危険なドライバーを見極めるコツ！

　東名高速で追い越し車線に強制的に止められ、２名死亡の事故があった。ニュースによると、事故現場の前のパーキングで、迷惑駐車をしていた加害者を被害者が注意し、その後、加害者が被害者車両を追跡が始まり、追い越し車線で被害者が強制的に停車させられ、車外で問答しているうちに、後続車両に追突されて、大惨事になったようだ。

　道路では、危険なドライバーが善良なドライバーに混じって、走行している。今回のような被害に合わないためには、どうしたら良いのだろう？私のこれまでの体験や経験的な知識をもとに、危険なドライバーを避けるための方法をまとめてみようと思う。

　１　触らぬ神に祟りなし

　歩行中、やくざ然とした人に注意する人がいるだろうか？もし、注意する人が居たとしたら、それは警察官か余程腕に自信がある人に限られるだろう。それは、経験上、関わると面倒なことになることを知っているからだろう。それでは、道路上では、どうなのだろうか？道路上では、車というベールがあるため、運転している人の様子は分りにくい。きちんと見極めることは難しいだろう。しかし、車の種類や改造等の有無、走り方を見たら、危ない車かどうかということはだいたい予想が付くと思う。猛烈な速度で近づいてきて、パッシングを掛けてくる車、そんな車に遭遇すると、非常に腹が立ってくる。しかし、そこで車線を空けなかったりすると、厄介な事態が生じてしまう。ここは気持ちを静めて、車線変更して、道を譲るに限る。

　２　車を見て、運転者を判断しよう。

　異様なペインティングをしていたり、極端な改造を施したりしている車には注意しよう。運転者は余程車への思い入れが激しいのだろう。そういう人は、運転を始めると、普段、道を歩いているときとは別の性格をもって、運転していることが多い。多少、怒りっぽい性格が車に乗ることで、増強されていることが予想される。当然、運転は荒いし、少しのことにも感情的になりやすい。そんな車を刺激すると、とんでもない厄介に巻き込まれかねない。

　３　面倒なことになりそうになったら、まず、逃げよう。

　高速道路を走っていると、知らないうちに、抜いたり抜かれたりという状態に陥ることがたまにある。しかし、そういう状態に陥ったら、パーキングに入ってしばらく時間を潰して、相手の車をやり過ごすようにしよう。抜いたり抜かれたりしているうちに、互いに興奮して、いらぬトラブルになってしまうことがあるからだ。

　４　変にゆっくり走っている車、車線内を右へ寄ったり左へ寄ったりしている車は、速い内に抜いてしまい、さっさと距離をとるようにしよう。

　そんな車は、居眠り運転だったり、酔払い運転だったり、音楽や話に夢中になっていたりと運転に集中していないことが多いし、何を思ってか、急に針路変更したりすることがあるので、要注意だ。

　５　車に乗ったときの自分の性格を知っておこう。

　車を運転すると、普段とは違った性格が現れることがある。普段は、大人しく物もあまり言わない人が車に乗った途端に、急に感情をあらわにするようになったり、時には、怒りっぽくなったり、態度がでかくなったりすることが往々にしてある。本来は、周りへの気遣いや配慮が先行し、表には表れない内なる性格が、車というものによって、触発されて出てくるのだ。駆け足の遅い人でも、速い車に乗ってアクセルを踏みさえすれば、思い通りの速度を得ることができるし、小さな人も、大きな車に乗れば周りを威圧することができる。それは、普段は得られない快感だ。そのため、そういった普段は出来ないようなことでも、出来るような気分になり、自我が急激に拡大し、普段とは違った性格が現れやすい。こうした傾向を知っておき、自制していくことは大事なことだ。

　以上、簡単にまとめてみた。参考にして、一度、自分の運転行動を振り返って、自分の運転をチェックしてみてくれたら、ありがたい。