次期マツダアクセラと日本メーカーの陰り

　次期マツダアクセラの記事が雑誌に載っていた。今年11月に欧米で先行デビューしてから来年５月に日本デビューだそうだ。

　わしはけっこうマツダのデザインは好きだ。特にバブル手前あたりからラテンの雰囲気がプンプンしている。性能・機能面ではドイツ車をベンチマークにしているがエクステリアやインテリアのデザインはイタリアっぽい雰囲気が漂っているような気がする。でも次期アクセラの顔は同じラテン系でもフランス車っぽい。このグリルレスはどう見てもプジョー顔だ。好き嫌いはあるだろうがまぁ、良しとしよう。ボディ形状はセダン、ハッチバック、少し遅れてワゴンを展開するらしい。

　しかし最近の日本車は厳しい環境下にある。例のアメリカの金融崩壊により金城湯池であるアメリカ市場が縮小傾向だ。トヨタでさえ、販売台数が大幅に減少している。さらに成長著しい中国・ロシア・インド等新興国市場もアメリカの景気後退を受け大幅に販売を落としている。

　そんな中でアメリカでの「08年米国自動車耐久品質調査」が発表された。これは購入から3年を経過した車を対象にした調査で、物づくりというメーカーの実力のバロメーターとも言うべきものだがここでなんと前年比でマツダ（21位）と日産（18位）が韓国の現代自動車（13位）に抜かれた。日産の高級車ブランドのインフィニティですら15位と現代自動車に及ばない。まぁ、トヨタのレクサスが1位、トヨタが4位、ホンダの高級ブランド・アキュラが5位、ホンダが9位、三菱が12位とまだ現代自動車を上回っているがこれもどうなるかわからん。すでに既存の自動車技術は煮詰まってきていて抜本的な技術革新が無いので新興国の後追いメーカーが猛烈な勢いでキャッチアップしてくるのだ。先進国の自動車メーカーは今後、技術革新ののり代の大きいハイブリッド、電気自動車技術の開発に血道をあげていかねばなるまい。

　ズーム、ズーム、ズーム♪　で世界的にも珍しいスポーツカー路線とデザインコンシャスに邁進するマツダも裏を返せばそれだけ既存の基本技術の世代交代が進んでいないことを示している。そのうえ親会社のフォードが危機的状況なので正直相当厳しい状況にあるのではないか。

マクロスＦ ＃２５ 千秋楽

　ド迫力、圧巻の戦闘場面であった。明らかに劇場映画「愛・覚えてますか？」のオマージュだな。マクロスの歌のヒットメドレーである。懐かしいカットもあちこちに出てきた。なかなか力のこもったラストである。どうやらシェリルもランカと同じようにお腹にウィルスが移った様で死の運命は免れたようだがバジュラがお腹で歌を歌うというなら演歌の徳川さんの方が最終決戦に向いてたんじゃなかろうか？
　でも結局アルト、シェリル、ランカの三角関係は解消してないし、あろうことかどさくさ紛れに優柔不断アルトは「おまえ達二人は俺の翼だ」と三角関係を公言してしまった。あまえ、それはいくらなんでも・・　そのうえ、ビルラーの「やっとあなたに会える」という発言の真意も不明のままだ。結局リン・ミンメイの再来を見れるという意味だったのだろうか？　そもそもミンメイの写真をロケットに入れてるのは単なるフアンというわけでもなさそうなのだが。やはりブリタイなのか？　それだとこだわる理由もわかるが。
　とりあえず二期放送ありそうな雰囲気なので期待する。

