今回は、「染錦 元禄美人文 デミタスカップセット」の紹介です。
デミタスカップにつきましては、先日(令和3年3月14日)紹介したデミタスカップ(平成3年に購入した「染錦 二分割 桜文 デミタスカップセット」)が最後の紹介かと思っていましたが、まだ未紹介のものが残っていました(~_~;)
デミタスカップは、先日(令和3年3月14日)の「染錦 二分割 桜文 デミタスカップセット」の紹介のところでも記しましたように、平成3年頃には、もう、枯渇してしまったのか市場にもあまり登場しなくなってきましたので、私は、それ以後はデミタスカップのコレクションをしなくなったわけです。
ところが、その3年後の平成6年になって、またまた、デミタスカップを購入していたようです(~_~;)
デミタスカップは、器面を三分割して文様を描いている場合が多いのですが、たまに、二分割して文様を描いているものもあり、希には無分割のものがあります。
この、今回紹介します「染錦 元禄美人文 デミタスカップセット」は、その、希な、無分割なものだったわけですね。
私は、デミタスカップは、平成3年頃には、市場に枯渇してきて出回らなくなってきて値段も高くなってきてしまいましたし、コレクション数も10点を越えていて食傷気味でもあったこともありましたしで、もう、その頃には集める意欲をなくしていたわけですが、この、希な無分割ものの出現には幻惑し、ついつい飛びついてしまったわけです(~_~;)
前置きが長くなりました。それでは、さっそく、その「染錦 元禄美人文 デミタスカップセット」を紹介いたします。
染錦 元禄美人文 デミタスカップセット
立面
カップをソーサーから外したところ
ソーサーには、器面を分割することなく、一面に文様が描かれています。
カップをソーサーから外し、カップを伏せたところ
カップにも、器面を分割することなく、一面に文様が描かれています。
カップとソーサーを共に伏せたところ
ソーサーの裏面には、通常どおり、三分割して文様が描かれています。
ソーサーの表面
元禄美人が二人描かれています。
元禄美人二人の拡大画像
手前の美人は、縁台に腰を下ろしています。
ソーサーの裏面
ソーサーの裏面には、通常どおり、三分割して文様が描かれています。
カップの正面(仮定)
カップにも元禄美人が二人描かれています。
こちらも、手前の美人は、縁台に腰を下ろしています。
カップの正面から右に約90度回転させた面
カップの正面の反対面
右上方の口縁に、ソゲ補修のための金継ぎ直しが見られます。
カップの正面から左に約90度回転させた面
カップの見込み面
カップの底面
生 産 地 : 肥前・有田
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : カップ .......口径;6.9cm 高さ;4.1cm 底径;3.4cm
ソーサー......口径;12.0cm 高さ;2.4cm 底径;6.5cm