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玉飛接近

右玉&左玉、ときどき詰将棋

居玉での急襲策

2011年10月16日 | 右玉
「将棋倶楽部24」高段者の対局から。

先手のC六段は、角換わり右玉・矢倉右玉を主力戦法としている方。

▲5六銀△5三銀▲4五歩△5五歩▲2四歩△同歩▲5五銀△4五歩▲6六銀上△5四歩(第2図)

第1図から駒組みが続くと思っていたら、▲5六銀から急襲。
後手の駒組みを咎めた仕掛けでしょうか。

▲4五桂△5五歩▲3三桂成△同金▲5五銀△4二金▲3五歩△同歩▲4三歩△同玉▲6五角(第3図)

先手の攻めが止まりません。
▲4三歩に△同玉ではなく、△同金上が最善なような気がしますがどうなんでしょう。
この後も先手が攻め続け59手の快勝となりました。

「右玉にこだわらない」「スキあらば攻める」という、基本に忠実な将棋でした。

相右玉(1)

2011年10月07日 | 右玉
「将棋倶楽部24」高段者の相右玉戦。

第1図は先手・後手、共に右玉が完成したところ。
後手は右玉・左玉の使い手として有名なS氏です。

△1二香▲5六歩△2二銀▲4九玉△3三桂▲5八玉△1一飛(第2図)

地下鉄飛車風に端攻めの態勢を築いた後手に対し、先手は玉を危険地帯から移動させます。
先後ともに右玉らしい指し回しですが、後手が一歩リードといったところでしょうか。

▲2六角△2五桂▲同桂△2四歩▲3七角△2三銀▲4五歩△2五歩▲同飛△2一飛▲2九飛(第3図)

▲2六角は仕方のないところ。後手が少し指しやすい?

△2四銀▲4六角△2五歩▲6八玉△3三銀▲1五歩△5四桂▲5七角△6五桂▲8四角△7二玉(第4図)

▲4六角~▲8四角と角を後手玉頭に展回し反撃。
薄い玉頭を攻められるのは気持ちが悪いので角を追い払いたいところですが、歩切れが痛い。

▲8六銀△2六歩▲1四歩△2七歩成▲8五桂△6二角▲同角成△同金▲7九玉(第5図)

先手は後手玉頭付近で攻めの態勢を築きますが角を消され、ひとまず後手が乗り切った格好に。
この後も先手は攻め続けましたが、後手が勝ちました。