家族

※会員ページの日記より、紹介します


◆家族

母の誕生日にメッセージを送ったのをきっかけに、
正月ぶりで実家に帰った・・・

母は勤めに出ていて、父だけが家に居た。
実家の玄関を開けると、少しビックリしたような表情で、
「おうっ久しぶり。」と言い、笑顔で迎えてくれた。

体調や家の状況など、色々と尋ねると、
愚痴も混ぜながら、楽しそうに話してくれた。
表情も明るくなって、顔のむくみも取れ元気そうで少し安心した。

ばあちゃんは食べるのにむらがある様子で、
正月に見たときより少し痩せた・・・
そんな姿を見て何だか涙が止まらなくなった・・・
　
ばあちゃんは私のことを思い出せないで居たのにも、
少し淋しさを感じたけれど、しばらく話をしていると、
おばさんに「○○ちゃんやんか！！忘れたの？」と言われ

「○○ちゃんか！！そう言えば○○ちゃんに似ているな。」
・・・親戚のおばさんに似ていると言いたかった様子で・・・

「大きくなって、綺麗になって・・・おばあちゃんの家系の顔やな。」
と嬉しそうに話してくれた。
話をしながら、少しずつ私のことを思い出していく様子で
「○○、しばらく来てなかったな。久しぶりにきたんや。ありがとう。」
と表情もしっかりとしきた。

ばあちゃんが疲れて、ベッドで休むと言うので、
手を握りしばらく見守っていたんだけど、涙が溢れて止まらなくて、
自分でもどうしたのか分からなくなってしまった・・・

ばあちゃんはうつらうつらしながら、
「淋しいよ、淋しいよ、どこにも行かんといて。」
とつぶやいていた。
私は「大丈夫。そばに居るからゆっくり休んでよ。
晩御飯までは一緒に居るから、
晩御飯になったら起こしてあげるから、休んでいいで。」

と話しかけた。

晩御飯が出来たので、
親戚のおばちゃんとばあちゃん、私でご飯を一緒に食べた。
ばあちゃんは嬉しそうにご飯を食べていた。
途中でおかんが帰ってきて、4人で話をしながら食卓を囲んだ。

久しぶりに家に帰って、みんなの笑っている顔を見て、話をして・・・
おとんは一緒にご飯を食べることをしなかったけど、
やっぱり家族はいいもんだと、つくづく感じた一日だった。


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※正月以来の久しぶりの実家。
おばあちゃん嬉しかったでしょうね。
おとうさんも、おかあさんも、おばさんも。
会員さんの思いにもらい泣きしてしまいました。
家族っていいな、と、そう思いました。（さき）

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