今月、埼玉県の下水道で作業員4人が亡くなる痛ましい事故が起きました。
事故の一報で「下水管に作業者が転落」と聞いて「酸欠か硫化水素かな?」と考え、
「助けに入った作業員も倒れた」と聞いて「酸欠・硫水じゃないか!」となりました。
「一人が倒れたので助けに行った人も倒れる」は酸欠・硫水事故の典型的パターンです。
いくつか報道を見る限り、疑問点がいくつも浮かびます。
自分も一応、酸欠硫水の作業主任者講習受けてますので。
・作業前の濃度測定は?→問題なかった模様。
・作業中の濃度測定は?→救出に向かう時には警報が鳴っていた:作業中も測定を止めなかったのは正しいが、その時点で防護装備無しで内部侵入するのは自殺行為。
・非常時に使う送風機・送気マスクなどの装備は?→会社に置いて行った:即座に使えるようにしていないのは法令違反です。
自分が社会人になる前、多分30年近く前になるかと思いますが、下水管の工事中に作業員数人が硫化水素で死亡するという事故がありました。
今回亡くなった作業員より若い自分が知っている事故なんですが…。
テレビにニュースで専門家(?)が「作業の際により安全に注意を払って」みたいに言っていて呆れました。
今回のような作業では酸欠や硫化水素による事故の危険性が高いことから必要な装備を準備して作業する事、
講習を受けた作業主任者が監督する事などが法令で決まっています。
恐らく誰も講習を受けていなかったでしょう。
(講習を受けていても理解してない人が少なからずいますが)
安全のために決められたルールは過去の犠牲者の血で書かれている、という言い方をすることがあります。
暑い日が続きますが、安全のために決められたルールは仲間の、自分の命を守るためにあることを再度意識して作業に入りましょう。
今日も一日、ご安全に!
事故の一報で「下水管に作業者が転落」と聞いて「酸欠か硫化水素かな?」と考え、
「助けに入った作業員も倒れた」と聞いて「酸欠・硫水じゃないか!」となりました。
「一人が倒れたので助けに行った人も倒れる」は酸欠・硫水事故の典型的パターンです。
いくつか報道を見る限り、疑問点がいくつも浮かびます。
自分も一応、酸欠硫水の作業主任者講習受けてますので。
・作業前の濃度測定は?→問題なかった模様。
・作業中の濃度測定は?→救出に向かう時には警報が鳴っていた:作業中も測定を止めなかったのは正しいが、その時点で防護装備無しで内部侵入するのは自殺行為。
・非常時に使う送風機・送気マスクなどの装備は?→会社に置いて行った:即座に使えるようにしていないのは法令違反です。
自分が社会人になる前、多分30年近く前になるかと思いますが、下水管の工事中に作業員数人が硫化水素で死亡するという事故がありました。
今回亡くなった作業員より若い自分が知っている事故なんですが…。
テレビにニュースで専門家(?)が「作業の際により安全に注意を払って」みたいに言っていて呆れました。
今回のような作業では酸欠や硫化水素による事故の危険性が高いことから必要な装備を準備して作業する事、
講習を受けた作業主任者が監督する事などが法令で決まっています。
恐らく誰も講習を受けていなかったでしょう。
(講習を受けていても理解してない人が少なからずいますが)
安全のために決められたルールは過去の犠牲者の血で書かれている、という言い方をすることがあります。
暑い日が続きますが、安全のために決められたルールは仲間の、自分の命を守るためにあることを再度意識して作業に入りましょう。
今日も一日、ご安全に!