少し落ち着いてきたので、真面目に書いてみます。
最終回単体としてなら、駆け足ではありますが、そつなく纏まっていると思います。そう、555の最終回のように。555の場合、以前の回から続けて最終回を観ると投げっ放しっぽく感じたのですが、最終回だけを観ると綺麗な終わり方だったと感じました。555は連続して観ると戸惑う部分はあるのですが、ある部分(テーマというか物語が連続する数回)だけを切り取って観てみると結構迫力と緊張感があって面白いのが不思議な部分であり、引き込まれた部分でもありました。
ヒビキの最終回は主演の細川氏がおっしゃられていたように、誰にとっても幸せな終わり方だったのかもしれません。明日夢も、京介も、ヒビキさんの弟子として、これからも鍛えていくのですから。
最後の明日夢とヒビキさんの場面。テレビ朝日公式サイトや朝日ソノラマの本での細川氏のインタビュー等から、恐らく細川氏が手直し(という表現が正しいかどうかは置いておいて)された部分であるようです。
ラスト3分前までは、後半のテイストに前半のテイストをまぶしたような感じでした。これは30話以降度々感じたものと同一です。そしてラストの3分間ですが、完全な前半テイストと感じました。
ラスト3分前までは京介が主人公であった30話以降の「仮面ライダーヒビキ」の最終回であり、ラスト3分が明日夢が主人公であった「仮面ライダーヒビキ(響鬼)」の最終回であったように思えます。
後半の「仮面ライダーヒビキ」の最終回は、本音で言うとどうでもいいのです。しかし、ラストの場面。明日夢とヒビキさん。この二人の会話で救われたような裏切れたような、複雑な気分を味わわされたのが凄く悔しいし、凄く悲しいし、凄く切ない。それに対して何も出来ない自分に対してふがいなさと無力感を植え付けらたような気分になってしまったのです。
ラストの会話の途中までは凄く良かった。明日夢が鬼を目指さないのは、恐らく前半の遺産でしょうし、物語のテーマとしても大変美しいと思います。「仮面ライダーヒビキ(響鬼)」でのヒーローとは鬼(=仮面ライダー)になることでなく、自分自身をしっかり持って人助けが出来る人、ということが根底にあったと思います。明日夢はそれに気付き、自分の足で歩いていく決心をしたのです。結果は違えども、ヒビキさんもそういう過程を辿ったのでしょう。
「僕は鬼にはなりません」(ま~る~で~)
明日夢はきっぱりとヒビキさんに宣言します。
「鍛えたな、明日夢」
「出会った頃からずっと、明日夢は自慢の弟子だったよ」
このヒビキさんの台詞には不覚にもウルっときました。ここで、今までのことは何もかも忘れて、終わり良ければ全て良しとしよう、そう思いました。
でも、ヒビキさんの次の台詞がそうさせてくれませんでした。
この後のヒビキさんの台詞は、明日夢が鬼になると決意したのなら、本当に素晴らしいのですが、明日夢が決意したのは鬼にはならずに、別の、医者として人助けをするということです。それなら、それならヒビキさんにはこう言って欲しかった。
「でも、今日で弟子は卒業だな、明日夢」
バックの夕日に二人が並ぶ。そして、お互いにシュッポーズをやる。歩き出す明日夢。夕日を見つめ続けるヒビキさん。こういう形の方が良かったと思うのです。
明日夢に未練タラタラなヒビキさんを最後に見せられてもこちらは困るだけです。
折角自立しようとしている明日夢に対して言う言葉なのでしょうか。思うに演じる細川氏とヒビキさんがイコールになり過ぎてしまったのが原因でしょうか。
この場面だけ、何度も繰り返し観ました。ヒビキさんからは明日夢に対しての愛情が溢れ、明日夢からはヒビキさんへの尊敬の念が溢れています。だからこそ、ヒビキさんには明日夢を送り出して欲しかったし、明日夢は送り出されて欲しかった。決して二度と会えないという状況ではないのですから。
最初に少し落ち着いてきたと書きましたが、嘘でした。まだ興奮しているようです。私の解釈が間違っているのだと思います。最後の台詞も「人としての弟子」への出発だという意味、意図だと思います。しかし、お二人の役者としての情熱がどうも別の解釈の方向へと誘うのです。
最終回については以上にしたいと思います。また書いてしまうかもしれませんけれども。もっともっと文句つけたいところはあるけどね~。「仮面ライダーヒビキ(響鬼)」の全体としての思ったこと、こうして欲しかったことは改めて書くっスよ、多分。
今言えることは、私は「鍛えてないなぁ~」ということと、「鍛えるのは大変だなぁ~」ということです。
で、もっちーの中の人のクレジットミスがあったけど、先週、主役の人の名前を出さなかったよね。反省してるんだよね?出来てね~じゃんかよ。それが「仮面ライダーヒビキ(響鬼)」という番組への制作側の思いだったんだね。
ハァハァ。ごめんなさい。あきら(の中の人)は可愛いよな~。絶対明日夢はあきらにチェンジしてるな。うん、きっとそうだ。
追記:
えっと、トラックバックに関しまして、一旦最終回の感想は書いちゃってまして、そちらにトラックバックをして頂いたところへは、この内容分のトラックバックはしておりません。だって、二重になっちゃうし。前のと一緒にしようかなとか、前の奴は削除しようかなと思ったんですが、まぁ、やっちゃったことには責任を持たないといけないので。
これで気分を害された方がおられましたら、ごめんなさい。
