安芸高田市の議会答弁が、ネットで盛り上がっていますが、
私も何本か見ていて、あまりにも話が噛み合わなくて、
漫才のボケツッコミを背中合わせでやってるみたいで、
どっちもどっちだなーと思いました。
しかし、これも、日本がやっと西洋型民主主義になる為の生みの苦しみです。
日本においての地方は、やっとこさ黒船が来航して来た。
それも、最新型のイージス艦が、正確無比なミサイルを携えてやって来て、
田舎の漁港の手漕ぎの伝馬船に、ファランクスを撃ちまくっている感じです。
なんか、一時、流行っていた、アフリカ沖のソマリアの海賊と、
ロシアの軍艦の戦いみたいです。
ロシアの軍艦は、警告もほとんどなく、無慈悲で一方的な攻撃を、
ちっちゃいボートにやって、海の藻屑にしていました。
なんか、その映像を思い起こします。
まさに、コテンパンです、痛快と言えば痛快ですか、
あくまで、議会ですので、コテンパンでは、何も決まりません。
見ていて、なんか、ソマリア沖の海賊のように、
可哀想で気の毒に感じてきました。
一番の問題提議されているのは、市長と議員ではなく、市民ですね。
大阪でも、維新が出てきた時にはそうでした。
維新の場合の議員は、ほとんどが元自民党議員だったし、
橋本さんや松井さんが、この方ほどエリートてはなく、
ある程度庶民派だったのも、功を奏したように思います。
後もう一つ、維新のフロントマンである橋本さんには、
タレント性がしっかり有って、あの笑顔も市民受けします。
安芸高田市長は、笑顔が、あまり見受けられない。
もうちょっと笑顔を見せるだけでも、市民受けが良くなり、
市民を味方に付ける事が出来るのではないでしょうか。
アメリカの議員は、テレビインタビューの時は、とことん、
国民にどう見られているかを意識し、完璧に作り上げてきます。
市長も議員も、本来、議会制民主主義なんですから、
市民にどう見られているかを一番意識するべきで、
これまで、なあなあで、裏工作で、玉虫色でやってきて、
市民を無視してきて、一部の人間が美味しい思いをしてきたのをひっくり返す
んですから、その、うっぷんが溜まっている人々を味方に付けるべきで、
対決して、論破して留飲を下げるだけでは、前に進みません。
市長は、自分の政策を、どう実現するか、
もっと良いブレーンのアドバイスを入れた方が、最短だと思います。
前職で、データーを扱っていたのなら、
もっともっと人のデーターも集めるべきで、
お金の数字だけの楽な方だけでなく、人間という、
不確定要素だらけのデーターを、もっと解析すべきだと思います。
そして人間も少ない地方だからこそ、あっちでもこっちでも、
しっかり議論して下さい、それが有るだけでも価値が有ります。
そうしないと、いつのまにやら、外資に乗っ取られるかもしれませんよー。
実際、そうなっている所が有りますからねー。
人間、札束で頬っぺたひっぱたかれるのが一番弱いですからねー。
私は、毎週、水戸黄門で、それを見ていて良く知っています。