※一昨日東北出身の方にお会いする機会があり、
津波で流されてる人たちをまのあたりにした親戚の方の話を聞きました。
地震津波でいのちは助かっても「震災関連死」と言うしかないような、
お葬式に出ることも多いと聞きました。
被災地、被災者に寄りそいながら、
人と人とのつながり、生きるための希望をともにつむいでいきたいです。
以下、被災地ＮＧＯ協働センターからの情報です（さき）
*************************************
被災地NGO恊働センターです。
http://www.pure.ne.jp/~ngo/
本日は下記の内容をお送りします。
▼つぶやきから見える風景
▼「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり
写真はブログに掲載しています。
http://miyagijishin.seesaa.net/article/216088900.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
つぶやきから見える風景
…………………………………………………………………
「津波と火災で大事なものをたくさん失った。
探しに行ったけど結局見つからなかった。
ローンだけが残っていて、それがつらい…。
様々な方に助けていただいています。
阪神大震災のとき自分たちは何も行動しなかった。
もし今度同じようなことがあったときはこの町でバスを出し、
みんなで助けてあげに行こう、とみんなで言っています。
そういうことに気づけただけでもよかったかなあと思います。」
（遠野足湯隊による聞き取り。5月31日、岩手県、30代女性）
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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 7月22日（金）
………………………………………………………………………………………
被災地はいま・・・
4ヶ月を過ぎたいまでも、被災地には瓦礫が散乱し、瓦礫の山が至る所につくら
れ、毎日その高さが高くなっています。知らない人が見れば瓦礫というゴミですが、
その一つ一つそれぞれが家族の思い出の品、大切なものなのです。
釜石市の両石（りょういし）町は、小さな漁師町で、河北新報によると「両石町は釜
石市の市街地から北に約4キロ。両石湾に面し、約220世帯、約650人が主に漁業
で生計を立てていた。津波は高さ約12メートルの防潮堤を乗り越え、43人が犠牲
となった。原形をとどめる家は十数軒しかない。」という町です。
たくさんの船が岸壁に並んでいて、冬には新巻鮭が軒下に吊られ、臭いくらいだっ
たそうです。いまではその陰もなく、壊滅状態です。町には赤旗が悲しくたなびい
ています。その赤旗は「解体OK」という印ですが、もはや解体するところもないくら
い、土台を残して根こそぎ流されています。
もう少し車を走らせると、釜石市鵜住居という町に出ます。こちらも瓦礫が散乱し、
見る影もなくなっています。全てが流され、津波前の姿が想像できません。地元の
方も声を失うくらいです。
大槌町に入ると、山が所々茶色くなっています。津波の時に火が出てそれが山に
まで飛び火した痕跡が残っているのです。地元の人は、「黒い津波のあとに、赤い
津波がきた」と話しています。まるで、原爆が落ちた後のようです。大槌町は役場が
流され町長を含め33名の職員が犠牲になりました。
ある被災者の人の、「もう物はいらない。せっかくいろいろそろえてきたけれど、津
波で全て流されたから、これからは、もう物はいらない」という言葉が印象的でし
た。
沿岸部はほぼ壊滅的ですが、明治や昭和にも三陸の大津波が発生し、高台移転
が行われた集落があり、そういった集落は今回も助かったそうです。これ以上の命
を犠牲にしないためにも今後のまちづくりについて、慎重に考えていきたいもので
す。
被災から4ヶ月を過ぎた被災地より・・・
（増島智子）
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
被災地NGO恊働センター
E-mail ngo@pure.ne.jp
URL http://www.pure.ne.jp/~ngo/
TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
〒652-0801 神戸市兵庫区中道通2-1-10
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津波で流されてる人たちをまのあたりにした親戚の方の話を聞きました。
地震津波でいのちは助かっても「震災関連死」と言うしかないような、
お葬式に出ることも多いと聞きました。
被災地、被災者に寄りそいながら、
人と人とのつながり、生きるための希望をともにつむいでいきたいです。
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つぶやきから見える風景
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「津波と火災で大事なものをたくさん失った。
探しに行ったけど結局見つからなかった。
ローンだけが残っていて、それがつらい…。
様々な方に助けていただいています。
阪神大震災のとき自分たちは何も行動しなかった。
もし今度同じようなことがあったときはこの町でバスを出し、
みんなで助けてあげに行こう、とみんなで言っています。
そういうことに気づけただけでもよかったかなあと思います。」
（遠野足湯隊による聞き取り。5月31日、岩手県、30代女性）
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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり 7月22日（金）
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被災地はいま・・・
4ヶ月を過ぎたいまでも、被災地には瓦礫が散乱し、瓦礫の山が至る所につくら
れ、毎日その高さが高くなっています。知らない人が見れば瓦礫というゴミですが、
その一つ一つそれぞれが家族の思い出の品、大切なものなのです。
釜石市の両石（りょういし）町は、小さな漁師町で、河北新報によると「両石町は釜
石市の市街地から北に約4キロ。両石湾に面し、約220世帯、約650人が主に漁業
で生計を立てていた。津波は高さ約12メートルの防潮堤を乗り越え、43人が犠牲
となった。原形をとどめる家は十数軒しかない。」という町です。
たくさんの船が岸壁に並んでいて、冬には新巻鮭が軒下に吊られ、臭いくらいだっ
たそうです。いまではその陰もなく、壊滅状態です。町には赤旗が悲しくたなびい
ています。その赤旗は「解体OK」という印ですが、もはや解体するところもないくら
い、土台を残して根こそぎ流されています。
もう少し車を走らせると、釜石市鵜住居という町に出ます。こちらも瓦礫が散乱し、
見る影もなくなっています。全てが流され、津波前の姿が想像できません。地元の
方も声を失うくらいです。
大槌町に入ると、山が所々茶色くなっています。津波の時に火が出てそれが山に
まで飛び火した痕跡が残っているのです。地元の人は、「黒い津波のあとに、赤い
津波がきた」と話しています。まるで、原爆が落ちた後のようです。大槌町は役場が
流され町長を含め33名の職員が犠牲になりました。
ある被災者の人の、「もう物はいらない。せっかくいろいろそろえてきたけれど、津
波で全て流されたから、これからは、もう物はいらない」という言葉が印象的でし
た。
沿岸部はほぼ壊滅的ですが、明治や昭和にも三陸の大津波が発生し、高台移転
が行われた集落があり、そういった集落は今回も助かったそうです。これ以上の命
を犠牲にしないためにも今後のまちづくりについて、慎重に考えていきたいもので
す。
被災から4ヶ月を過ぎた被災地より・・・
（増島智子）
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TEL 078-574-0701 FAX 078-574-0702
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