カフェ事情79／Purest Cafe

大きな路面電車Maxに乗っていると、毎週土・日に行われるサタデー・マーケット（こちらはファーマーズと違って、生鮮食品ではなく地元アーティストによる工芸品やおみやげ物など）の駅から程近い場所に、新しいカフェができたという看板を発見！自転車なしで行ける範囲のカフェというカフェは殆ど行き尽くしてしまった我々にとっては、かなり興味深々♪

“Purest Café”は、オールド・タウンにある古い建物の１階にあり、客席はあまり多くないけれど、ベトナム流サンドイッチを供していたり、店内のＢＧＭが所謂イージーリスニング系だったりと、ポートランドではちょっと異色のカフェ。それでも無料インターネットが使え、店内の飲み物等はリーズナブルで、店内は明るく、なかなか居心地が良い。

ただ、お店の外では沙汰デー・マーケットのお客が溢れ、またマーケットの外部効果で繁盛する飲食店が多数あるのに、このお店はまだ新しく知名度がないためか、さっぱり売れず。静かに集中できるから良いけれど、殆どお客さんがいないと、なかなか良いお店だけに、弊店してしまわないか、ちょっと心配になる。

なお、このカフェの入っている建物“the New Market and Theater”は、ペンシルバニア出身でポートランドの名士Ankeny氏が1860年代後半に、商業施設として設立したもので、その歴史的価値のためか、何人もの観光客らしい人々がカフェを抜けて、建物を見物していた。（残念ながら、カフェには留まらず涙）。当時は、２８の生鮮食品売りの他、銀行業や通信業者などもテナントとして入り、一大商業コンプレックスだったらしい。