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NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

吐 露

2011-04-04 18:53:31 | 会員日記
※ドネーションシップわかちあい
会員ページより、日記を紹介します。

◆吐露

今回の事故で、原発ジプシー(注・下記ご覧ください)の存在を知ったし、
その被害が隠されていたことも知った。
2重3重の安全構造のモロさも分かった。
正直、ここ10日程、物凄く体が辛かったのは、このせいだと思う。
貧血状態、微熱が続いている様。
少しでも、ホンノ触りでも原発に加味していた僕は、罪人になった気分でもある。

今回の震災、原発の被害は、凄まじいものだったけれど。
それだけじゃない。
企業の中での人災は、いつも隠されてきた。
特に大企業ほど隠されてきた。
企業監視なんて目は持っていない。
企業誘致して経済活性化が多くの人の考え。
人命は地球より重い。なんて…。
人命は経済より圧倒的に軽い。
でも、僕は、
「人命は経済より圧倒的に軽い」という世界にいたことは確かなみたい。

大学時代に、設備会社で、社会の末端のアルバイトをしたことがある。
製鉄会社の溶鉱炉に入り、鉄くずをかき出す仕事。
セラミック会社の石削りや焼き釜に石綿を詰める役。
これは、発がん性がある。
僕は、友人とスキーに行きたいと思って、正月も働いた覚えがある。
でも、生きるために働いている人が殆どで、そのお陰で社会は動いている。
医療分野だって同じ事だ。
誰か、貧しい人が自ら名乗り出て、人体実験してから薬が生まれる。

なんか、生きているのが嫌になるときもある。
いつの時代も既得権益層は弱者を食い物にする。


●原発ジプシー
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm
原発の定期点検作業や、
放射能漏れの後の清掃作業などは高い放射線をあびます。
日本の原発はこうした危険な作業を下請け、孫請け、ひ孫請け、、
の巧妙な仕組みのなかで日雇い労働者を集めておこなってきました。
こうして被曝しながら原発から原発へと移動して働く人たちが、
原発ジプシーと呼ばれます。

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※会員ページは、それぞれの方が自分の日常や家族のこと、思うこと、
情報紹介や意見等々、、「わかちあい」に共感した会員どうしが
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安心して人とつながれる、気持をだせる、そんな場をめざしています。
会員同士のリサイクルコミュ二ティー、子育てコミュ二ティーなどもあります。
http://donationship.org/
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