大阪なおみ選手が全米オープンテニスで優勝したことの影響は、かなり大きなものがある。彼女が使用していたラケットについての問い合わせや注文が殺到しているほか、来ていたウェアや靴、腕にはめていた腕時計にまで注目が集まっている。この腕時計は、シチズンの新製品のエコドライブ・ブルートゥースという代物らしい。シチズンのホームページを検索して調べてみると、ブルートゥースが付いているので、スマホ等への着信があった場合、時計が知らせてくれるなどの機能が付いているようだ。
このことを知って、私の妄想を抱き、次から次へと妄想が広がった。
今回の全米オープンテニスの決勝は、セリーナ・ウィリアムズがコーチの指示を受けたとして注意され、それに不満を抱いたセリーナが激しく抗議し、Ⅰゲームの罰を受けるなどしたため、後味が悪い試合となってしまった。そして、セリーナを応援する観客のブーイングで、試合は騒然となり、かつ、表彰式でも、ブーイングが鳴りやまずに、大阪選手が泣き出すなどして、試合後、アメリカの各新聞がそのことを取り上げ、マナーの悪さを指摘するに至ったことは皆さんもご存知の通りだと思う。
妄想の内容はこうだ。仮に、ウェラブル端末を腕に付けて試合に臨んだとしたら、これは何かやらかすかも知れないと疑って掛かる人も出て来るだろうが、それが時計、それもアナログ式の時計では誰も疑いを挟むことはないだろう。しかし、外部からの通信によって時計の針を動かすことができるとしたら、どうだろう?例えば、打つべきサーブの種類、狙うポイント等を指示することができてしまうし、相手が打って来るサーブの種類、コース等の予測を伝えることも可能になってしまう。現在の技術の進歩の速度を考えると、それほど遠い将来の話でもなさそうだ。また、高速のコンピュータを駆使し、画像解析をしていけば、相手の目の動き、体の力の入り具合等から次にどんなサーブを打って来るかということを予測することも可能になるのではないか?そんなこんな考えていくと、まるでSFの世界に迷い込んだような気分になってきた。
ちなみに、シチズンの同モデルは、予約が殺到し、増産を決めたとネットで報じられているが、大阪選手がしていた時計にまで注目が集まるというのだから、そっちの方が私には驚きだ。
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