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家の書棚をあさっていたら、なんともマニアックな本が出てきました。

「国鉄全線各駅停車(1巻~10巻)」(1983年小学館)
です。
内容的には、当時の国鉄の全駅について、さまざまなデータを紹介するものです。
百聞は一見にしかず・・・第5巻「東海道360駅」を手にとって、少しだけ中を見てみましょう。


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僕の地元駅、茨木駅のページです。
ご覧のように、上部には[駅名]・[駅所在地]・[開業日]・[キロ程]・[旅客数]が、本文は駅の[紹介文章]と[駅舎等の写真]、そして、下部には[構内配線の略図]が載っています。
この中で、特に構内配線図は、当時乗り鉄三昧だった僕にとって、乗り換えの計画や駅の規模を知るのにとても役に立ちました。
こんな感じで、全10巻で国鉄全部の駅が掲載されてます。
ところで、上記の茨木駅の配線図を拡大してみると・・・

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現在もある上下線外側の待避線のさらに外側に、今では見ないたくさんの線が・・・
左上に書いてある専売公社とは、現在のマイカルのところにあったJTの工場への貨物引き込み線ですね。
そして、左下の斜線の方は、サッポロビールの貨物用でしょうか?
現在、東口の駅前広場とスピードとその駐車場になっている敷地は、昔は貨物引込み線だったんですね。
さて次に、関西の大規模ターミナルといえば大阪駅。
当時の配線図を見てみましょう。

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当然ながら、メッチャ複雑。。。

では反対に、当時、日本一の赤字路線として有名だった北海道のローカル線は・・・

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メッチャ単純。。。

という感じで、当時に思いを馳せながら、脳内で全国の旅に出るのもなかなかなもんです。

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西口の駐車場も荷役線があって、ワムハチとかがよく停まっていて、EF65が入れ換えしてましたよ。
日通の営業所も西口にあって、フォークリフトでトラックへの積み込みとかもしてました。
サッポロビールの専用線と専売公社の専用線もいつの間にかなくなってしまいましたけど、ワムハチがよく出入りしてたのは覚えています。
ただ、図では今のハートインのあたりも引込み線があったように書いてますが、これはわからないんですよねぇ(^^;
そんなのはなかったような…
ちなみに、うちが小学校低学年のうろ覚えの記憶の中ですが(笑)
この本は、今となっては本当に貴重な資料だな~と改めて思いました。
smilykazさんが作成する駅の写真図鑑もすごそうですね。
なんと言っても、自分の足で取材はすばらしいと思います。(^^)b
茨木駅でワムハチに荷役ですか・・・メッチャ見たかったです。(^^;;;
現在のハートインの場所にある引込み線は、みつばちさんでもわからないんですね・・・
この図を見ると、誇線橋も今と同じく、エレベータの辺りまである感じですよね???
ということは、近鉄バスおりばの道路は線路だった??
いったい、どんな駅前の雰囲気だったのでしょうか。。。(?o?)
また、ネットとかで昔の写真を探してみますね。(^^)