「悪い人ではないんだけど」と言うのは、人の悪口を言うときの枕詞のようなもの。
「うちの夫は本当に悪い人ではありません(笑)。むしろ善人です。ただ、だからこそ困ることが多々あるんですけどね」
こういう責任感の無い人は、まあまあいます。
しかし、裏を返せば、悪い人と言ってもいいと思います。
そういう人達とも、これまで色々付き合ってきました。
これも確かに、その人が生きて来た処世術の一つなんでしょうが、
重要な事を決定する時にそういう感じだと、信用してもらえなくなります。
たぶん、常にそういう場面から逃げて来たのでしょう。
結婚したのは、そういう優柔不断の所が、優しく見えたからでしょうが、
その事を、歳をいってから言っても仕方がないでしょう。
現代は、そういう、ただただ優しい男が好まれるんだから、
結婚後に、しっかり男らしくしろと言うのも酷です。
責任感が強すぎると、それこそ、細かい事まで色々言われるかもしれません。
誰でも、結婚後にこんなはずじゃなかったのは有ります。
本来、赤の他人の男女なんですから、気が合う方に無理がある。
それを常に話し合って、どちらもが修正していき、付き合い続けられます。
昔の男尊女卑の事で、NHKの番組のバタフライエフェクトでは、
アメリカの唯一の女性の最高裁判事の半生をやっていましたが、
欧米社会も近代まで女性の権利など無かった。
イギリスでは、女性が第一次世界大戦の頃から男性と戦ってきた歴史が有る。
デモをして権利を主張すると、逮捕され拷問されて、何人も死んでいる。
私も子供の頃、覚えていますが、アメリカでウーマンリブ運動をやっていた。
アメリカでは、黒人差別が大きいですが、女性差別もしっかり有った。
それに比べ、日本はアメリカの模倣でしかないですから、
男女平等なんて、形だけやっているだけでしょう。
無責任な男は、無責任なお父さんが、男の子の育児をお母さん任せにし、
お母さんは、息子を、手取り足取り、何でもかんでもやって、
ただただ可愛いがってしまい、出来上がってしまった結果です。
そういう男は、お母さんに逆らわないから、当然の如く女の人に優しい。
それを、いい人と勘違いしてしまうんだと思います。
現代では少子化も有って、男の子が少なく、どうしてもそうなりやすいです。
私の周りも、そんな男だらけでした。
現代の日本では戦争もなく、平和で、男が戦わなければならない場面が無い。
だから、仕方がないと言えば仕方がない、これも平和の象徴なんですから。
中途半端に責任感を意味も分からず振り回し、
男尊女卑なんて言い出して暴力オヤジになるよりましと思います。
実際そういう無責任男を、あまり追い詰めると、
チャッキーの如く、暴力オヤジに変身するかもしれません。
あっちもこっちもバランスのとれた男なんて、そうそう転がっていないから、
平和に生活出来ているだけでもラッキーだと思って下さい。
どうしてもそれが嫌なら、男らしい男に奥様が、母親の代わりになって、
育て直して、作り変えて下さい。
まずは、一番簡単なのは、筋肉を付ける事です。
筋肉を付けるだけで、男はバカですから強くなって男らしくなった気になる。
その時は、カッコイイ、男前、切れてる、などと、誉めてあげて下さい。
そうすると、ドンドン調子に乗ってきます。
だけど、その方向が、ちょっとでも狂うと、ヤンキーに良くある、
ただの、バカの暴力オヤジになってしまいます。
なかなか、そのさじ加減が難しいんです。
現実の男共は、ほとんどが、その失敗作になっています。
まー、それも個性の内ですから、分かった上で楽しく付き合って下さい。
現代は男尊女卑が無くなった分、男を、どう使うかは、
女性の考え方次第ですから、うんざりと思うのなら、
しっかり教育し直して下さい、それは自分の責任でも有ります。
それも、めんどくさいと思うのなら、新品に乗り換えて下さい。
それも、一つの方法です。
だけど、よーく選ばないと、ハズレを引く方が多いですよー、
気を付けて下さいねー。
もしかして、あなたの方が、ハズレかも ?