そう、それは先週末、ショッピングセンターに旦那と買い物に行った時の事。
とある家具屋さんでセールをしておりました。
小学生の学習机とか、ＰＣデスクとか、イスとか・・・。
ドドメちゃんが家で使っているパソコンデスク用のイスは、10年以上使っているもので、座ることは出来るものの背もたれにガタが来ており、また背もたれの金具の部分を覆うプラスチックのカバーが老朽化で割れてパラパラと崩れてきております。
なので、このセールで良いイスがあれば購入しようと、売り場で安そうな椅子を物色しておりました。
そしたらね、大きく「特売品」と書かれた柱のそばに手頃なイスを発見！
色がオレンジなのはちょっと部屋に合わないけれど、大きさ的にもちょうど良いし・・・って事で腰かけたら、
「うぉぉぉぉ～」
と、声を上げてしまうような素敵な座り心地。
何と表現したらいいんだろう、お尻と背中を軽く包み込まれて、ふっと宙に浮いているような感触で、一度座ったらイスと身体が一体化してしまったと錯覚してしまうような軽い座り心地。
「これに決めた！」
と思って、旦那に言って買おうとしたら・・・値札の金額がちょっとおかしい。
セール品なのに、86,400円とか書いてあるよ・・・そしてその金額の上に14万なにがしかの金額を消した二本線。
14万が8万円に値下げされて・・・セール？
確かに40％以上の値引きですけれど、コレを特売品と言う？？
ドドメが椅子の値札を見てひきつった顔をしていたら、事情を察した旦那が隣のイスを指さして、
「こっちに座ってみなよ。こっちのイスの方がウチの雰囲気に合うよ。」
確かに、旦那の指さしたイスはブルー系で我が家のＰＣコーナーの雰囲気には合いそう・・・って事で座ってみたら、
「堅い！重い！」
さっきのイスの余韻が消えていなかったのか、お尻が激しく拒絶反応を起こしてしまいました。
先程のイスが天使にお尻と背中を包み込まれたようなイスと表現するなら、コチラのイスは地獄の針山で腰かけた傷らだけの罪人の気分が味わえるイス・・・そんな感じでしょうか。
一体このイスはいくらなの？
って値札を見てみたら、8千円の商品でした。旦那には
「ちょっとお尻がしっくりこない！」
と言って、そのイスから立ち上がったら、じゃあ、その隣は？と旦那がすすめてきました。
右から8万円真ん中にあったイスが8千円、そして左のイス。
まあ、価格の並び方から言ってそんなに高そうじゃないし、色も良いし形もシンプルだし・・ってことで試しに座ってみると
「あら、コレはコレでいいじゃない。お尻も安定するし、背もたれの感じも柔らかくて安定感がある。」
旦那も、「そうだろ、そうだろ、こっちのイスが良いと思ったんだ。」
と言うので、立ち上がってイスの値札を見たら・・・82,000円と書いてありました。
えーっ！！
初めに座ったイスと変わらないじゃん！！
ってか、8万円と8万円のイスの間に8千円のイスを設置する売り場の感覚ってどうなの？
8万円→8千円→って来たらここは5千円が来るところじゃないの？
いや、座り心地からして5千円とは言わないよ、1万2千円でも文句は言わないよ。
でも、でも、ここで8万2千円は反則じゃない？
もうね、8万円のイスに座ったら、お尻が8万円になってしまって、それより安い椅子を受け付けなくなっちゃうじゃない！
高いイスは高い家具売り場！
お値段それなりのイスはそれなりの家具売り場！
って分けてくれないかなぁ～
値段を見ないドドメも悪いけれど、特売で8万のイスを置く店員さんもちょっと意地悪だと思うの。
しかも小学生の使う学習机売場の横だしさぁ・・・。
結局、お尻が8万円のイスに慣れてしまった為、8万以下のイスを受け付けなくなり、かといって8万円のイスを買う財力はドドメにはなく・・・イスの購入は延期となりました。
8万円のイスになんて座らければ良かった。
後悔しきりです。
家に帰って来てＰＣデスク用のイスをネットで安く買えないか検索してみました。
そしたらね、ドドメと同じイスは古くてみつからなかったんだけど、数年前に買った旦那と同じ形のイスが販売されていました。
そのお値段、なんと3,200円。
8万円のイスの消費税にも満たない金額の物でした・・・旦那さんったらお買い物上手？？
とりあえず、自分のお尻に合うリーズナブルなイスを気長に探したいと思います。
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