そう、それは友人とスポーツジムで気持ち良い汗を掻いた後の話。
スポーツジムから家までは徒歩3分、しかも家との間には公園しかないので、闇にまぎれてこっそり素ッピン
で帰宅したのですが、マンションの入り口で見つけてしまったんです。
蝉の幼虫・・・。
私は動物なら何でも好きで、大抵どんな虫でも爬虫類でも可愛がれるのですが、蝉とゴキブリはちょっと苦手。
だって、蝉ってビービー鳴きながら襲ってくるでしょ?
ってか、私が襲われやすい体質なのか、ひと夏に5~6回は何もしていないのに蝉に追いかけられます。
で、話を元に戻しますが、始めカナブンの死体かな?って思ったら、蝉の幼虫でして、しかも目
が合ってしまいました。
そして、その蝉の幼虫は黒く光った目で「そろそろ脱ぎ脱ぎ(羽化)したいんだけど・・」と訴えてきました。
脱ぎ脱ぎ・・こんな人通りの多いマンションの入り口で?気付かない人に踏まれたら一発でアウト!!
8年間も土の中で我慢していて、やっと地上の楽園を味わえるのに・・・ココで死んじゃったら悲し過ぎない?
うーん。
少し躊躇したものの、仕方なく救助する事にしました。といっても素手で掴む勇気はなかったので、スポーツジムで貰ったお盆休みスケジュールの紙に乗せて隣の公園まで運ぶ事に。
この蝉の幼虫・・羽化が近づいていて、身体が思うように動かないのか、とにかく紙に乗せるのに四苦八苦・・・こっちにのって!とか、ココで脱がないでっ!とか、踏ん張って頑張って!なんて声を掛けながらの作業でした。
夜中のマンションの玄関でうずくまる中年女。
しかも素ッピン・・そして、地面に向かって独り言を呟いているのか・・謎めいた言葉。
そう、通りすがりの方々は危ない人だと思ったらしく、私を見ないようにしたり、私の周りを大きく迂回してマンションに入っていました。
やれやれ・・・。
今晩あたり、こんな感じで羽化するのかな?
まあ、そんな事があったので、帰宅した夫(ドドジ)にその話をして、
「今頃脱いでるかな?(羽化してるかな?)」
って、言ったら、ドドジが
「チャララチャラララッタラ♪□□チャララララララッタラ♪・・・」
と歌い始めました。どうもこの歌・・・昔懐かしい青江三奈さんの伊勢佐木町ブルースのリズム。
ドドジにとって、「脱ぐ」から連想される音楽はコレなんだって。
私的には最近話題になった加藤茶さんの「タブー」なんだけど・・・。
「あんたも好きねぇ~」ってヤツ。
一緒に暮らし初めて15年、やはり別々の人間だから感性も違うんですね。
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公園にセミの幼虫を運んでいたら、羽化しようと準備している幼虫を2匹程見つけました。
そろそろ夏本番。週末は蝉の鳴き声が響き渡りそうですね。
青江三奈さんの伊勢佐木町ブルースを知らないお若い方はこちらでご覧下さい。