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NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

3年目の3・11

2014-03-12 13:59:38 | 東北・関東大震災
※CODE海外災害援助市民センターからの情報を紹介します。
 先日福島県の仮設住宅で暮らす方と電話でお話しました。
 最近住民どうしの会話のなかによく出てくるのが
 「人生 狂わされたよね。」という言葉だそうです。
 東日本大震災から3年たった今も26万7千人以上が
 避難生活を送っているということです。
 自分たちに何かが出来るのかを考え続けたいです。(さき) 



今日は、2011年の東日本大震災から3年になります。
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No.17 東日本大震災(2011年3月11日発生)
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「3年目の3.11」
あの日から3年の月日がたった。
 死者1万5884人、行方不明2633人という未曽有の大災害となった東日本大
震災。震災関連死は阪神淡路大震災の919人を大幅に上回り、2993人に達
し、その半数以上が福島県で1671人となっている。度重なる避難生活によるス
トレスが体調の悪化や自殺を引き起こしてしまった。そして26万7000人以上が
今も仮設住宅などで避難生活を送っている。特に福島県では約13万人が県
内外に散り散りに避難し、不自由な暮らしを強いられている。社会的包摂サ
ポートセンターの行う「寄り添いホットライン」に寄せられる電話相談の35%が
被災3県の自殺に関するものであるという。センターの代表の熊坂医師は、「こ
の3年で将来の展望の見えてきた人とそうでない人の格差が広がり、二極化し
ている」という。阪神淡路大震災の時も2~3年後に自殺者が急増している。震
災から3年間、無我夢中で走り続けてきた人たちの息切れが聴こえてきそうで
ある。

 一方、復興住宅(災害公営住宅)に関しては、全8県56市町村で約25000戸
建設される計画であるが、用地確保が難航しているために今月末までの完成
予定はわずか2347戸で全体の9%足らずである。被災地の自治体の中には
全戸完成まで5年以上かかる場所もあるという。

 また、福島県の33市町村の住宅の除染実施率は未だ4割程度である。飯館
村においては除染実施率は、たったの1割程度である。東電や国の賠償制度
は、被災者同士の溝をさらに深め、人と人を分断している。
震災は3年前の3.11からずっと今も続いている。
(吉椿雅道)

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CODE海外災害援助市民センター

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