玉飛接近

右玉&左玉、ときどき詰将棋

居玉での急襲策(8)

2013年08月10日 | 右玉
今回は前回の参考図(今回の第1図)の局面の変化を見ていきます。


第1図は▲6六銀のところで▲7三角と打ったところ。
双方意地の張り合いです。

△5七桂成▲5八銀△4七桂▲同銀△5五桂▲6四角成△5三角(第2図)

後手は△5七桂成、△5五桂と詰めろで迫ります。
対する先手は▲6四角成で勝負をかけます。

▲3三歩成△同玉▲4五桂△2三玉▲3三金△1三玉▲5五馬△同歩▲5三桂不成(第3図)

どうやって詰めろを外すかが問題。▲同馬も考えられますが、▲3三歩成~▲4五桂の方が勝ると思います。
後手は玉の逃げ方に迷うところですが△2三玉~△1三玉が最善でしょう。
双方共に決め手に欠けますが、第3図は先手が指せる流れだと思います。