最終回単体としてなら、駆け足ではありますが、そつなく纏まっていると思います。そう、555の最終回のように。555の場合、以前の回から続けて最終回を観ると投げっ放しっぽく感じたのですが、最終回だけを観ると綺麗な終わり方だったと感じました。555は連続して観ると戸惑う部分はあるのですが、ある部分(テーマというか物語が連続する数回)だけを切り取って観てみると結構迫力と緊張感があって面白いのが不思議な部分であり、引き込まれた部分でもありました。
ヒビキの最終回は主演の細川氏がおっしゃられていたように、誰にとっても幸せな終わり方だったのかもしれません。明日夢も、京介も、ヒビキさんの弟子として、これからも鍛えていくのですから。
最後の明日夢とヒビキさんの場面。テレビ朝日公式サイトや朝日ソノラマの本での細川氏のインタビュー等から、恐らく細川氏が手直し(という表現が正しいかどうかは置いておいて)された部分であるようです。
ラスト3分前までは、後半のテイストに前半のテイストをまぶしたような感じでした。これは30話以降度々感じたものと同一です。そしてラストの3分間ですが、完全な前半テイストと感じました。
ラスト3分前までは京介が主人公であった30話以降の「仮面ライダーヒビキ」の最終回であり、ラスト3分が明日夢が主人公であった「仮面ライダーヒビキ(響鬼)」の最終回であったように思えます。
後半の「仮面ライダーヒビキ」の最終回は、本音で言うとどうでもいいのです。しかし、ラストの場面。明日夢とヒビキさん。この二人の会話で救われたような裏切れたような、複雑な気分を味わわされたのが凄く悔しいし、凄く悲しいし、凄く切ない。それに対して何も出来ない自分に対してふがいなさと無力感を植え付けらたような気分になってしまったのです。
ラストの会話の途中までは凄く良かった。明日夢が鬼を目指さないのは、恐らく前半の遺産でしょうし、物語のテーマとしても大変美しいと思います。「仮面ライダーヒビキ(響鬼)」でのヒーローとは鬼(=仮面ライダー)になることでなく、自分自身をしっかり持って人助けが出来る人、ということが根底にあったと思います。明日夢はそれに気付き、自分の足で歩いていく決心をしたのです。結果は違えども、ヒビキさんもそういう過程を辿ったのでしょう。
「僕は鬼にはなりません」(ま~る~で~)
明日夢はきっぱりとヒビキさんに宣言します。
「鍛えたな、明日夢」
「出会った頃からずっと、明日夢は自慢の弟子だったよ」
このヒビキさんの台詞には不覚にもウルっときました。ここで、今までのことは何もかも忘れて、終わり良ければ全て良しとしよう、そう思いました。
でも、ヒビキさんの次の台詞がそうさせてくれませんでした。
この後のヒビキさんの台詞は、明日夢が鬼になると決意したのなら、本当に素晴らしいのですが、明日夢が決意したのは鬼にはならずに、別の、医者として人助けをするということです。それなら、それならヒビキさんにはこう言って欲しかった。
「でも、今日で弟子は卒業だな、明日夢」
バックの夕日に二人が並ぶ。そして、お互いにシュッポーズをやる。歩き出す明日夢。夕日を見つめ続けるヒビキさん。こういう形の方が良かったと思うのです。
明日夢に未練タラタラなヒビキさんを最後に見せられてもこちらは困るだけです。
折角自立しようとしている明日夢に対して言う言葉なのでしょうか。思うに演じる細川氏とヒビキさんがイコールになり過ぎてしまったのが原因でしょうか。
この場面だけ、何度も繰り返し観ました。ヒビキさんからは明日夢に対しての愛情が溢れ、明日夢からはヒビキさんへの尊敬の念が溢れています。だからこそ、ヒビキさんには明日夢を送り出して欲しかったし、明日夢は送り出されて欲しかった。決して二度と会えないという状況ではないのですから。
最初に少し落ち着いてきたと書きましたが、嘘でした。まだ興奮しているようです。私の解釈が間違っているのだと思います。最後の台詞も「人としての弟子」への出発だという意味、意図だと思います。しかし、お二人の役者としての情熱がどうも別の解釈の方向へと誘うのです。
最終回については以上にしたいと思います。また書いてしまうかもしれませんけれども。もっともっと文句つけたいところはあるけどね~。「仮面ライダーヒビキ(響鬼)」の全体としての思ったこと、こうして欲しかったことは改めて書くっスよ、多分。
今言えることは、私は「鍛えてないなぁ~」ということと、「鍛えるのは大変だなぁ~」ということです。
で、もっちーの中の人のクレジットミスがあったけど、先週、主役の人の名前を出さなかったよね。反省してるんだよね?出来てね~じゃんかよ。それが「仮面ライダーヒビキ(響鬼)」という番組への制作側の思いだったんだね。
ハァハァ。ごめんなさい。あきら(の中の人)は可愛いよな~。絶対明日夢はあきらにチェンジしてるな。うん、きっとそうだ。
追記:
えっと、トラックバックに関しまして、一旦最終回の感想は書いちゃってまして、そちらにトラックバックをして頂いたところへは、この内容分のトラックバックはしておりません。だって、二重になっちゃうし。前のと一緒にしようかなとか、前の奴は削除しようかなと思ったんですが、まぁ、やっちゃったことには責任を持たないといけないので。
これで気分を害された方がおられましたら、ごめんなさい。
>>現実逃避しまくってやるぜ!
って....よっぽど、響鬼の最終回ショックだったんだなぁ~
大丈夫だろうかと心配しました....
でも、ホント555の最終回中途半端でしたよね。
映画は別物になってるし...
それに映画は映画で燃えますから。草加がラスボスだったら尚良かったのに(笑)。
現実逃避はいつもの癖(ええええ?)なので、気にしないで下さい。心配下さってありがと~~~。