Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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感染

2006年03月12日 13時53分01秒 | 映画・DVD・テレビ番組
ホラーで役者が佐藤浩市氏という組み合わせにワクテカしながら見たんですが、今一歩って感じでした。

映像も綺麗だし、雰囲気も出ているし、役者も素晴らしいんやけどね~。ホラーとしてはあんまし怖くなかったんが原因なんかなぁ~。一番怖いのは人の心が作り出すものっていうオチやったと思うんですが、現実と非現実の区別の描き方が下手やったっていうか、この映画の見方の提示方法が下手やったって言ったほうが早いかな。

最初は医療現場を描いた映画かと思うほどでしたが、伏線を張る為なんか非現実感を仄めかす描写が所々ありました。これは恐らく現実と非現実の境界線をぼやかそうという意図があったとは思うんですが、最後まで悪い意味でぼやけたままで、あ、これは怪獣映画だよねっていうノリになっちゃってたんかなぁ~。心理的な恐怖を描こうとしているのに、怪獣の怖さを求めちゃうような展開になっちゃってたと思うんですよ。

心理描写っていうか、人の心の流れが肝やと思うんやけど、それがどっかに追いやられているように感じました。

まぁ、ホラーやのに怖くないっていうのはあかんやろっつ~ことで今日は終わりにしたいと思います。今回も文章が滅茶苦茶ですが、罪悪感なんてないから感染しないよ。うん。(←微妙にネタバレ)