徒然USO800

時事ネタ漫画や同人活動報告やら雑多な漫画日誌です。

ホンダの原点?

2009-02-06 22:21:07 | 車バカ一代
 今月、ホンダが新型ハイブリッドカー「インサイト」を発表した。ホンダらしいアイデアと技術満載、しかも衝撃的な低価格でインパクトは大きい。ホンダはやはり面白いメーカーだ。(実はわしは隠れホンダフアンである。ホンダを2台、マツダ1台、スバル2台と乗り継いできている。ホンダがまたわしの琴線に触れる車を出したらホンダに戻るかもしれん。)

 ホンダというメーカーはいつも斬新な車を出してきて車好きにはたまらないメーカーだった。もともと二輪車メーカーであったホンダが本格的に4輪車に進出したのは65年2月にデビューした本格2シーターオープンの「S600」であった。これも類まれな名車だ。そして次にデビューしたのが67年の軽自動車、「N360」である。これも当時の軽自動車界にあって飛びぬけて高性能の車であった。まさにバイク屋ホンダの面目躍如である。
 しかし、ホンダの4輪車メーカーとしての地位を不動のものにしたエポックメイキングな車はやはり72年デビューの「シビック」ではなかろうか。一部のシビックに積まれたCVCC(複合渦流)エンジンは当時のアメリカの排ガス規制(マスキー法)を触媒を使わず世界で初めてクリアしたもので結果、大人気を博した。当時インテリを自称する人たちはこぞってシビックを絶賛し、トヨタでさえCVCCのパテントを買ったぐらいである。もちろんコンパクトな車体の割りにFFの利点を最大限生かしたその居住性の広さもその人気の原因の一つであった。当時はFRが主流だったのでFFの車は珍しかった。
 そんなシビックの中でも 異彩を放っていたのは74年にデビューし、わずか10ヶ月しか生産されなかったRS(ロードセーリングの略)と言うスポーツモデルである。標準仕様が60〜69馬力であるのに対し、ツインキャブを搭載し76馬力を発してロードセーリングと言うグレード名が示すように高速巡行型の車であった。75年には日本の排ガス規制に合わせてシビック全車がCVCCエンジンを積み、このモデルはカタログ落ちしたが走らせてめちゃめちゃ面白い車であった。このオレンジ色がこのRSにはぴったりだったんだよな〜。

 マメ知識:CVCCは通常の燃焼室のほかに小さな副燃焼室を持ち、この副燃焼室に濃い混合気を吹き込みここで点火、その火で主燃焼室の薄い混合気を燃やすと言うコロンブスの卵的発想のエンジンであった。

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