My Usual Life @ Fukui City

季節のうつろいと毎日の生活

Excel で作られたカラーパンフレット

2009-05-30 | デジタル・インターネット

カラープリンター出力か、オフセット印刷か

このところ仕事ネタが多い。土日の天候が不順なせいもあって、何かと仕事に熱中している。

カラープリンターで1000枚出力すると、1枚当りの原価は紙代込みで40円かかる。単純に儲けなしで40000円かかる。プリンター出力料金が高すぎる。もう少し安くならないものかと試案するところだ。安い出力料金のプリンターを購入したいところだが、今の機械のリースが済まないことにはそれも不可能。

今後印刷もデジタル化されて、トナーによる印刷が増加するとはいうもののこれでは困る。

友人が、人から印刷を頼まれたのだと一枚のパンフレットのCD-Rと出力原稿のセットで持ってきてくれた。ただし予算が上記の半分チョイしかないというのだ。困ったものではあるが友人の願いを無下に断るわけにもいかない。

素人さんが作られたパンフレットなのだから、Wordでしょうと思っていたら、イヤイヤExcelで作ってあるではないか。器用な人もいたものだ。A3判に左右見開きのものだ。先方様の依頼で左右を入れ替えてくれという。仕方ない、Excel上でカットペーストで入れ替えるしかない。それはなんとかできました。ただ、試行錯誤を何回か繰り返しました。文章にふり仮名が打ってあるので行間が狭いと、文字が途切れてしまうのだ。Excel画面上では何ともないのにPDFにして拡大してみると途切れているのだ。

Acrobat 9 STANDARDで、PDFファイルに。これをIllustrator 9 に配置してトンボを付加できれば良いのだが、配置が出来ない。

InDesign 2.0 に配置したらなんとかなった。CTP機で4色分版出力して無事終了。

何かと時間がかかる仕事ではあった。  


Windows NT4.0 と PDF

2009-05-24 | デジタル・インターネット

NT4.0 と Adobe ACROBAT 9 STANDARD

WindowsのOSは、新しくなるのに5年とかからない。

Vista から 次期OS 7 になるのには3年かかったのかな?

売るほうも商売なのだから、同じものを何年も繋ぎ止めてはおけない。しかし困ったことに、以前から使っているソフトウェアが、新物について行けないことがある。また、その逆もある。

NT4.0は、使い始めてから10年以上経っている。このOSでしか動かないソフトが仕事上とても重要な位置を占めているので今でも大活躍している。このソフトを作ったメーカーは、とうの昔に製造を中止している。サポートも終了している。ハードが往かれたらその時点で一巻の終わりである。それでも使っている。PDFデータを貼り付けて面付け出力ができる。

業界用語でコピントと呼ばれる仕事もめっきり減ってきた。お客様から頂いた出力原稿を台紙に貼り付けアナログの出力機で刷版を作成しオフセット印刷機で印刷するものだ。

デジタル化が進んで、アナログの出力機もメーカーは製造を中止している。この手の機械も部品が破損したらその時点で使えなくなる。なんとも厳しい時代である。

横道にそれたが、当のソフトに、ACROBAT9 で作ったPDFデータを貼り付け出力をしてみたところ、校正用のゼロックスのプリンターは、ピーという音を一度だけ発生させて動いてくれなかった。

しかたなく、In Design で仕事をせざるを得ない。それでも良いのだが、ソフトの動きが重たくて時間がかかる。ストレスがかかる。物理的にも精神的にも。

こんなことを、3か月ほど続けていたのだが、最近良い方法がわかり、解決したのである。

キャノンのScanSnap というドキュメントスキャナーだとA4一頁をモノクロ600dpi で読むのに3秒ほどで読んでくれて、PDFファイルにしてくれる。それまでは、平面スキャナーで1頁読むのに2分はかかっていたから、その差たるや歴然である。これで作られたPDFファイルをNT4.0のソフトで使わない手はないのである。

それが出来たので、私自身少しは機嫌が良いのであります。

   


再びモチベーション

2009-05-17 | 日記・エッセイ・コラム

土日とぐずついた天候

そんなに忙しいというわけでもないが、仕事があるときは少しでも片付けておきたいというのが性分なので午後から二日とも会社に出向く。

しかし、雨ですっきりしない時は、どうしてもモチベーションが上昇してこない。

このところ何となく疲れがたまっていて、朝一番から出かけようという気分になれない。テレビをつけたままでうたた寝をしていると、午前11時を過ぎている。あ、これじゃいけないと、幾分取れた疲れにうながされて立ち上がり、着替えにかかる。

外へ出ると、意外に暖かいと気付く。畳の上でうたた寝は身体によくないということなのだろう。この時点で気持ちが高揚するものだが、空が暗いときは今ひとつだ。

土曜日は、3枚複写の刷色違いの伝票を印刷して終了。夕方になると再び疲れがぶり返す。

本日日曜日は、角2と角6の封筒の刷り直し。

当然モチベーションが高揚するわけがない。おまけにこの天気だ。

約三分の一がベタ白抜きのデザインで、草色のインク。先日お客様から近年になく、きついお叱りのクレームをいただいた物件だ。少しでも水とインクのバランスが悪いとすじむらが出る。色々と方法を変えたら割りとうまくいってくれた。

明日は、幸運が訪れてくれることを願いつつ。


印刷機械メーカーの解散に思う

2009-05-13 | 日記・エッセイ・コラム

印刷業界なら知らない人のいないメーカー

6月中をもってH印刷機械が解散するという。解散とは製造を止めるということ。

私個人としては、最近の業界ニュースでは最もショックを受けた。なぜなら、この機械メーカーの機械をメインに使って商売をさせてもらっているからだ。

当然部品の供給とメンテナンスをする別会社を立ち上げるそうだが、これとて何年続くかは不明である。

100年に一度の不況などと言われて輸出がピンチになったからといって、会社を解散するという行為は非常に無責任だ。機械を買って、それで生活の糧にしている人間が多数いるということを忘れてはいないだろう。戦後印刷の歴史の一翼を担ってきたという自負や誇りはどこに行ってしまったのか。

この機械メーカーに限らず、近頃の印刷関連機械メーカーは皆責任感を持ち合わせていない。部品供給にしても機械製造中止後10年を過ぎると、供給停止をするのが当たり前になっている。動かなくなったら、その機械は鉄屑屋行き。新製品を買い換えろ主義になっている。エコを推進しているこの国に、そんなことを続けていて良いのだろうか。いくらデジタル化が進んで需要が少なくなってきたからといって、アナログの機械を使っている会社が存在する以上は、せめて部品の供給ぐらいは最後まで面倒をみてほしいものである。


新潟県六日町へ

2009-05-12 | 日記・エッセイ・コラム

業界の北陸地方協議会総会で

5月の大型連休中は、どこへも行かず過ごしていたものの、9日10日は、一泊二日で新潟県の六日町まで足をのばしました。北陸自動車道と関越自動車道を乗り継いで片道4時間半の道のりであった。高速料金は、例の1000円である。

その節は新潟県の同業者の皆様お世話になりました。

ちょうど、NHKの大河ドラマ「天地人」 の主人公「直江兼続」が生まれ育ったところなので大変にぎわっておりました。総会前に案内していただいた、「雲洞庵」は、兼続が幼少時に、上杉景勝とともに家来お付として一緒に教育されたという、曹洞宗の寺院。歴史的に貴重な資料も宝物殿に置かれていた。

感動をもらった。

新緑の坂戸城址のある坂戸山を前に望み、奧には残雪の八海山。六日町は自然に恵まれた美しい町であった。