jp