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隠れオタクな会社員の買い物や感じた事

89式小銃 8 切換えレバー

2008-09-10 22:23:26 | Gun

切換えレバー(セレクター・レバー)について見てみよう。

89式小銃の切換えレバーは大きく回転する方式で右側面についている。
4つのポジションそれぞれに刻印が入れられており、それぞれ
ア=安全(セーフ)
タ=単発(セミオート)
レ=連発(フルオート)
3=3発制限点射(3点バースト)
となっている。
刻印には見やすいように白の塗料が入れられている。

切換えレバーの回転方向は画像の状態から反時計回りとなっており、
ア→レ→3→タと回転する。
即ち安全装置を解除すると最初に連発となり、単発が一番遠いポジションとなる。
この点について議論されたことはあまりなく、トイガンの発売前になって話題に上ったというのは
この銃についていかに知られていなかったのかを如実に表している。
(この設計思想については別の記事で紹介)

M16などと比較され、
「なぜ使いにくい右側面にレバーをつけたのか?明らかな設計ミスだ」などと言われることもあるが、
これについて考えてみよう。
89式の元となった当初の試作銃、HR-10~HR-12においてはレバーが左側面についていた。
レバーが右側面に移るのはHR-15からだ。
即ち制式となる直前に右側面に移ったわけで設計者が急に気が変わったりしたとは考えにくいし、
例えそうだったとしてもテストする自衛官が黙って見過ごすだろうか。
考えられる結論としては自衛隊側の要求だったと思われる。
よく言われるのは匍匐前進の際に切換えレバーが服等に当たり、動いてしまうのを嫌ったとされる。
特に第1~第3匍匐において銃を体にくっつけるため、注意が必要だ。
http://http://www.bk.dfma.or.jp/~monoshiri/hofuku/index.htm
匍匐前進をしなくても、銃を負い紐で背負っている際に切り替わることも考えられる。
「隊員が簡単に切り替えると危ないから」という「いかにも」な意見もあるが、流石にどうかと思う。

右側面にあるレバーのせいで「操作しにくい」という話もあるわけだが、
実際、自衛官は普通に操作しているわけで、ようは訓練次第、ということになる。
操作のしやすさよりも確実な安全を採ったという事だ。


銃の左側面は切換えレバーの位置を表示するインデックスとなっている。
こちらにも白のペンキが入れられ、確認しやすいようになっている。
M16では、この機能がなかったため左利きの射手から不満が出たとされ、
M16A2からは左から見てもポジションが分かるようにされた。
この点、89式はよく考えられている。
もっとも、M16A2の採用が82年なので、この結果をみての設計かもしれないが。

(画像は東京マルイ社製電動ガン)

9月13日リンクの不具合を修正しました




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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ボタ)
2008-09-11 04:15:22
左利きのM16使いとして
興味深く読ませていただきました。
たしかに逆側にインデックスが欲しいなぁ。
M16のレバーは小さいから左手の人差し指で
操作できなくもないけど
欲を言えば親指で操作したい。

誤操作防止の意味でリブを設けるなどして
両側にセレクタレバーが着いていたらなぁ・・・

P.90のセレクタは初めて見た時斬新だなと思った。
返信する
Unknown (doorgunner)
2008-09-12 22:59:09
M16の場合、アメリカではセレクターのアンビ化キットが売られてますね。
H&Kなどはセレクターのアンビ化に力を入れてますが、
一長一短あるようです。

P90は実銃の記事で「容易に操作できる」と書かれていて、
半信半疑でしたが、触ってみて感動しました。
あれはいい。
返信する

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