My Usual Life @ Fukui City

季節のうつろいと毎日の生活

Modern Jazzの絶頂期についての私見

2020-12-28 | 音楽
ブログの投稿も長らく間が開いてしまった。
そもそもジャズがモダンジャズと言われるようになったのは、Charlie Parker(as)とBud Powell(p)が活躍し始めた頃からである。それは1950年前後のことだった。私の生まれた年だ。
モダンジャズ奏者と言われる演奏家は少なからず彼ら二人の影響下にある。その中でも特に目立つ存在になってきたのが、Miles Davis(tp)とJohn Coltrane(ts)であろう。
そして彼らと一緒に演奏してきたピアニストやベーシスト、ドラマーが私の大好きなミュージシャンだ。特にモダンジャズらしさを発揮してくれたのは、1960年前後である。
私の若い頃は、彼らが何年に演奏していたか?などということはお構いなしに聴いていた。ただ単にスイングすれば良かったのだ。
ところが、この歳になってレコードジャケットのライナーノーツを読んでいると、私の好きな演奏はすべからく1960年前後なのであった。
これから少しづつご紹介していけたらいいなあと思っています。1959年から1960年にかけてのアルバムの一部を紹介します。すべてWynton Kelly(p)がかかわっているものです。一枚だけは当時録音されたクラシックのLP。Wilhelm Kempffのモーツアルトのピアノ協奏曲第23番と第24番です。すばらしい演奏をしています。どれも60年以上前の演奏ながら古さを感じさせないものです。

ジャケットのデザイン

2020-12-09 | 音楽
モダンジャズのLPレコードの魅力はジャケットのデザインにもある。デザインの美しいレコードは、演奏も素晴らしい。

私自身、隠れジャズファンと称していながら、正確に数えたことはないがモダンジャズLPだけで300枚は保有している。隠れと言うのは、私にとっては他人様に知れ渡らないようにこっそりと楽しんでいるということなのです。LPレコードがCDに取って代わったのが、いつの時代からなのか忘れたがLPレコードのダイヤモンドの針を通して聞こえる音は、CDにはないものがある。今の若者にピックアップとは何と質問しても分かる人はいないでしょう。それくらいLPレコードが過去のものになってしまったということでしょうね?
リズムセクション。すなわち、ここではピアノ、ベース、ドラムのコンビネーションが素晴らしくスイングしている。その結果、すべてのミュージシャンが負けじといい演奏をしてくれている。
価値ある1枚です。

ふくい健康の森は晩秋の景色

2020-12-07 | まち歩き
ふくい健康の森も晩秋の装いになってきた。
6日は良い天気だったが、今後こんな日も少ないだろう。そろそろスノータイヤに入れ替えしないといけませんなあ^_^
写真は福井運動公園近くの田んぼから東方の景色。写真では見づらいけれど、一番奥の白っぽい山々は白山と三ノ峰です。


Oscar PetersonのMPS三部作

2020-12-02 | 音楽
Oscar Peterson TrioがMPSレコードで録音を始めたのは、1965~1967年の頃であった。その時の三部作が以下のレコードである。

これらを初めて聴いたのは大学時代のことであった。Oscar Peterson Trioについての録音で良かったのは、「We Get Requests」で録音日時はよくわからないが、1950年代後半であろう。当時スウィングジャーナル社で最優秀録音賞を獲得した作品だった。Ray BrownとEd Thigpenとのトリオ。とてもまとまった良い録音だ。
しかし、ピアノトリオの音を一変させたのが、このMPS盤であった。まず、ピアノの音というのは、実はこんな音だったのか?と考えさせられるほどであった。くわえてベースとドラムの音もボケの無い際立った音で聞こえてくる。ベースSam Jones、ドラムBob Durhamに代わっている。ぜひジャズに興味ある向きには聴いてほしい3枚である。