マクロスＦ ＃２４ ラストエンペラー

　とうとうタイトルギャグもネタ切れである。これしか思いつかなかった。
　局面はついにお互いの存亡をかけて人類とバジュラの全面戦闘に入った。シェリルの歌で最初は優勢だった人類側だがランカの歌が始まると形勢逆転。かつてゼントラーディとの第一次星間大戦を人類の勝利に導いたミンメイの歌がバジュラ側に有利に働くとは皮肉なものだ。伝説のミンメイも怒るぞ。というか設定では死んだことになってるのか？意外とどっかのマクロス船団でまだ現役張ってたりして。（＾＾）
　グレイスの野望はランカの力を利用して自分がバジュラの女王となり銀河を支配することだったのか。しかもランカの母親とドクター・ノームにかなりの憎しみを抱いて二人の娘であるランカとシェリルの死闘を楽しんでいる？　もはや狂気の域だ。
　アルトは果たして本当に戦死したのか？　シェリルが渡したフォールドクォーツのイヤリングが発動して機体爆発寸前にグレイスの船にフォールドしてたりして・・　いよいよ来週が最終回。さてタイトルギャグどうしよう・・

妖しい錬金術

　うーん・・　昨日のリーマンと言い、本日のＡＩＧと言い、どぇりゃーことになっとるぎゃ。まぁ、来るべくものが来たということだぎゃー。（なぜに名古屋弁？）
　このマンガは９年ほど前に商業紙に描いた４こまマンガである。アメリカの金融界の実態を鋭く描いた傑作である（自画自賛）。わしは先見の明あるな。

　結局ここ十数年世界を牛耳ってきたアメリカの金融工学を使った金融術は実体が何も無い妖しい錬金術そのものだったわけだ。錬金術は等価交換が原則。実体のないもので儲けたなら実体のないもので損をするのは当たり前の世界。

　でもそれが世界の実体経済に破壊的な影響を及ぼすからざまーみろと笑ってもいられない。あちこちで「アメリカの証券会社が破綻したからって自分の生活には関係ないよ」という意見が見られるがそれはちと甘い。その影響で自分が勤めてる会社が倒産することだって十分ありえるのだ。あんまりお気楽に考えていてはいかん。これは「そろそろ地に足つけた経済活動をしろよ。」という神からの警鐘なのかもしれん。

マクロスＦ ＃２３ トゥルー ビゲンへカラー♪

　今回はあまりにシリアスな展開なのでギャグで突っ込めませんでした。ビルラーとレオンにバジュラとランカの真実を伝えられたアルト。病院で衰えた父を見てこの世界を、そこで生きる人たちを守ると決意したアルト。しかしそれはランカを自らの手で殺すかもしれないということを意味していた。ランカの闘いを停めたいと願う気持ちはバジュラにもアルトにも伝わらなかったのだろうか・・　
　自分を道具として使うなら冷酷になれとルカに漏らすシェリル。下手な優しさは残酷だと悟っている。一方ランカが自分の妹だと知ったブレラはしかし時すでに遅し・・　各人の想いがすれ違う。

魂の叫び

　今日は黒田さんが白川さんの下宿に遊びに来てます。なにやら部屋の中に不穏な気を感じて・・　彼女はニュータイプのようですね。
　白川さんもオタクとはいえやはり女の子。心に期するものはあるようでいつか起こりうる場面に備えて用意はしているのだがなかなか自分からアクション起こす勇気はないのかと。行動しなければ奇跡は起こらないよ。

マクロスＦ ＃２２ 雄山 苦労す

　うーむ、アルトのオヤジは今回出ていないが前に録った録画を改めて観てたらやっぱり海原雄山に良く似てる。

シェリルの運命を知ったアルトは彼女と急接近。「私に歌う勇気をちょうだい」と迫るシェリルにアルトはどう応えた？　こんな場面をオヤジに見られたらただではすまんだろう。
　一方、三島の野望を知ったワイルダー艦長は反旗を翻す。クランは黙ってそれを見送り、アルトとルカは敵対する側になる。それぞれの人々の思いがクロスする中、オズマに「ランカは自分の道を進んだ。おまえの翼は何のためにある！！」と指弾されたアルトの出す答えはいかに？　そろそろ中途半端は許されない。

　そして独断専行のブレラとランカがたどり着いた惑星は・・　グレィスが言うところのバジュラのクィーンの棲まう星。そこは彼女と仲間にとっては宝島？　

　いよいよ話も大詰めで後２回で終わりなのか。