だんだん国道を走るのに飽きてきたので、漁村に入る様になってきた。
ほとんどの場合、漁村の入口と出口は国道に接している。そして国道が強制的に小山を上らされるのに対して、漁村の道路は平坦な場合が多い。
漁村に入って行くと、イイこともあります。スルメイカの加工場を見ていると、おじさんが出てきます。
「どこから?」
「M県からです」
「どこまで?」
「北海道一周です」
「そうか、頑張れよ」
そう言うとおじさんはおもむろに天日干しにしてあったこれをくれました。
頂きました、感謝です。すでに足が一本無いのは、待てが出来ないからです。これ、塩分薄めでイカそのものの味がします。
そしてこんな子とも出会います。
北海道の犬は猛烈に吠えるか、物凄く人間に興味があるか、極端です。
さらに進むと山道が待っていました。
民家、商店、自販機、ひたすら無し。
この手の看板、「脅しじゃ無いよ」と言われました。
この辺りの道路、上ると下り、また上る様な道です。
かなり行くと、ようやく民家と商店がありましたが、商店はカップ麺と缶詰、飲料しか置いてありません。カップ麺を購入して、お湯を貰います。
「この辺りは熊が出るんですか?」
「ええ、よく出ますよ」
店の女性はさらりと言います。
「昼は出ないですよね」
「いえ、あんまり関係ないですよ。結構、昼間に道の真ん中に居ることもありますから。昨日も隣町で出たって言ってましたよ」
「・・・ここに来る途中、上の藪がバキバキいってましたけど。3メートルくらい上の藪で、こんな所に人間なんか居ないのにって思ったんですけど」
「あはは、それはかなり熊っぽいですね」
あははって奥さん・・・、自転車じゃ熊から逃げ切れませんから。
さて、本日は温泉施設の裏にテントを張らせて貰いました。入浴料は二百円、最近まで百円だったそうです。しかもここは自噴源泉掛け流し、素晴らしいです。町営なのですが建物にもお金を掛けず、利用料金を安く抑えています。
左側は池で、蚊が凄いです。私の足を現代アートのオブジェにする勢いで変形させて行きます。
さて今日の夕食はちょっと豪華です。魚介類は国道にポツンとあった店で買いました。
最初の一品、ちょっと残酷ですが、活きたままコッヘルで茹でました。温泉に来ていた地元のおじさんが茹で時間をアドバイスしてくれました。
平蟹(正式にはヒラツメガニ?)蟹味噌も身も味が濃いです。ワタリ蟹に似ています。
茹で汁は野菜を加えて蟹風味汁に。
二品目も残酷焼きです。
小さいながらも活きアワビ、殻の上でくるくると動き回りました。
三品目は、
ウニ丼!今朝獲れたウニで、ミョウバン未使用とのことで購入。粒が立っていて旨かったです。
魚介類の購入費は計2,100円、安いのか?
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