今回は、「伊万里 染付 竹文小碗」の紹介です。
これは、昭和59年に(今から36年前に)、田舎の骨董屋から買ってきたものです。
胴部の真ん中に竹の幹というか、竹の太い部分をぐるりと一周させ、節々から笹が出ている状態を描いています。ただそれだけ、、、。
その文様のシンプルさと力強さが目を惹きます。
それで、この小碗に番茶でも入れて来客にさしあげたら喜ばれるだろうな~と思い、妻に、「これ日常的に使ってもいいよ」と言って預けました。
それ以来、台所の食器戸棚の中に鎮座することになりました。
ところが、ところがです。それ以来、一度たりとも使用された形跡がありません(><)
私としては気に入っていても、妻は気に入らないのでしょうか? 或いは、1客だけでは使いようがないからなのでしょうか? それとも、使いずらいからなのでしょうか?
それで、今回紹介した後は、今日を限りに、台所の食器戸棚から押入れに移動してもらうつもりです、、、(~_~;)
立面
見込み面
見込み文様部分の拡大画像
見込み文様は、普通の5弁花よりも少し複雑な5弁花です。
底面
小さく低い高台で、砂高台です。
製作年代: 江戸時代中期
サ イ ズ : 口径;9.9cm 高さ;5.6cm 高台径;3.4cm