ポートランド日記

米オレゴン州ポートランドでの生活模様

カフェ事情⑭The Tao of Tea

2009年08月21日 | カフェ事情
ウィラメット川東岸のベルモント通りには、カフェがいっぱい!それもチェーン店ではなく、こだわりの地元発の零細カフェが!

タオ・オブ・ティ”は、お茶の種類だけで100を超えるお茶の百貨店。もともと、“タオ”とは“道”、道教のことで、中国の老荘思想を指す言葉だけれど、各種中国茶以外にも世界各地から取り寄せた紅茶、インドのチャイ各種、アラブやアフリカ原産のお茶、日本の緑茶やお抹茶、南米のマテ茶など、メニューを読みこなすだけでも時間を要する。

お店はいかにも欧米人の考えるアジアン・フュージョンな雰囲気で、薄暗い店内には間接照明が灯り、ところどころに仏像や遺跡調のアンティークが置かれていたり、変わった雰囲気。

冷たい日本の緑茶とマテ茶をそれぞれオーダー。マテ茶は南米の体に良いお茶として日本でも近年人気が出てきているらしいけれど、ここでは伝統的な茶器でサーブしてくれるとのこと。出てきたそれは、カップがひょうたんで出来ていて、ボンビーリャと呼ばれる銀製のストローが付いている。このストローの先端には細かい穴が開いていて、そこが茶漉しの役割を果たし、茶葉を残して液体だけ飲めるという仕組み。

マテ茶は好きな味だけど、こんな風に本格的?に飲んだのは初めて。その他中国茶もマグカップでのサーブのほか、工夫式(専用茶器)で出してくれたりと、なかなか独自ワールド。

日本人には怪しいアジアン・チックな内装だけれど、前にニューヨーク・タイムズで紹介されただけのことはあって、お茶を楽しむ環境としては貴重な場所かも。

追伸:このお店の支店が、ポートランドの“中国庭園”の中に入っていて、やっぱり50種類以上の中国茶を楽しむことが出来るらしい。本格的な庭園で中国茶を、なんてステキ~。

最新の画像もっと見る