「困った時はお互い様」    

NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

真実

2011-02-23 09:56:21 | 会員日記
※ドネーションシップわかちあい
会員ページより、日記を紹介します。

◆真実

息子の小学校の時の同級生のお母さんから珍しくメール。
ランチの誘いだった。
「何かあるんだろうなー。」と。
結局あちらの都合でランチは没になった。
気になったから電話をした。
本当なら息子が進学した地元の中学に通っている同級生(R)。
もう一人の同級生、KU。
そして、本来なら特別支援教室に在籍したほうがいいのでは?
と感じるKA。(親の意向で通常学級に在籍)
この3人がもめてるらしい。
KAは通常学級の授業についていけず、
小学校のころからクラスメートに散々バカにされている。
中学ではさらに勉強も難しくなって、
仲間からの非難も増して居場所が無い様子で
Rたちのクラス(特別支援教室)に休み時間のたびに来るらしい。

KUは、人の事にあまり関心がないというか。
自分に対してよければ、それで良し的なところが強いように思う。
Rは内弁慶で、クラスでは王様のように振舞う。
Rのそんなところが、KA、KUは嫌なようで二人でRを仲間に入れない。
3人で遊ぶ約束をしても2人がRをぶっちぎる。
担任に相談しても「お互い様ですから。」ときちんと対応してくれない。
Rがかわいそうだ、
ということだった。

息子のところにSが土日になると遊びにくる。
息子は必ず「Rも。」と言ってRを誘っている。
今日はどうしたことか、KAとKUが遊びに来た。
Rを誘いにSと行ったらRは留守、KAたちと会ったそうだ。
私は彼らに「何故Rのことをぶっちぎるのか?」と聞いてみた。
理由は本当にしょうもないことだったけど、
彼らにとっては嫌なことだったんだと思う。

KAが「Rは最低だ。」と言うので
「3人で遊ぼうと約束だけしておいて、2人でぶっちぎり
一人取り残されるRの気持ちは考えたことがあるのか?」
「Rの何がいやなのか、Rに伝えたのか?」
と言った。
「Rの言動で傷ついた2人がいるなら、
やっぱり2人にそんなふうにされるRだって傷ついているでしょう?」と話した。
君達はもう中学生なんだから、3人でちゃんと話し合うように、と。

Rのお母さんとそれらのことを話した。
彼女は納得がいかない様子で
「KAはうそをつく。Rはそんなこと言っていない、していない。」
と言う。
「お互い話し合って自分の非に対しては
素直に「ごめん。」って謝るところから始まるんじゃない?
そこは子供たちのことを信じてみよう。」と話した。

息子は小学校の時、Rにそれこそさんざん意地悪をされてきた。
Sが息子たちのクラスに転校してくる前はRが担任たちの課題だった。
職員会議にもしょっちゅうRのことが取り上げられたと担任が言っていた。
そして、Sが入ってくると今度はSから。
息子もなかなか負けていない子だから、いろんな関わりがあったと思う。
だけど、あんまりじゃない?といったことが本当にたくさんあった。
でも、息子は「Rが好き、Sは本当はやさしい。」と
決して彼らを非難することがなかった。
ホントすごいよなー。

私達は私達で「なんとか」と必死でその親と関わった。
Rのお母さんの話を聞きながら、喉もと過ぎればじゃないけど
忘れちゃうんだなー、と思った。
わが子がかわいいのはみんな同じ。
でも、わが子の言葉だけでは状況は正確に把握できないと思う。
子供の言葉から真実を探るというか、本当を見つけるっていうか。

調和に向けて、わが子も相手の子も。

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