徒然USO800

時事ネタ漫画や同人活動報告やら雑多な漫画日誌です。

千と千尋の就活

2009-02-08 08:28:01 | Weblog
 官僚様が癒しに来られる風俗店 湯屋「天下り渡り屋」に就職活動をする千尋。しかしここにも世界同時不況の波が。どうなる千尋の運命。


 うーむ・・ 労働意欲があっても仕事がないからなぁ。(苦笑) 湯婆婆は「働きたい者には仕事を与える」という決まりを自分に課していたけどね。

 最近マスコミは雇用環境悪化の記事、ニュース一辺倒で、一部からは「派遣切り」を煽りすぎだという批判も出てるがむしろこれくらい騒いだ方がいいと思う。でないといつまでたっても政府・与党は危機感も無くボーとしてて動かないから。これだけ騒いだおかげでさすがに「大変だ!!」となっていろいろ対策は動き出した。スピード感はないけど。
 むしろ問題は雇用政策を扱う厚生労働省の機能不全じゃないのだろうか? 以前日経の一面連載記事にこんな記事が載っていた。要約すると以下の通り

 *** 去年年末に元経産省の内閣府企画官が雇用ニューディール政策として「医療・介護」を成長産業と位置づけ、雇用をつくり出そうと案を打ち出したが厚労省はまったく関与していない。同じ頃の経済財政諮問会議で麻生首相が新市場の創造に向け「役所の所管にとらわれない大胆な検討」を指示し、経産省が雇用創出につながるからと厚労省に連携を持ちかけるとむしろ「なんで経産省が雇用政策をやるんだ」と反発したという。厚労省は今でも人事や組織が旧厚生省と旧労働省でたすきがけになっていて一つの組織として機能していない。***

 自分達はなんにもしないで縄張りだけ荒らされたと理不尽な切れ方をする。年金・医療・介護・雇用という人の誕生から雇用、老後の保障まで我々の生活に安心と活力をもたらす政策をになう役所がこれではまったく意味が無い。安心があって初めて経済、消費等活気が出てくる。年金問題、肝炎問題と不祥事だらけのこの役所の闇はかなり深い。


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