米軍に限らず軍・警察などでライフルやハンドガンのマガジン(弾倉)を身に着ける際には専用のマガジンポーチを使用するが、大量に身につけようとするとポーチの装着場所が無くなってしまう。
そんなときに使うのがバンダリアだ。
今回、米軍の物を入手したのでご紹介。
ポーチ部分のサイズは約760×160mmで薄めの一枚布を簡単に縫っただけで作られている。
これはあくまでも使い捨てのものであり、コスト優先に作られている事を意味している。
肩掛け用のスリング部分も調整金具などは着けられておらず、必要に応じて付属の安全ピン(画像右側スリング付け根付近)を利用して短くする事になる。
この安全ピンも真っ黒な軍用品だ。
ポーチの左から2つ目にはスタンプが押されている。
5,56mm弾用であることを示しており、
「●M855」はM855普通弾が収納されることを意味している。
ということはこのバンダリアを使うならばM16A2でなければ考証がおかしいということだ。
また、同種のバンダリアが使われていたベトナム戦争ではM16用の20連マガジンをそのまま収納していたが、それ以降は30連マガジンを使用するようになったため入らなくなってしまった。
「10 RD CLIPS」とは10発ごとのクリップ(挿弾子)が付いた状態で収納されていることを意味している。
1ポーチにはクリップ2個(=20発)が厚紙製の蓋の無い箱に入れて収納されるが、この箱付きのバンダリアは入手しにくい。
また、一緒にマガジンローダー(装弾器)も1個付くようだ。
この形式のバンダリアは古く、後に30連マガジンが利用可能なバンダリアが製作された。
こちらは4個の大き目のポーチを持ち、ポーチ下寄りに白い紐が縫われている。
そのままなら20連マガジン、紐を抜けば30連マガジンが入るというものだ。
また、MOLLEにはポーチ3個のバンダリアが存在し、6本のマガジンが収納可能となっているが、裏面に別のポーチを装着可能など手の込んだ造りとなっており使い捨てでは無い様だ。
さて、今回紹介したバンダリア、1200~1800円程度で売られているが、今回私は1000円以内で手に入れることができた。
幸運だ。
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